いま、VRChat界隈を大きくにぎわせている人物、スタンミさん。ある日ふとVRChatに興味を持ち、配信で訪問してから、おどろくべき速度でドハマり。自主企画「ボイチェン人狼」を主催するなど、さまざまなアクションで話題を呼んでいます。
そして、スタンミさんからVRChatに興味を持ち、実際にVRChatを始めた方も少なくないはず。そんな人にとって、「スタンミさんが実際に行ったワールド」は、ある種の聖地と言えるでしょう。
「スタンミ旋風」が吹き続ける中、本記事では「スタンミの聖地」とも言える、スタンミさんが配信で訪れたワールドをいくつか抜粋してご紹介します。
- 1 スタンミって何者?
- 2 スタンミ訪問ワールド一覧
- 2.1 [JP]Tutorial world
- 2.2 日本語話者向け集会場「FUJIYAMA」JP
- 2.3 ポピー横丁-Poppy Street-
- 2.4 A Night To Remember - Titanic Survival Experience
- 2.5 Let's JUST 細かすぎて伝わらないモノマネ
- 2.6 日本人向け 1対1お話しワールド NAGiSA [JP]
- 2.7 Pressure Wash Simulator
- 2.8 鉛色茶寮 ーcafe Namariiroー
- 2.9 Lua Neon City
- 2.10 Beyond a bit - 想像のちょっと先へ
- 2.11 Horror Darkness Escape 2019
- 2.12 謎解きポータルハブ「なぞいろは」-Nazotoki portal hub NazoIroha
- 2.13 REVIVAL
- 2.14 貴女へ至る還り路 ~The Way to Athena~
- 2.15 Vket2024S Summer Parareal Central BOUNDLESSǃ
- 2.16 Vket2024S Parareal Osaka
- 2.17 Vket2024S Fallen Eden - Alt - -Ain-
- 2.18 Kitchen Cooksǃ
- 2.19 VERTEX˸ VRCBattleRoyale
スタンミって何者?
スタンミさんは、Twitchなどを中心に活動しているストリーマー。配信者コミュニティ「げまげま」に所属しており、主に『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』などの配信を行っています。元ジャニーズJrという異色の経歴の持ち主でもあり、近年はCMやMV出演などでも活躍しています。
視聴者と一緒に配信コンテンツをつくりあげるフレンドリーさが特徴で、いま話題のVRChat配信でも、出会った人との気さくなやりとりが印象に残る人も多いでしょう。ちなみに、料理配信や屋外での配信も精力的で、直近では配信者だけのわんこそば対決や、ファンといっしょに行うゴミ拾いなど、さまざまな企画も実施しています。
スタンミ訪問ワールド一覧
[JP]Tutorial world
スタンミさん初のVRChat配信で最初に登場した「[JP]Tutorial world」は、日本発初心者ワールドの中でもトップクラスに有名な場所です。
ワールド内にはVRChatの操作説明パネルがこれでもかと掲載されており、「歩いて読み進めるマニュアル」として今でも多くの初心者が参照しています。現在は、イベントやコミュニティのポスター、アバターのサンプルなども設置されており、情報ハブとしても活躍中です。当然、多くの日本人が訪れており、常に誰かしらいるはずです。
日本語話者向け集会場「FUJIYAMA」JP
「日本語話者向け集会場「FUJIYAMA」JP」は、定番の日本人向け交流ワールドです。ほどよいスペースのワールドに、ポスターやサンプルアバターギミック、喫煙所やミラーなど、さまざまな設備が備わっています。
初心者はもちろん、誰かしら人と交流したいベテランユーザーも訪れることがあり、常に多くの人でにぎわっています。スタンミさんのように、初めてVRChatに降り立った人を案内してくれる人もいるはずです。入口にあるマーカーシステムも活用して、よき出会いを見つけましょう。
ポピー横丁-Poppy Street-
「ポピー横丁-Poppy Street-」は新宿ゴールデン街をモチーフにした、日本発ワールドの中でも特段有名な場所です。著名なYouTuberの配信はもちろん、テレビにも登場することが多いため、VRChatに入ったことがなくてもご存じの方もいるかもしれません。
スタンミさんの配信でも垣間見えますが、現実の飲み屋街さながらに、パブリックインスタンスはごった煮の喧騒に包まれています。「初心者のうちから訪れるのはオススメしにくい」と評価する人もいる一方で、予期せぬ良い出会いが多いのも事実です。多少のトラブルも笑い飛ばせる胆力があるならば、訪問してみるのもよいでしょう。
A Night To Remember – Titanic Survival Experience
「A Night To Remember – Titanic Survival Experience」は、タイタニック号の沈没を追体験できるワールドです。
イギリスのサウサンプトンを出発してから、氷山に衝突し、北大西洋に沈没するまでの流れをX分で再現しており、ワールド内にいる人は沈みゆくタイタニックからの脱出を試みることができます。救命ボートに乗り込めば助かりますが、乗り遅れてしまった場合は、真っ二つになる船体と運命をともにすることになるでしょう。
徐々に斜めになっていく船体と、時間を追うごとに設備が壊れ、真っ暗になっていく体験はなかなかにリアル。スタンミさんのように本気で脱出しようと動きたくなるはずです。体験型ワールドとして秀逸なので、水恐怖症ではないならばぜひ乗船してみましょう。
Let’s JUST 細かすぎて伝わらないモノマネ
「Let’s JUST 細かすぎて伝わらないモノマネ」は、その名の通り”どこかで見たようなセット”が置いてあるワールド。「ボイチェン人狼」や「VRCモノマネ選手権」の舞台となった、文字通りの「聖地」です。
さすがにあの規模の人を集めるのは苦労しそうですが、気の合うフレンドといっしょにそれっぽい企画で遊んでみるのも一興ですよ。
日本人向け 1対1お話しワールド NAGiSA [JP]
「日本人向け 1対1お話しワールド NAGiSA [JP]」は、VTuberのエンジンかずみさんが今年6月に発表した新しいワールドです。その名の通り、1対1のマンツーマンのおしゃべりを楽しむことができます。
5分1セットで次々に話し相手が入れ替わるため、周囲を気にせず気軽に会話が楽しめるのがポイント。他愛ないおしゃべりが好きな人は何時間も滞在してしまうほどです。本記事執筆時点で人気爆発中のワールドであり、スタンミさんもしばしばここで「おもしろい場所に連れて行ってくれる人」を探しています。
Pressure Wash Simulator
「Pressure Wash Simulator」は、高圧洗浄機で車の汚れを落とすワールドです。『PowerWash Simulator』のVR版といえばイメージがつくはずです。
汚れに汚れた車を、高圧で放たれる水でひたすら洗い流すシンプルなワールドですが、それゆえについついハマってしまいます。複数人で遊んでも楽しいですよ!
鉛色茶寮 ーcafe Namariiroー
「鉛色茶寮 ーcafe Namariiroー」は、街中にひっそりとたたずむ喫茶店のワールドです。店内はちょっと薄暗く、外は静かに雨が降り注いでいます。
特段ギミックがあるわけでない、静かな時間を楽しめるワールドです(こうしたワールドを「チルワールド」と呼ぶ人もいます)。ワールドめぐりが疲れたら、いったんここに腰を落ち着けてみましょう。一人で、あるいは気の合う友人といっしょに、静かでおだやかなワールドで過ごす時間もまた、VRChatの醍醐味のひとつです。
Lua Neon City
「Lua Neon City」は、サイバーパンクな雰囲気がただよう街のワールドです。
一見するとごく普通の街ですが、あちこちに「Lua」というVRChat向けアバターがいるのが最大の特徴です。座っている子もいれば、街中を歩いている子、走っている子もいます。
ごく普通の街並みも、人が存在するだけで違って見えるもの。かわいいNPCがいる街を散策する体験をぜひ味わってみてください。なんなら、「Lua」と「Noy」は現在も絶賛販売中なので、グッときた方はお迎えしてみましょう……!
Beyond a bit – 想像のちょっと先へ
「Beyond a bit – 想像のちょっと先へ」は、数分間に渡るショーが楽しめるワールドです。ショーとは言っても、わかりやすいキャラクターが登場するわけではなく、幻想的な植物や生き物がドラマチックな音楽とともに舞う、「没入体験型コンテンツ」と言うべきものです。
建物を破壊し、宇宙へと飛翔し、一面に不思議な世界が広がり続ける体験は、どんな環境で見ても圧巻。VRで見た日には、連動するように響く音楽と相まって、スタンミさんのように放心状態になることは必至です。
ちなみに、モバイル版(『Meta Quest 2』『Meta Quest 3』やAndroidなど)でも訪問できるため、初心者案内で連れて行ってもらえるワールドの定番でもあります。一人でも、みんなでも、思い出に残る鮮烈な体験ができるはず。筆者もイチオシのワールドです。
Horror Darkness Escape 2019
「Horror Darkness Escape 2019」は、いわゆる「ホラーワールド」と呼ばれる、恐怖体験を味わえるワールドです。VRで乗り込むお化け屋敷のような場所であるホラーワールドは、VRChatの花形コンテンツのひとつです。
その中でもこのワールドは謎解き要素を絡めているのが特徴。謎と恐怖が襲いかかるなかなかにハードなホラーワールドと言えます。ジャンプスケアが多めなので、身構えておかないとスタンミさんのようにズタボロにされてしまうかも……?
謎解きポータルハブ「なぞいろは」-Nazotoki portal hub NazoIroha
「謎解きポータルハブ「なぞいろは」-Nazotoki portal hub NazoIroha」は、いわゆる「謎解きワールド」の情報と入口(ポータル)が集約・紹介されたハブワールドです。
リアルでも謎解きイベントは常に一定の人気がありますが、謎解きワールドもVRChatでは一大ジャンルのひとつ。このワールドでは、さまざまな謎解きワールドが難易度、所要時間などとあわせて紹介されており、その場でポータルを呼び出すこともできます。とにかく謎解きに挑みたい人はぜひ行ってみましょう!
REVIVAL
「REVIVAL」は、「謎解きポータルハブ「なぞいろは」-Nazotoki portal hub NazoIroha」でも紹介されている謎解きワールド。VRモードでの参加が推奨されています。
最初の謎はこんな感じ。筆者の頭脳では謎解きの糸口すらつかめませんでした……自信のある方はぜひ挑戦してください!
貴女へ至る還り路 ~The Way to Athena~
「貴女へ至る還り路 ~The Way to Athena~」は、「REVIVAL」と同様に「謎解きポータルハブ「なぞいろは」-Nazotoki portal hub NazoIroha」に紹介されている謎解きワールドです。
カギとなるのは「特定の文字を入力すると物体が出現する」というギミック。はたしてどんな文字を見出だせるか……筆者もまだ回答途中です。複数人でワイワイと考えながら進めると楽しそうです!
Vket2024S Summer Parareal Central BOUNDLESSǃ
「Vket2024S Summer Parareal Central BOUNDLESSǃ」は、8月4日まで開催されているイベント「バーチャルマーケット2024 Summer」のエントランスワールド。各会場への入口や、制作クレジットなどが設置されているハブエリアです。
文字通り入口ですが、入場時の演出も凝っているので、ぜひ各会場へ足を運ぶ前に訪れてみましょう!
Vket2024S Parareal Osaka
「Vket2024S Parareal Osaka」は、「バーチャルマーケット2024 Summer」企業出展会場のひとつです。大阪の街がモチーフとなっており、全体的にコテコテの「大阪」要素がてんこもり。とてもにぎやかな会場です。
企業出展会場は、現実の街をきらびやかに再構築したワールドを歩きながら、さまざまな趣向を凝らした企業のブースを見て回るのが醍醐味です。真面目なブースもあれば、ここぞとばかりにはっちゃけたブースも。会期中はイベントも毎日のように開催しているので、公式サイトをチェックしてみましょう。なお、企業出展会場は会期終了後に閉鎖されてしまうので、見に行く方はお早めに!
Vket2024S Fallen Eden – Alt – -Ain-
「Vket2024S Fallen Eden – Alt – -Ain-」は、「バーチャルマーケット2024 Summer」一般出展会場のひとつ。遠い未来の宇宙施設を思わせる空間で、スタート地点はカプセルの中から目覚める演出があります。スタンミさんは会場のひとつ「-Ain-」を訪問していますが、同じ規格の会場として「-Soph-」「-Aur-」も存在します。
一般出展会場は、さまざまなクリエイターやコミュニティの出展物が展示されています。アバターや衣装、小道具やギミック、日々の活動の宣伝まで、とにかく多種多様。初心者はここで自分の運命のアバターを見つけることもあるかもしれません。なお、この会場は順路を歩くのではなく、「端末を操作してブースを呼び出す」のが大きな特徴です。
ちなみに、出展物を全部見終わるとこの世界に関する物語が進行します。なにが待ち受けているかは、ぜひその目で見届けましょう。また、この会場は前回開催の「バーチャルマーケット2023 Winter」の一般出展会場「Vket2023W Fallen Eden」と世界観がつながっているので、お時間に余裕があるならそちらも行ってみるとよいでしょう。
Kitchen Cooksǃ
「Kitchen Cooksǃ」は、指定された料理を作って提供するゲームワールドです。スタンミさんが「謎の生命体」とともに挑んだゲームとして、記憶に残っている方もいるはず。
「指定された料理を作る」と聞くとシンプルですが、やることは山盛り! ハンバーガーひとつ作るために、材料を取り出し、パティを焼き、バンズにはさみ、乗せる皿を洗って、最後はカウンターへ持って行く……と、かなり作業量は多め。筆者一人では最初のレベルすらクリアできないほどです。厨房に立つ際は人手を多めに準備しましょう……!
VERTEX˸ VRCBattleRoyale
「VERTEX˸ VRCBattleRoyale」は、いわゆる「バトルロワイヤルゲーム」を遊ぶことができるゲームワールドです。3人1チーム、最大18人で本格的なバトロワFPSが楽しめます。
降下から各種銃の挙動など、ゲームとしての作り込みはSteamで遊べるバトロワタイトルに引けをとらないクオリティ。これをVRで遊び倒せるのが最大のポイントです。スタンミさんもそうでしたが、白熱することは確実。ぜひいろんな人を集めて遊びましょう!
ちなみに、トレーニングモードがプレイできるワールド「VERTEX˸ Training Field」もあります。一人でも操作感を体験できるので、誰かを連れて行く前の予行演習にオススメです。
●参考リンク
・スタンミ YouTubeチャンネル
※VRChatワールドへの入り方は、以下の記事をご参照ください。