2月27日、バーチャルYouTuberキズナアイさんが、新曲『KAMACHO』とその楽曲MVで使用された新ビジュアルの3Dデータを公開しました。
楽曲は各種サブスクリプションサービスで配信され、YouTubeではMVが100万再生を突破する人気ぶりです。
また公式サイトでは、新ビジュアルの公式モデルが無料で公開。VRM形式とUnityPackageのデータが同梱されており、二次創作ガイドラインに沿って創作活動等で使用することができるようになっています。
時代に合わせたガイドラインとモデル形式
今回新モデル公開に伴い、キズナアイさんの公式サイトで「KizunaAI(キズナアイ)KAMATTE AI」が公開、配布が開始されました。本モデルは「Kizuna AI株式会社」が定める利用規約と二次創作ガイドラインに沿って創作活動で使用することができます。
二次創作ガイドラインでは、衣装の着せ替えやアクセサリーの追加といったモデルの改変についてや、不特定多数がモデルを自由に利用できる状態(パブリックアバター化など)での公開を禁止する旨の記載もあります。

配布されたデータに同梱されているのは、VRM形式とUnityPackage形式のデータです。公開時、VRMはv1.0のみでしたが、3月2日からv0.xも追加で公開されています。VRM対応の各種ツールにインポートすることが可能です。
UnityPackage形式は新曲「KAMACHO」のダンスモーションも付属しており、prefab化されているデータをUnity上で再生することで踊ることができます。Unityの使用に慣れていない方でもすぐに試すことできるので、ダウンロードしてみることをオススメします。また、モデルは胴、衣装、顔、髪でメッシュが分かれている構造になっています。


活動休止前の初期ビジュアルも3Dモデルが公開されており、こちらはMMD形式のみの配布となっています。今回の新モデル配布でVRMやUnityに対応した形式になっていることは、対応するツールやユーザーの多いサービスに向けたものと思われます。活動開始初期の頃と比べると、VTuberや3Dモデルを扱う文化圏で3Dに関する技術が民主化する変化があったことが感じられます。
新モデルはポップさを重視! キズナアイ史上一番かわいい新曲
キズナアイさんは「世界中の人と繋がりたい」を目標に2016年から活動を行うバーチャルYouTuberです。2022年2月に行われたライブを最後に活動休止(スリープ)に入っていましたが、昨年2月に活動再開しました。その際にこれまでのビジュアルを一新し、大人っぽい雰囲気を持ったモデルにチェンジ。現在VRChatで開催中のサンリオVfesでもアーティストとしてステージに出演しています。
そして、活動で使用するモデルをアップデートし、今回の姿となりました。新モデルのデザインは、ポケモンカードゲームのイラストでお馴染みのイラストレーターのさいとうなおきさんが担当。かわいさとポップさを押し出した新曲にしたかったことから、マッチしたイラストを描くさいとうなおきさんに白羽の矢が立ったとのことです。今までのキズナアイらしさを感じられるカラーリングや、3D衣装で初となるスカートを着たデザインになっています。毛色としては活動休止前のモデルに近い系譜を感じますが、顔立ちに大人びたところを見せることもあり、これまでの繋がりと進化(アップデート)を感じる見た目となっています。

ダンスは「IRIS OUT」のレゼダンスや、P丸様。の「ななななナッ!!!!!!!」の振り付けなどを担当した振付師ぶんけいさんが提供。かまって欲しさを全力で表現したかわいらしい振り付けになっています。“キズナアイ史上一番かわいい楽曲”と本人が豪語するのも納得の完成度です。

活動再開から1年が経ち、たくさんの楽曲を公開して、2025年11月にはオフラインでのワンマンライブを開催しました。改めて自身の目標である「たくさんの人と繋がる」にはどうすればよいかを考えた結果、ありのままの自分の気持ちをさらけ出すこととし、それを新曲のテーマとしたそうです。
すでに300万人を超えるチャンネル登録者がいて、知名度はあるけどより自分自身を好きになってもらえるようにと願いを込めたのが今回の『KAMACHO』。変わることを恐れずにアップデートしていくその姿は、まさにVTuberの開拓者です。今後の活躍にも注目です。
参考リンク
・キズナアイ公式X
・KizunaAI株式会社公式X
・KizunaAI公式サイト



















