若い方の中には、子供のころに見た番組がよぎった方もいるのではないだろうか。玉がレールに沿ってひたすらにコロコロと転がっていき、跳ねたり飛んだり増えたりと、様々な仕掛けを通ってゴールに辿り着くあの『ピタゴラ装置』を。
今回紹介するワールド『Marble Puzzles』は、プレイヤーが用意されたレールを並べて、スタートからゴールまで玉が転がるように誘導させるパズルゲームです。リアルの重力をシュミレーションさせる物理演算が働くワールドになっており、玉は現実と同じ下へ向かう動きで、レールに沿って転がっていきます。
ワールドを制作したのはJarさんで、VRChatで有名なゲームワールド『Murder』を制作した方でもあります。
ゲームの遊び方
ワールドに入ると正面に遊び方が書かれています。初めは英語表記になっていますが、案ずることなかれ。なんと11か国語に対応。もちろん日本語にも対応しており、左上にある日本の国旗を押すことで表記が変わります。
奥へ進むと小さなフィールドへ。
ここに並べられたディスペンサー(玉が射出されるスタート地点)とゴールスポット、そして玉を転がすレールの3種を使ってゲームを進めていきます。
ゲームは全20ステージ。ステージごとにスタートとゴールの場所、使用するレールの数や種類が変わります。
いざ玉転がし!
スタートからゴールまで、置いてあるレールを並べていきます。
レールを並べたら、ディスペンサーを起動!
玉が発射されレールを転がっていきます。
玉をゴールまで運ぶことができました!
ディスペンサーからゴールスポットまで、そこまで距離や障害もなく、簡単にレールを並べられました。
次のステージへの遷移も自動で行われるため、さくさく進めていけるのだと思っていましたが、それもここまででした。
上がっていく難易度。試行錯誤は10数回
まだ2つ目のステージだからと甘く見ていましたが、なかなか大変。
ゴールスポットまでの距離とレールの数が非常に良い塩梅になっており、雑な並べ方をするとゴールまで届かないようになっています。そのため、レールの向きや角度の調整といったレールを並べる際の繊細さが要求されました。
レールを並べて玉を射出し、レールの上を通るかを確認します。玉が止まっては微調整、落ちては微調整、それを繰り返してゴールスポットへの到達を目指していきます。
そしてついに……
10数回試行したのちにやっとクリアすることができました!試行錯誤して掴んだクリアの喜びはまたひとしお。ゲームとして難易度がとても良い調整になっていると思います。
ステージの広さも楽しみ方も無限大
ステージ3以降では、ステージのプレイエリアが広がり、外側を使うステージが増えていきます。レールの種類も増え、よりトリッキーなレールを使うステージがあることも。
このワールドは一人で楽しむことも、複数人で楽しむこともできます。レールの組み方は自由で、三次元的に並べることができるため、楽しみ方は無限大と言えるでしょう。制限時間も無いので、ゆっくり遊べます。友人複数人で遊びに来て、楽しくワイワイ攻略するも良し、一人で来てじっくり考えながらプレイするのも良いでしょう!
また、筆者はVRでこのワールドを体験したため、自らの手で微調整しつつレールを配置していました。同じくデスクトップユーザーでも、キーボード操作で手に持った物の向きを調整することができます。ぜひワールド内の遊び方を参考に試してみてください。
参考リンク