アバターセットアップなら、お任せあれ!「Neos着付けフォース」を体験レポート

「Neos VR」を始めてみたけど、アバターセットアップってどうやるの?そう思ったこと、一度はありませんか。でも大丈夫。Neosには、アバターセットアップのプロフェッショナルがいます。その名も、「Neos着付けフォース」。今回は、アバターセットアップを実際にお願いして、Neos着付けフォースの活動を取材することができました。

そもそも、Neos着付けフォースって何?

「Neos着付けフォース」は、よっしーさんが主催する、「NeosVR」でアバターセットアップのお手伝いをしてくれる有志のグループです。手伝ってほしい方は、よっしーさんに直接お願いするか、「Neos着付けフォース」のDiscordサーバーにて相談することで依頼できます。

今回、メタカル最前線では、実際に記者のみらくるがよっしーさんにアバターのセットアップを依頼。「Neos着付けフォース」のお手伝いの体験をレポートしていきます!「NeosVRも始めてみたいけど、自分のアバターを持っていけるのか不安」という方は、ぜひ参考にしてください。

わかりやすい!「vrmをNeosにインポートする部屋」

事前にスケジュールの調整を済ませ、Neosにログインして、「jpチュートリアルワールド」で待っていると、主催のよっしーさんが現れました。

まず訪れたのは、「vrmをNeosにインポートする部屋」です。このワールドは、とりとりさんが制作したもので、vrmをNeosにインポートする方法がわかりやすくまとめられています。

「vrm」とは3Dモデルのファイル形式のひとつです。「人型」の「キャラクター・アバター」に特化した形式でオープンソースのため様々なプラットフォームに対応できる点が特徴。pixivの提供する3Dモデリング支援ツール「VRoid」に採用されているほか、多くのソーシャルVR向け販売アバターにも付属しているファイル形式となっています。

便利な一方で、この「vrm」ファイルをNeosへアップロードする際には「blender」という3Dモデリングツールを使用し、ファイルを「fbx」という形式へ変換する必要があり、初心者には、ハードルが高く感じられてしまいます。そのため、このワールドは、ユーザーにとって、大変ありがたいワールドです。

vrmをNeosにインポートする部屋

ワールドに沿って、作業していると、よっしーさんの他に、しずくさんと、lillさんが、アバターセットアップのお手伝いに来てくださいました。

左から、shizukuさん、lillさん、よっしーさん

あくまでNeos着付けフォースはお手伝いなので、アバターデータを譲渡するなど作業を丸投げすることはできません。しかし、NeosVRならではの機能として、自分のデスクトップの画面を相手に共有することもできるため、パソコンに詳しくなくても、いろいろと教えてもらいながら作業できちゃいます。

まるで手術!? すごいぞ!Neos着付けフォース

vrmをNeosにインポートすると、アバターが白くなる事が起こります。記者も実際にインポートした際、アバターが白くなりました。

vrmをNeosにインポートしたときに、白くなったアバター

しかし、Neos着付けフォースのみなさんにかかれば、何の問題もありません。Neosには、DevToolTipと呼ばれるツールがあり、Neos内でモデリングをはじめとした、いろいろなことができます。

DevToolTip

このDevToolTipを用いて、アバターのテクスチャーのデータをアバターのマテリアルに当てはめていきます。この作業は、着付けフォースのみなさんにお任せすることができるのですが、真っ白なアバターが徐々にいつも見る姿になっていく様子は、まるで手術のようでした。

手術のような、作業風景\

DevToolTipをはじめとしたToolは、機能が多い反面、初心者が使いこなすにはやや難しいところがあります。難しいところは、Neosに精通した、Neos着付けフォースのみなさんにお任せすることで、アバターセットアップすることができます。

そして、セットアップできたアバターが、こちらです。真っ白のアバターから、元のアバターにできました。

無事にセットアップできたアバター

いろいろ知りたい!主催のよっしーさんに聞いてみた

無事にアバターセットアップができたあと、Neos着付けフォースの代表を務める、よっしーさんに、いろいろとお話を聞くことができました。

記者・みらくる

そもそも、どうして「Neos着付けフォース」を立ち上げようとおもったのですか?

よっしー

今までも、「NeosVR」のアバターセットアップは、オレンジさんが初心者案内デーでやってたり、ユーザー間でいろいろ行われていることはあったんです。しかし、それだけではNeosに初めてきた人は、アバターが入れ方よくわからないという声もよく聞いて、そこでつまづいて辞めちゃう人も多かったんですね。

Neosって他の人がアバターセットアップを手伝えるというのも大きな強みなんです。実は、慣れている人に頼めば難しいことはあまり気にせず、困らずにNeosを体験できるよということを伝えたくて、そういう団体があることを宣伝する目的で始めました。団体として活動すると、こうしてPRもしやすいかなと考えました。

記者・みらくる

ありがとうございます。最後に、この記事の読者に対して何かお伝えしたいことはありますか?

よっしー

「Neos着付けフォース」はもちろんのこと、そのメンバーだけではなく、Neosに慣れているユーザーなら、みんな優しく手伝ってくれると思うので、何か困ったことがあれば、慣れているユーザーに気軽にお声掛けください!

Neosは、協力型のソーシャルVRです。アバターセットアップをはじめ、わからないところは、ユーザー同士で教え合って、解決しています。このようにして、みんなで楽しい空間を築き上げてきたのがNeosです。もし、この記事を読んで、アバターセットアップに困っている方がいたら、「Neos着付けフォース」のみなさんにお願いしてみてはいかがでしょうか。

●参考リンク
よっしー(Twitter)