11月24日、株式会社バーチャルパーティーは12月上旬頃にVRChatと連携したVR専門オンラインストア「VazaR」(バザール)を公開することを発表しました。
VRChat用のVRアナログゲーム他TRPGのルールブック、シナリオ、ボードゲーム、3Dモデルなど販売予定。現在は、VRChatのみですが将来的には他のソーシャルVRの進出もあるかもしれないとのことです。
株式会社バーチャルパーティーは、これまでVR上でのアナログゲームプレイをサポートし、専門知識不要で3Dワールド構築が可能なツール「CatsUdon(カツドン)」の開発などをしてきました。
9月には、VRChat社とのパートナーシップの締結を行いました。
11月23日から26日の間では、VRChat上で「バーチャルダイスパーティー with冒険企画局」を開催し、VRを活用したテーブルゲームをより盛り上げています。
VRChatと連携した「アクセストークン」を使ったゲームワールドの販売
VazaRの特徴として、VazaRアカウントとVRChatのアカウントを紐づけて、サイト上でアクセストークンを購入した人のみが、ワールド内で特典や遊ぶことができるようになります。アカウントは紐付けられているため、VRChat上でのパスワードの入力無しで自動で有効化されます。
アクセストークンがあることで、収益が生まれ、クリエイターに還元される形で、ワールドを公開できます。
アクセストークンは、VazaRで購入したVRボードゲームであれば、購入ワールドに対する永久的に発行されます。インスタンス内に1人アクセストークンを持っているユーザーがいれば、インスタンス内にいる全員がVRボードゲームを機能制限なしで遊べます。
なお、アクセストークンを持っているユーザーがインスタンスから抜けると、10分以内にワールドが閉じます。
VRボードゲーム販売
VazaRでは、毎月遊べるボードゲームを増やして販売していきます。アクセストークンを使い、ボードゲーム作者から許可を取り、クリエイターに還元していくとのことです。
アクセストークンの取り扱いは、2種類あります。
1つ目は、VazaRにワールドを商品登録後アクセストークンを実装するアクティベート用アセットを受け取ります。その後、Unity上で設置し、アクセストークンによる機能制限を自分のワールドに仕込めるようになります。手数料は、決算手数料込みで20%となります。
2つ目は、VRChatのワールド作成代行を含めた場合です。株式会社バーチャルパーティーがワールドの制作、メンテナンスを代行する形になります。ボードゲームを制作する際に印刷所へ入稿する画像をお渡しいただければ制作することが可能です。詳細は問い合わせとなります。手数料は、決算手数料込みで50%となります。
VRプロジェクト専門クラウドファンディングサイト「VazaR Rocket(バザール ロケット)」製作中
VazaRの公開に合わせて、VRでのイベント開催、ゲーム制作、VTuberデビューなどのVRプロジェクト専門のクラウドファンディングサイト「VazaR Rocket(バザール ロケット)」製作中であることを発表。
また、VRChatでワールドが公開され話題となった「VRガンナガン」の拡張版「VRガンナガン2.0」のクラウドファンディングも「VazaR Rocket」で行うことを発表しました。拡張「ガンナガン OVERHEAT」実装を目標とし、支援者には3Dモデルやアバター衣装、先行体験などをリターンとするとのことです。
●参考リンク
・株式会社バーチャルパーティー (X)
・プレスリリース