VRChatの大型イベント「バーチャルマーケット(Vket)」って一体なに?基礎から解説します

ソーシャルVR「VRChat」で開催されている大規模イベントに「バーチャルマーケット」(以下、Vket)があります。毎回、数多くの企業やユーザーコミュニティ、クリエイターが参加しており、開催のたびに話題に挙がります。

そんなVketはどういったイベントなのか、どのように楽しめばいいのか解説します。

そもそもVketってなに?

Vketとは、株式会社HIKKYが主催している展示会イベントです。ワールドごとにテーマが設けられ、一般参加者と企業がそれぞれブースを出しています。夏と冬で年2回開催され、2週間程度開催期間が設けられます。いわゆるVRChat版コミックマーケットのようなものです。

VRChatの大規模イベントの中では、歴史は古く2018年から開催されています。元をたどればユーザー発のイベントなので、VRChat内のコミュニティに根付いているのが特徴です。

どこから行けばいいの?

Vket開催期間中では、VRChatのメニューにあるワールド欄で専用のページが開かれています。クイックメニューを開き、ワールドを選択。

左のページから専用のページを開き、行きたい会場を選択して、入るを押せば行けます。

ワールドの行き方について詳細を知りたい下記の記事を参考にしてみてください。

とにかく数が多いと思うかもしれませんが、ざっくり分けるとエントランス、企業出展ワールド、一般出展ワールドに分けられます。

企業出展ワールドは「パラリアル〇〇」として実在する都市をモチーフにしたワールドです。「バーチャルマーケット2024 Summer」の場合は、「横浜」「ドバイ」「大阪」がモチーフとなっています。

一般出展ワールドはテーマが各会場ごとに設定されています。ファンタジーがテーマだった場合は、出展しているブースもファンタジーなアイテムになります。

一般出展ワールドは開催期間終了後にアーカイブとして保存されアクセスできますが、企業出展ワールドに関しては開催期間中のみ公開されます。行きたい会場がなければ、まずは企業出展ワールドに行ってみることをオススメします。

また、一般出展ワールドにはPC版とMeta Quest単体などにも対応したクロスプラットフォーム版に分かれています。Meta QuestなどのVRデバイス単体やスマートフォンで遊ぶ場合は、企業出展ワールドやPC版の会場に行けない点は気をつけましょう。

ワールドのサムネイルが緑の枠組みに囲まれているものがクロスプラットフォームに対応したワールドです。

一般出展ワールドでは、同一の会場を使ったワールドが基本的には2つあります。同一の会場を使っているので構造は変わらないのですが、出展しているブースが異なります。中にはストーリーやギミックも異なる場合もあるので、気になる人は両方とも回りましょう。

会場のワールドに行ったら何をすればいいの

会場のワールドに行ったら、出展しているブースを巡ったり、ギミックに触れたりしましょう!

企業出展ワールド、一般出展ワールドともに、ブースが各地に設置されています。企業ブースでは、その企業に関する遊びが置かれています。

一般出展のブースでは、アバターをはじめとした3Dモデルの販売をしていることが多いです。ですが、ブース内で何があるかは本当に自由です。中にはとんでもないギミックが仕込まれていることも……?

ブース内にある「STORE PREVIEW」や「CATALOG」ボタンを押すと、ブラウザに詳しい情報が載っています。気になるものがあれば片っ端からページを開いておきましょう。

ブースに置かれているアバターの中には試着可能のものもあります。アバターに触れて、「Change Avatar」の表示が出たら試着可能の目印です。コントローラーのトリガーもしくはクリックを押すと「Avatar Change」と書かれた画面が出ます。OKを押すと着替えられるので、気になるアバターがあったら試着していきましょう。

ブース以外にも動画やイベント、コミュニティを紹介する出展もあります。動画は近くに行き、触れることで再生できます。気になるものがあれば、YouTubeやXにアクセスできるので気軽に調べてみましょう。

ブース以外にも遊べるギミックが盛りだくさんです。「バーチャルマーケット2024 Summer」では、雑誌のモデルになったり、お化け屋敷に行けたり、トロッコに乗れたりします。

またVRChatにはカメラ機能があり、カメラを使ったギミックも多く用意されています。

カメラギミックを使うためには、球体上にカメラを置くと使えます。カメラを置くためには、VRの場合はアンカーを選択しカメラを球体に入れてください。デスクトップの場合は、球体にカメラを入れたあとにホイールを押してください。

 手が自由に動かせないデスクトップでも、Eキーから拡張メニューを開き、「Photo Tool」を選択肢、「Pose Avatar」にある項目を押せばポーズが自由に取れます。写真を撮影したらXで「#VketPhoto」を付けて投稿してみてはいかがでしょうか。

VketはとにかくVRChatにあるコンテンツやコミュニティへの出会いの場です。気になるものがあれば積極的に触れて、調べてみましょう。きっとあなたのVRChatライフを変えるものが見つかるはずです。