2月26日、VRChatユーザーのぬこぽつさんは、新しいバーチャルコント劇団『わっしょいぶいあーる!』の旗揚げ公演を行いました。
現在VRChat内では大小さまざまな劇団が存在し、そしてそれぞれ公演が行われており、
VR内の演劇がどんなものなのか話題になることも多く、注目されているコンテンツの1つひとつといえます。
その中で2023昨年秋にVRChat内で開催された『メタシアター演劇祭』ではVR内での演劇についてまだよく知らない人にも、広く周知されたイベントだったと記憶している人もいるのではないでしょうか。
さて、今回結成された新劇団の『わっしょいぶいあーる!』はコント劇団ということで、メンバーを募集していた時から非常に気になっていたのですが、このたびゲネプロ公演に招待していただきました!
気軽にさくっと観られる、新感覚の舞台
今回は会場のワールドに株式会社Gugenkaが制作した、「Project_Babell」を劇場として使用。こちらのワールドはVRChatで有料イベントを開催可能な場所として2023年12月に公開されています。
演劇やショーなどの舞台を観に行くと大体は長時間であることが多いのですが、今回の公演では、所要時間なんとコント2本で約30分!
気楽な感じでコント劇を観に行けるというのは、肩に力が入らなくて楽しめそうですよね。
入口から案内されて中へ入り、ワープポータルを通り4階へたどり着くと、そこには小さな舞台と観覧スペースがありました。
建物内の全体的な雰囲気からすると、ダンスのステージやDJブースなども置いてパフォーマンスができそうな、ストリートっぽい感じが漂います。
今回は「巨匠」と「お気持ち表明させてください!」のショートコント2本構成です。
コントのネタも、VRあるあるな感じで、没入感も高く、とても共感しやすかったのではないでしょうか。
2本構成とはいえど、会話のテンポが非常に良かったためかサクサクと進み、会場からは笑いが途切れることはありませんでした。
VRChatにいるユーザーならわかるUnity由来の小ネタや、SNSでよく見かける、お気持ち表明を笑いに昇華させたことには感心しました。
あらすじ:少し進んだ先のVRChat。ユーザー同士のトラブル回避のために、公式ライセンスを受けた『お気持ち回収部隊』が活躍する……。
脚本:ぬこぽつ
出演:ゆめ心中
ともよろう
こばじぃ
ゲスト:猫日和きゃりこ(晴れときどき猫団)
舞台と観客スペースの距離が近かったためか、演者やスタッフへの親近感が湧き、会場はほんわかした空気に包まれていました。
それと同時にコント劇への難しさというのも肌で実感できたような気がしています。
今回公演は26日の1日のみということで、観ることができなかった方も多かったのではないでしょうか。Youtubeにアーカイブがありますので、よければ見てみてくださいね。
あらすじ:憧れのワールドクリエイターに弟子入りを許されたVRChatユーザー。ところが、その弟子入り先はとんでもない場所のようで……?
脚本:ぬこぽつ
出演:もちはむ
絢辻らあん
比良坂右京
佐衛乃平太
まるさん