4月26日、アークシステムワークスから3Dコスプレ衣装シリーズ『ハッピーケイオス』『エルフェルト』がBOOTHにて販売されます。
アークシステムワークスは、これまでにもブリジットやメイをはじめとしたキャラクターのコスプレ衣装を出してきました。
今回販売される2キャラクターは、ギルティギアシリーズ最新作『GUILTY GEAR -STRIVE-』に出演。『ハッピーケイオス』は、初となる男性アバター向けの衣装です。
アークシステムワークスから発売に先駆けてデータのご提供をいただきましたので、衣装のレビューをしていきます。
またメタカル最前線のディレクターでありギルティギアのファンでもある、ひものさんもレビューに参加。ファン目線も添えながら衣装のレビューをしていきます。
武器や印象的なマイクも付いてくる!エルフェルトをレビュー
最初に紹介するのは、エルフェルト。対応アバターは、『桔梗』『マヌカ』『森羅』『シフォン』の4体です。エルフェルトは、過去作『GUILTY GEAR Xrd』で登場したときの衣装がすでに3Dコスプレ衣装として登場しているので、2度目の商品化です。
エルフェルトはどういったキャラなのか、ファンのひものさんに聞いてみましょう。
では、全体の外見を見ていきましょう。当然のことながら、エルフェルトの衣装をVRChatのアバターとして再現をしています。同梱ファイルには、元のアバターから非表示にする部位や変更するシェイプキーが画像で紹介。アバターの着せ替えに不慣れな人でもできる工夫がされています。
細かいポイントを見ていきましょう。ジャケットには袖などの長さを変えられるシェイプキーがあります。対応アバター以外にも調整として使えるかもしれません。
衣装には指ぬきグローブが使われているため、ポーズを変えたときに指が貫通しないためのマスクテクスチャが用意されています。導入方法も画像で紹介されているので、気になる人は導入しておきましょう。
またエルフェルトの使っている武器類も付属します。外見の再現度は完璧なのはもちろん、武器に影がつくといったVRChat向けのシェーダーの設定がされているのも嬉しいポイント。
キービジュアルで披露しているマイクスタンドとして変形している状態も完備。マイク単体のモデルもあるので、コスプレ用のアイテムとして気が利いています。
なお、武器やマイクに関しては出し入れがデフォルトでは設定されていません。そのため、購入者が自分でExpressionMenuから出し入れできるように設定する必要があります。
導入方法はさまざまありますが、今回は『AvatarMenuCreater for Modular Avatar』を使った方法を紹介します。なお、使うためには事前に『Modular Avatar』の導入が必要です。
こちらのサイトからVCC経由で「AvatarMenuCreater for Modular Avatar」のインポートを行ってください。
「CreatorCompanionを開く」を選択してください。
「I Understand,Add Repository」を押してください。
Manage Packagesにある「AvatarMenuCreater for Modular Avatar」の+ボタンを押してください。
プロジェクトを開いたら上部のメニューにある「Tools」から「Modular Avatar」「AvatarMenuCreater for Modular Avatar」を開いて、「Modular Avatar」を適用させたアバターから出し入れしたいものを複数選択してください。今回の場合は武器やアイテムを選択しましょう。複数選択したい場合は、ctrlキーを押しながらクリックするとできます。
出し入れしたいアイテムを選択し終えたら、ExpressionMenuでONにしたときに表示させるか非表示させるかチェックしてください。その後設定画面下部にある「Create!」を押すことで設定は完了です。
以下の画像は自分が設定したときの画面です。自分の場合は、デフォルトでは非表示していたので「ON=表示」にチェックを押しました。また、複数個に選択していたので「選択オブジェクト一つごとにメニューを作成」にもチェックしました。
最後にファンであるひものさんから衣装のよかったポイントを聞いてみましょう。
はい、ギルティギアでメタル聞き始めたおじさんのひものです。
今回の衣装に関しては先ほどのコメントでも触れたのですが、「かわいい!でも、かっこいい!」といった要素が散りばめられています。
ピンクと白を基調に、フリフリなスカートがなんとも可愛らしいですね(そして、スカートとニーソックスの間から見れる絶対領域!)。その上からライダースジャケットを羽織るというのはやはりメタルの魂を感じます。きちんと『スペオトス・ベナティカス』のバンドロゴのワッペンもついています。
トゲのついた腕輪や脚まわりに巻いたトゲのついたベルトなどをみると、ヘヴィメタルバンドということもあり『ジューダス・プリースト』(イングランド出身のヘヴィメタルバンド)を意識して衣装を制作しているのかもしれませんね。
衣装の説明もそこそこに、エルフェルトのメイン武器の話もしましょう。
Xrdでは『Missトラヴァイエ』と『Missコンフィール』というショットガンとマスケット銃を使っていたのですが、STからは新しく『Missシャルロット』に統合されています。その3Dモデルも今回の衣装セットについてくるのは激アツですね。
さて、そんな『Missシャルロット』ですが、エルフェルトファンに朗報です。きちんとマイクがついており、マイクスタンドとして使用できます(Unityの知識がすこし必要かもしれませんが)。
そして、『Missトラヴァイエ』形態の3Dモデルもついてきます。これは自分も気づいていなかったのですが、STの戦闘中にもチラッと出てくるんですよこの銃。その3Dモデルをわざわざ用意してくれているのはファンからすると嬉しいですよね。どの角度からでも見れちゃいます。
総括として、原作に忠実で満足度の高い衣装セットとなっています。
しかし、不満がないわけではない!!!!!!!!!!!
エルフェルトファン諸君に私は問いかけたい。こんな太ももで満足なのかと。我々の絶対領域はサンクチュアリ(聖域)として守られているのかと!!!
これにはおそらくさまざまな事情が絡んでいるのでしょう。そもそもとして”VRChat用のアバターに衣装を合わせて販売する”という前提がある以上、太もものふくよかさは衣装クリエイターにはどうしてもできないことを留意していただきたい。
だからこそ、私はみなさまにご提案したい。この衣装セットを買ったあかつきには、みなさまの想いをふとともに詰め込んでほしい。我々には改変という手段が残されている。それがたとえUnityとの聖戦になろうとも。ソルやカイのように、あなたたちが聖騎士団の一員となり世界を救うのだ。
肌まで作り込んだハッピーケイオスもレビュー!
もう1人は発売される『ハッピーケイオス』も見ていきましょう。対応アバターは、『水瀬』『狛乃』『リオ』『楽-Gaku 』の4体。
ハッピーケイオスは、最新作のキャラクターのため知らない人も多いかもしれません。こちらもファンのひものさんに聞いてみましょう。
はい、石渡太輔大好きおじさんのひものです。
ハッピーケイオスといえば、今作 『GUILTY GEAR ‐STRIVE‐』から初登場し、第1弾DLCにてプレイアブルキャラとして参戦したキャラクターです。STのストーリーモード、ひいてはGUILTY GEARシリーズの物語において”原初の男”といわれる超重要人物となっております。
キャラの特徴としては、青色の肌にニヒルなサングラス、その両手にはニ丁拳銃をひっさげ、画面端に追い込んだ時に強みを発揮するキャラクターです。
というのも、このハッピーケイオス。STでは明確な悪役として描かれています。もうホワイトハウスを乗っ取ってやりたい放題です。その目的とは……? ――そんなものはありません。彼には”混沌”であることが”幸福”なのですから。
この文章にファンの方はなにか言いたげでしょう。安心してください、そう書いたのはあくまでもネタバレをしないため。ストーリーが気になる方は公式YouTubeチャンネルのほうにXrdまでのストーリー動画が解禁されています。
STからのストーリーは、ぜひゲームをご購入いただいてご自身でストーリーモードをプレイしてみてください。ハッピーケイオスの理智的で利己的で、そしてロマンチストな”悪”そのものを見られると思います。
衣装のデザインを見ていきたいのですが、ハッピーケイオスは青い肌をしています。となると、コスプレ衣装はどうなるのか……?なんと! 肌テクスチャも付属してきます。全身を見ていきましょう。
今回は『狛乃』を使ってレビューをしていますが、衣装以外なにも手を加えていないにも関わらずかなりの再現度を感じます。これで、表情も寄せたらかなり完成度の高いコスプレになるのではないでしょうか。
最初にお伝えした通り、肌テクスチャも付属してきます。もう肌テクスチャまできっちり用意されたら、完成度が高くなるのも納得です。衣装だけで満足せずに、できることは全部やるぞといった気合いを感じさせます。
肌テクスチャの導入に関しても、画像による説明が付属しているので分からない人にも安心できる作りです。
銃も付属してきます。手と腰掛けた状態の2つがあり、位置を合わせていますのでそのまま使えます。エルフェルトと同様に出し入れに関しては設定されていないため、上記で紹介した方法で設定しておくといいでしょう。
最後にファンのひものさんから、衣装の良かったポイントを聞いてみましょう。
はい、STにディズィーを早く出せおじさんのひものです。
ハッピーケイオスの衣装についてですが、すごいです。なにがすごいのか。この記事内の写真をみてもらうと分かりますが、この再現度です。これは『狛乃』というアバターに衣装を着せているのですが、もうハッピーケイオスそのまんまじゃないですか?
しかも、衣装の完成度もさることながら青い肌のテクスチャまで同梱されているという話に「流石だな、アークシステムワークス!!」と脱帽せざるをえません。
そして、この衣装を見ていて気づいたのですが、この上着って某国会議員のモブから奪ったジャケットなんですね。胸元にきちんと議員バッヂがついています。こういうところをまじまじと見て気づけるのは3Dモデルのいいところですよね。
それとやはり目を引くのは立派な二丁拳銃です。原作再現もさることながら、このデザインなら自分のお気に入りのアバターなどにつけても違和感なく楽しめるのでは?
衣装自体もカジュアルなコーデでなおかつクールな見た目なので汎用性の高さを感じます(そこも狙っての衣装化なのかなと思ってみたり)。
さて、今回のハッピーケイオスの衣装はアークシステムワークスとしては初めての男性衣装ということで、女性アバターが多いVRChatに対してかなり攻めた挑戦ではあると思います。自分としてはこのクオリティの高さで他の男性キャラの衣装が出たらどうなるんだ!?という期待感もあがりました。
ファンとしてはこの偉大な挑戦を応援したい気持ちでいっぱいです。
『GUILTY GEAR -STRIVE-』でストーリーが完結しているらしい……?
今回販売される2体を見てきましたが、何故この2人が選ばれたのかファンから見た印象を聞いてみました。
はい、青キャンできないから吸血ループばっかしてたおじさんのひものです。
この2人が選ばれた理由があるとするならば格闘ゲームには珍しく2人とも”銃”を使うキャラクターです。
その共通するコンセプトを元に、よりカジュアルでVRChatに溶け込みやすいデザインの衣装を身にまとっているこの2人が採用されたのではないかと私は考えます。これは、コスプレとしても普段の着こなしとしても幅広く使えるというはからいを感じます。
そして、先に書いたようにハッピーケイオスの衣装に関しては、アークシステムワークス初の男性衣装として販売されます。大人の事情として、企業にとってこれは大きな”挑戦”です。もしこの衣装をみなさまがお手にとってくれれば、企業としても安心して今後の展開が出来るのではないでしょうか。
”HERE COMES DAREDEVIL”、ファンとして受けて立とうじゃないですかその挑戦。
冒頭の伝えた通り、今回の2体は最新作『GUILTY GEAR -STRIVE-』に登場しています。これまでギルティギアに触れてきた人の中には、「そういえば最新作を触っていない」といった人もいるはず。そして、この記事を通じてギルティギアに触ってみたいと思った人もいるでしょう。
今回の記事を書くためにやり取りをしたときに知りましたが、『GUILTY GEAR -STRIVE-』ではストーリーの完結を描いています。シリーズとしては今後も続いていくとのことですが、ストーリーとしては今から追うと完結まで追えるようになっています。
3Dコスプレ衣装シリーズ『ハッピーケイオス』『エルフェルト』は4月26日にアークシステムワークス公式BOOTHショップにて発売。出演作『GUILTY GEAR -STRIVE-』は、PS4/PS5/Steam/Xbox Game Pass/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows/アーケードで発売・展開中です。
どうもギルティギア大好きおじさんのひものです。
エルフェルトといえば、『GUILTY GEAR Xrd -SIGN-』(以下、Xrd)シリーズから初登場したプレイアブルキャラです。キャラの特徴としては、格闘ゲームには珍しくさまざまな武器を駆使しながら敵との距離を詰め、爆走しながら体当たりで相手をダウンさせ、
婚約書を片手に誰でも彼でも求婚を迫る元気いっぱいなかわいい女の子です。今作『GUILTY GEAR ‐STRIVE‐』(以下、ST)では、Xrdのウエディングドレス(レンタル品)を脱ぎ捨て、かっこよくもキュートでロックなアイドル衣装に大変身。これには理由があり、エルフェルト自身「自分になにが出来るのか」を悩み、みんなを笑顔にしたいという思いからヘヴィメタルバンド『スペオトス・ベナティカス』を結成。そのメインボーカルを務めることになったからというストーリーがあります。
前作今作含めおっちょこちょいで暴走してしまうところはなにも変わっていないのですが(求婚癖も)、STからは戦闘スタイルが一新され、戦闘勝利時にはデスボイスで雄叫びを上げるというかっこよさが目を引きます。
かわいい✕かっこいいが同時に楽しめる魅力的なキャラクターですね。
というかSTの超必殺技出すときの顔がめっちゃかわいいから見てくれ。