VRChatでWindows XPの世界を体験!懐かしのあの頃へタイムスリップ

皆さんは「2001年」と聞いて何を思い浮かべますか? 21世紀の幕開け、会社や学校での思い出、生まれたばかりで何も覚えていない方もいるかもしれません。PlayStation 2でファイナルファンタジー10が発売された年でもあり、人それぞれさまざまな記憶があることでしょう。そして、今回ご紹介するワールドの主役である『Windows XP』が発売された年でもあります。

8月5日、ootauさんが『Windows XP』にインスパイアされたワールド「Experience」をVRChatで公開しました。早速、その世界を覗いてみましょう。

夕焼けの部屋に昔ながらのパソコンが……?

ワールドは、夕日が差し込む部屋にデスクとパソコンが置かれたシンプルな空間です。

Gateway GP6-466Cに似たデスクトップパソコンに近づいてみると、付箋に「このパソコンはなんか変だ。電源を入れないで」と書かれています。

そんなこと言われたら電源を入れたくなるのが人間の性。早速、電源ボタンを押してみましょう。

何も起こらない…と思った瞬間、モニターが眩しく光り始め、周りのものを吸い込み始めます。そして、自分もその光に飲み込まれてしまいます。

WindowsXPのあの「草原」が目の前に

気がつくと、目の前にはBIOSの画面が。今でもこの画面に見覚えがある方は、CMOSバッテリー交換、HDDの認識エラー、マザーボードのコンデンサ破裂など、数々のPCトラブルを乗り越えてきた歴戦の猛者でしょう。無事起動することを祈りながら待っていると、聞き慣れた起動音と共にOSが立ち上がります。

そう、Windows XPです。早速ログインしてみましょう。

ログインすると、かつてよく見た草原と青空の世界に降り立ちます。しかし、このままでは何もできないので、設定を変更してみましょう。

パソコンの設定をしてみる

ログイン画面の際に正面以外にワールドの説明や設定方法、設定の項目などがあるので読んでみると良いでしょう。

ログイン画面のときに正面以外に、ワールドの説明や設定方法、設定項目などが表示されています。英語で表示されていますが、ぜひ読んでみてください。

ここで『[W]-Windows UI』をONにすると、デスクトップUIが表示されるようになります。

個人的にはエラーをランダムで吐く機能のONがおすすめです。XPでエラーをみるとなんか落ち着きますよね。

懐かしの箱庭で遊んでみる

ショートカットをコントローラーで「USE」するとウィンドウが開きます。

アイコン自体を持つことができるので、モニターの中を自由に動かすこともできます。うっかり「Internet Explorer」を遠くから掴んでしまった時、「インターネットが近づいてきた!」と言ってしまい、自分でも何を言っているのかわからなくなりました。

もちろん、お馴染みのブルースクリーンも発生します。

子供の頃に夢見た「パソコンの中に入れたらなぁ」という願いを、まさにそのままの意味で体験できる、面白いワールドです。 Windows XPは「『経験、体験』を意味するeXPerienceに由来する」と公式に解説されているそうで、まさにExperience(体験)に満ちたワールドでした。