VRChatのアップデートでワールドの保存機能(Persistent)が追加。ユーザーごとに設定が保存できるように

日本時間11月22日、VRChatはパッチ2024.4.1p3を公開し、新たにワールドの保存機能(Persistent)を追加するなどのアップデートを行われました。

今回のワールドの保存によって、これまでワールドに来ることにリセットされていた設定がユーザーデータとして保存できるようになり、持ち込みができるようになります。この設定の適用は、クロスプラットフォームに適用されているため、同一のアカウントであれば別のデバイスでも同じデータを使えます。

具体的な実装はユーザーの制作次第ではありますが、スイッチ類のオンオフの設定、ゲームワールドのスコア、ワールドへの訪問回数などの実装が想定できます。

なお、各ユーザーごとのデータに過ぎないため、すべてのインスタンスを集計したデータを集められる機能ではありません。

ワールドの保存機能(Persistent)を使用するためには新しいSDKのバージョンにアップデートが必要になります。

また、ワールドの保存機能(Persistent)がなんらかの原因でうまく作動しなかった場合、既存のワールドへの再入場では対処ができず、データのリセットの選択肢が入る場合もあります。そのため、データの削除は操作として覚えておきましょう。なお削除する範囲は、特定のワールドとデータ全体で行えます。

特定のワールドのみ削除する場合
ボタンはワールドの保存機能が搭載されているワールドでかつ、データを所持している場合のみ表示されます
データ全体の削除する場合

なお、執筆現在で行われているオープンベータ2024.4.2には近日中にワールドの保存機能(Persistent)が追加されるとのことです。

ワールドの保存機能(Persistent)の詳細や、その他のアップデートについてはパッチノートでご確認ください。

●参考リンク
パッチノート