7月16日、clusterにてメタバース一軒家コンテストの結果が発表されました。メタバース一軒家コンテストとは、テレビ朝日で放映されている「新世界 メタバースTV!!」内で行われた企画で、clusterで作られたワールドを競い合うコンテストです。お題は「一軒家」となります。
本記事では、グランプリを受賞したメタらいおんさんにインタビュー。受賞作である「ステラの旅する一軒家」について掘り下げてきました。
インスピレーションについて
ーーこのワールド制作においてクリエイターのインスピレーションや動機は何ですか?
メタらいおん ワールドクラフトに置いてある公式やユーザーが出しているアイテムで得ることが多いですね。今回だと、最近エモい感じのワールドを作ることが多くて、自分も景色がキレイなワールドを作ってみたいと思いました。
あとは、どのワールドにも言えますが、フレンドに驚いてほしいな、楽しんでほしいなという気持ちがあります。
ーー驚きのギミックがたくさんありましたね。
メタらいおん 前回作ったワールドも高い所から落としましたね。家が逆さまになるなどして驚かせつつ、最後には実は宇宙船だったというストーリー性を持たせたのも、みんなに驚いてほしいなって思い作りました。
ーー制作期間はどのくらいでしたか?
メタらいおん 実際に作ったのは1ヶ月くらい前です。それよりも前に下書きはあって、最初の構想は、去年の9月から10月ぐらいに出来上がっていましたね。
ーーもう去年から構想を考えてたんですね。
メタらいおん もともと宇宙船を作りたい気持ちが、去年の「ClusterGAMEJAM」にありました。そのときは元々制作を予定していたワールドがテーマに当てはまったので、宇宙船は採用しませんでした。宇宙船っていうアイディア自体はずっと持っててやりたいなと思いました。 そんなときに、メタバース一軒家というコンテストがあるって聞いたんで、じゃあ宇宙船の一軒家を作った感じです。
ーー「一軒家」と聞いて宇宙船を思い浮かべる人はいないですよ。
ワールドについて
ーーワールドのテーマやコンセプトは何ですか ?
メタらいおん 先程話した、エモいワールドを作る、フレンドさんを驚かせることがあります。あとは、ワールド内にある両親の手紙があるのですが、親から子供へ、私からフレンド、このワールド来た人へ、メッセージを込めている部分があります。
ーーワールドを制作する上で課題や難しかったところはありましたか?
メタらいおん 色々ありますが2つ話しますね。1つはワールドクラフトの容量が100%までしかアップロードできないのですが、今回のメタバース一軒家コンテストは70%までを推奨する制限があって苦労しました。いつも結構作りすぎちゃって100%ギリギリなったりします。70%抑えるために、削った所がたくさんあって、 苦しかったです。
ーーやっぱり超えたくなりますよね。
メタらいおん ほんとに超えたくなります。桜がくるくる回る場所があるのですが、桜のエフェクトを 2つ設置してたけど本当は4つ設置したかったですよ。4つ置くと確実に門が開いた時に桜吹雪が見えるのですが、2つだと桜吹雪が見えないまま通り過ぎてしまう可能性があるのですよね。
ただあれ桜吹雪1個でワールドの容量が1%埋まってしまうので、苦肉の策ですが削るしかなかったです……
メタらいおん 難しかったところは、コンテストの審査基準に面白い一軒家とあったところですね。面白いって何!?って思いました。本当に哲学だと思ってTwitterでフレンドに面白いって何?って聞いて回りました。
結果としては、前回の「ClusterGAMEJAM」で総合大賞が取れたワールドと同じようにしました。驚かせつつ、操作性が簡単でゲームが苦手な人でもゴールを目指せるように意識しました。
驚かせようとしたポイントとしては、穴に落ちたり、ガラスを割って突き進んだりする部分ですね。面白いというのを突き詰めて考えたのがこのワールドという感じです。
なので、フレンドが驚いたり、悔しがったり、楽しんでいたりしている様子をみると本当に報われました。
ーー今後もワールドを作る予定はありますか?
メタらいおん はい、いっぱいあります。1つはワールドクラフトレストランというイベントを前にやったことがありまして、それの第2回のイベント用会場を作ってます。
第2回目ワールドクラフトレストランでは、前回と同様いろんな食べ物を立食パーティー式で晩餐会をやります。晩餐会をしているとなにかが起こるかも……?
もう1つは、新しいアイディアを入れたワールドを製作中です!
ーー最後に読んでいる人に向けて、なにか一言お願いします。
メタらいおん ジャンプモーションがアップデートされて、このワールドが進みやすくなったので1回挫折した人はもう1回チャレンジしに来てください。
●参考リンク
・メタらいおんX(Twitter)