3D着物第2弾!大丸・松坂屋アバター販売公式が新作3D衣装を販売​​「松坂屋コレクション」の紅型から柄をアレンジして制作

大丸松坂屋百貨店(以下、当社)は、2025年11月7日(金)12時から、BOOTH「大丸・ 松坂屋アバター 販売公式」にて、オリジナル3Dアバターの新作衣装を販売開始いたします。今回の新作衣装は琉球王国の伝統的な染めもの「紅型(びんがた)」から柄をアレンジした3D衣装です。

発売を記念して、沖縄県で開催するリアルイベント「メタのみ ✕ OKIVFES リアル 超!めんそ~れ広場」に出展します。

琉球王国の伝統的な衣装を着てアバターの魅力を再発見しよう!

本衣装は、J.フロント リテイリング史料館に所蔵されている松坂屋コレクションの紅型を元に、メタバース空間のファッション文化に合わせてアレンジして制作しました。昨年末から本年年頭にかけて販売した3D着物につづき、当社が過去に収集した史料をもとに、メタバース空間で伝統的な文化を体験し楽しんでいただく取り組みです。
今回の新作衣装では、3つのStyleを販売します。伝統的な琉球舞踊の衣装の「舞踊四つ竹Style」は、蓮の花をモチーフにした花笠と手に持っている四つ竹という楽器が特徴です。
紅型の柄を用いて現代風にアレンジしたデザインの「ニライStyle」「カナイStyle」は、それぞれに琉球の曲玉や魔除けのサングヮーをデザインに使い制作しています。
より多くのみなさまにお楽しみいただけるよう、大丸・松坂屋オリジナル3Dアバターに加えて、VRChatで人気のアバター4種、狛乃/しなの/真央/マヌカも着用できるサイズをご用意しました。

※イメージ図

商品名:【3D衣装】舞踊四つ竹 Style<VRC対応>
対応アバター:風璃 / 玲來 / 瑚紅姫 / 紅遠 / 彩千華 / 愛結華 / 妃白 / 湊渚 / しなの / マヌカ / 真央​
価格:税込3,500円
発売日:2025年11月7日(金)12時

※イメージ図

商品名:【3D衣装】ニライ Style<VRC対応>​
対応アバター:風璃 / 玲來 / 瑚紅姫 / 紅遠 / 彩千華 / 愛結華 / 妃白 / 湊渚 / しなの / マヌカ / 真央​
価格:税込3,500円
発売日:2025年11月7日(金)12時

※イメージ図

商品名:【3D衣装】 カナイ Style<VRC対応>​
対応アバター:龍青 / 零韻 / 鳳蝶 / 璃空 / 狛乃 / 真央​
価格:税込3,500円
発売日:2025年11月7日(金)12時

衣装デザインは株式会社あしびかんぱにーが担当、監修に530(ゴサマル)氏を迎え制作

今回の「舞踊四つ竹 Style」、「ニライ Style」、「カナイ Style」の衣装デザインは沖縄生まれの総合エンターテインメント創造企業である株式会社あしびかんぱにーが担当、監修に琉球王府の儀礼音楽や沖縄の民俗芸能を後世に残す活動を行う530(ゴサマル)氏を迎え制作されています。

株式会社あしびかんぱにーからのコメント​

沖縄の伝統衣装である紅型を、リアルとメタバースの両面から表現できることに大きな意義を感じています。歴史や文化へのリスペクトを大切にしながらも、バーチャルならではの新しい見せ方に挑戦しました。多くの方に「沖縄の美しさ」と「紅型の魅力」を感じていただけるきっかけになれば嬉しいです。

530(ゴサマル)氏からのコメント​

監修作業では関係者皆様の琉球文化へのリスペクトを再認識させていただきました。琉球の近世伝統文化は内地のものと比較しても焼失・消滅して復元困難なものが非常に多いです。そんな状況下で、紅型のバーチャル化という試みを通して、琉球の歴史や文化の新たな可能性を目一杯感じました。ワクワクします。​

530(ゴサマル)氏について​

琉球王府の儀礼音楽や沖縄の民俗芸能を譜面に起こし後世に残したり、ヒヤミカチ節等を作曲した山内盛彬を曽祖父に持ち、自身も同じく研究者であり演奏・歌唱活動も行う。​
現代曲などの三線アレンジや沖縄方言翻訳をしてYouTube動画投稿やライブ配信等の活動も行う。​
沖縄県立芸術大学大学院音楽学専攻(修士)卒業

新作衣装発売を記念して「メタのみ ✕ OKIVFES リアル 超!めんそ~れ広場」に出展​決定!

11月29日(土)沖縄で行われる「メタのみ ✕ OKIVFES リアル 超!めんそ~れ広場」に「大丸・松坂屋アバター販売公式」が出展​します。ブースでは、今回発売する紅型をアレンジした3D衣装「舞踊四つ竹Style」「ニライStyle」「カナイStyle」をメタバース(VRChat内)で試着体験いただけます。
ブースにお越しいただいた方にはプレゼントをお渡しします。​(※プレゼントの数には限りがございます。)

※​本イベントでは飲食ブースにて酒類の提供がございます。車を運転されるお客様の飲酒はご遠慮ください。また、20歳未満の方の飲酒は禁じられています。

イベントの詳細は下記リンクを御覧ください

公式X:超!めんそ~れ広場​ 

プレスリリース

大丸・松坂屋オリジナルワールドでご試着いただけます​

新作衣装発売を記念し、VRChat内の大丸松坂屋百貨店オリジナルワールド「Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-」にて、「舞踊四つ竹 Style」、「ニライ Style」、「カナイ Style」を期間限定でご試着いただけます。​
●期間 :2025年11月4日(火) ~2025年12月7日(日)​
●場所 :Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-​
VRChat公式サイトにログインし、以下のURLからワールドにご入場ください。​
ワールドURL

●試着イベント
衣装のこだわりをご紹介する試着イベントを開催いたします。皆さまのご来場をお待ちしております。

開催日時:11月7日(金)21:00~22:00
場所 :VRChat内 特設ワールド Group+形式のインスタンス
参加方法:以下のURLからVRChatグループ【百貨戦隊DMレンジャー】にご参加の上、グループ+インスタンスにお入りください。
インスタンス開場時間:21:00(予定)  
グループURL:https://vrc.group/DMO.4057  ※外部サイトに遷移します

※ご入場までお待ちいただく場合がございます。予めご了承ください。
※本イベントは PC(デスクトップモード、PCVR)での開催となります。
●お問い合わせ:大丸・松坂屋アバター販売公式の公式X(@dm_avatar)​

紅型3D衣装プレゼントキャンペーン

紅型3D衣装の発売を記念して、大丸・松坂屋アバター販売公式Xアカウント(@dm_avatar)をフォローし、キャンペーン投稿をリポストしていただいた方から、紅型3D衣装「舞踊四つ竹Style」「ニライStyle」「カナイStyle」を抽選で各1名様、計3名様にプレゼントいたします。

キャンペーン期間:2025年11月4日(火)17時~2025年11月6日(木)23時59分

応募方法:①大丸・松坂屋アバター販売公式Xアカウント(@dm_avatar)をフォロー
②キャンペーン投稿をリポスト
※詳細は大丸・松坂屋アバター販売公式Xの投稿をご確認ください。
●お問い合わせ:大丸・松坂屋アバター販売公式の公式X(@dm_avatar)

制作クリエイターご紹介

松坂屋コレクションとは

「松坂屋コレクション」は、昭和6(1931)年~昭和14(1939)年までの9年間、高級呉服のデザインの参考にするため、全国から数多く収集した江戸時代以前の染織工芸品(時代衣裳を中心に、染織裂、雛形本、能面など)のコレクションの総称です。​
これらの収集品は戦中・戦後を通して一般公開されることなく、松坂屋京都仕入店で保管されていましたが、平成22(2010)年に京都仕入店の閉鎖に伴い、松坂屋創業の地である名古屋に移管されることになり、平成23(2011)年に一般財団法人 J.フロント リテイリング史料館と名古屋市博物館、徳川美術館に収蔵される際に松坂屋コレクションと呼ばれることとなりました。
J.フロント リテイリング史料館が所蔵する、国の重要文化財指定の衣裳5点を含む松坂屋コレクションの総点数は約1500点で、時代衣裳は、江戸時代以前の小袖、帷子、紅型、能装束など約800点を数え、全国有数といわれています。​

※今回アレンジした衣裳には重要文化財指定の衣裳は含まれていません。

■一般財団法人 J.フロント リテイリング史料館からのコメント​
昭和前期に松坂屋が呉服制作の参考にするため収集された衣裳は、普段は収蔵庫で保管し、定期的に展示室でお客様に紹介するために展示をしております。今回、それらの衣裳をアレンジしたコスチュームとして、その魅力を新たな形でお伝えできる機会をいただけたことを、大変嬉しく思います。

■一般財団法人 J.フロント リテイリング史料館について
株式会社 大丸松坂屋百貨店が収集した史料等の文化的資産を未来へ継承し学術文化の振興に寄与する ことを目的に、わが国の文化遺産である松坂屋コレクションの衣裳の所蔵および、慶長16(1611)年の創業 以来400年以上の歴史を持つ大丸松坂屋百貨店の創業・歴史に関する貴重な史料の維持管理及び公開・ 貸出・ 展示運営などの事業を行っています。​

■株式会社あしびかんぱにーについて​
あしびかんぱにーは沖縄生まれの、総合エンターテインメント創造企業です。​

沖縄に息づく「あしび(=遊び)」の心を 社名に掲げ、沖縄から世界へ発信します。​

【会社概要】​
社名:株式会社あしびかんぱにー​
設立年月:2014年7月23日​
所在地:沖縄県那覇市旭町1−9 カフーナ旭橋B街区 2階​
事業内容:ゲームコンテンツ事業/エンタメDX事業/おきなわEX事業​
事業代表:片桐 芳彦(かたぎり・よしひこ)​
公式サイト

紅型とは​

紅型は、琉球王国で生まれた伝統的な染めものです。「紅型」の名前の意味については諸説ありますが、「紅」は色全体のことを、「型」は模様のことを指す説が有力です(※)。​

琉球王国が近隣諸国と交易するなかで染色の技法や芸術的なデザインなどの影響を受けながら、独自の美しさを持つ紅型として発展してきました。かつて琉球王国の士族の礼服や舞踊の衣装として着用されていた紅型は、王制の解体や第二次世界大戦により大きな打撃を受けました。戦後の復興を果たし、現在「琉球びんがた」は沖縄県の無形文化財、国の伝統的工芸品に指定されています。華やかで色鮮やかな紅型は現代においても伝統芸能の組踊、琉球舞踊の衣装として着用され、伝統文化の継承に重要な役割を果たしています。​

(※)J.フロントリテイリング史料館 企画展vol.63「紅型ー琉球の染めー」の概要文から引用​

(参考)​
琉球びんがた事業協同組合 公式サイト 
沖縄県文化情報ポータルサイト しまかる 
伝統工芸 青山スクエア 公式サイト 

ご紹介:アレンジされた松坂屋コレクション​

桜に団扇模様衣裳(19世紀 絹)

•桜に団扇(うちわ)模様衣裳(19世紀 絹)赤い果実のような模様は、団扇の地紙(じがみ)を表現しています。地紙とは、扇や団扇の骨組みに貼られる紙のことです。この模様は江戸時代の能装束小袖にも見られ、その形の中に草花や縁起の良い吉祥模様を描き、衣裳に優雅な雰囲気を醸し出していました。またその後ろの枝垂れ桜は王族の衣装にも頻繁に使用されてきました。桜を多彩な色で描くことで、衣裳全体に華やかさをもたらしています。​

※J.フロントリテイリング史料館 企画展vol.63「紅型ー琉球の染めー」の展示解説を転載​

橘蝶模様衣裳(19世紀 木綿)

・橘(たちばな)蝶模様衣裳(19世紀 木綿)​
橘は、初夏に白い花を咲かせ、秋から冬にかけて実を結びます。その果実は柑橘類に属し、強い酸味が特徴的です。衣裳に所々に配された黄色は、橘の実の爽やかさを視覚的に表現しているようです。また、白地を活かした橘の模様は、実の黄色や赤、灰色といった色彩を効果的に引き立てて、立体感のある仕上がりとなっています。その他、円形で縁取られた蝶の意匠を見つけることができます。橘の実を思わせる大きさと形状で描かれており、全体的な調和を生み出しています。

​※J.フロントリテイリング史料館 企画展vol.63「紅型ー琉球の染めー」の展示解説を転載​

牡丹模様衣裳(19世紀 木綿)

・牡丹(ぼたん)模様衣裳(19世紀 木綿)
牡丹は豪華な姿から中国では『花の王』と呼ばれ、富貴の象徴とされています。日本でも幸福や繁栄を意味する縁起のいい模様として古くから工芸品などに多く用いられてきました。牡丹づくしの本衣裳は、つぼみの緑、葉の青色が、花びらの紅色を鮮やかにひきたてています。また重厚感のある印象の牡丹を、葉の格子 模様があることで、全体に軽やかな印象をもたらしています。​

※J.フロントリテイリング史料館 企画展vol.63「紅型ー琉球の染めー」の展示解説を転載​

稲妻に鶴亀梅の丸模様衣裳(19世紀 木綿)

・稲妻に鶴亀梅の丸模様衣裳(19世紀 木綿)
白地に鮮明な赤、青、黄色の稲妻が表されています。このような衣裳は稲妻型(ガンジガタ)と呼ばれ、稲妻のようにまっすぐに成長してほしいという思いで、特に子どもに着させられました。本衣裳のように縁起のいい柄、松竹梅や鶴亀などとともに描くことがあります。また、この衣裳は表と裏が同じように染める両面染といった技法がほどこされています。模様はぴったりとあうように手間をかけて染められています。あわせることで表の色をよりはっきりさせるためとも考えられています。​

※J.フロントリテイリング史料館 企画展vol.63「紅型ー琉球の染めー」の展示解説を転載​

菊紅葉唐草模様衣裳(19世紀 麻)

・菊紅葉唐草(からくさ)模様衣裳(19世紀 麻)
鮮やかな赤や黄色で表されている菊は紅型のよく用いられるモチーフの一つです。花びらの部分の内側と外側に濃い色の色付けがされ花の厚みや立体感がでています。この技法は「隈取り(クマドゥイ)」といい、色をさした模様の輪郭や内側などに濃い色を重ね、筆でこすりぼかすというものです。この手法により、水色の背景から模様が一層際立ち、生き生きとした表現が可能となっています。​

※J.フロントリテイリング史料館 企画展vol.63「紅型ー琉球の染めー」の展示解説を転載​

立涌檜扇桜模様衣裳(19世紀 木綿)​

・立涌檜扇桜模様衣裳(19世紀 木綿)​
伝統的な模様、立涌(たてわく)模様が全体的にほどこされ、その上に扇や桜が配されています。立涌模様とは、水蒸気が立ち上る様子を二本の線でくぼみ、広がりを表ししたものになります。またその様子から運気があがる、おめでたい吉祥模様とされています。

※J.フロントリテイリング史料館​解説

参考リンク

プレスリリース