渋谷でMeta Quest 3Sを使ったVRゲームの体験イベントが開催! ゲスト陣によるトークセッションの様子もお届け

Metaは、10月23日より東京・渋谷にあるSHIBUYA TSUTAYAにて、リアルイベント「渋谷スキランブル」を開催しています。本イベントでは、10月15日に発売する「Meta Quest 3S」を実機にて体験でき、新作VRゲームの『バットマン:アーカム・シャドウ』、『トライアングルストラテジー』、『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影 』などをプレイできます。

イベントに先駆けて10月22日には、ゲストやゲーム制作者を交えたトークイベントも開催されました。本記事では、トークイベントの様子と体験できたゲームの一部を紹介します。

スクランブル交差点にあるTSUTAYAがMeta Quest 3S仕様に!

イベント会場は渋谷の人の行き来するスクランブル交差点にあるSHIBUYA TSUTAYAです。1階のラッピングやスクリーンもMeta Quest 3Sに関連したものとなっており、気合の入り方が伝わってきます。

体験会は、10月23日(水)〜11月1日(金)と12月10日(火)〜21日(土)の2回に分けて開催されます。

1回目で体験できるタイトルには、秋に発売された新作タイトル『バットマン:アーカム・シャドウ』、『トライアングルストラテジー』、『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』があります。いずれも10月もしくは11月に発売された作品です。

この他に、運動系のゲームとして定番の『Fit XR』、VRコンサートを体験できる『AmazeVR Concerts “HYPERFOCUS : TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT”』があります。

詳細は以下の概要をご覧ください。

<「渋谷スキランブル」イベント概要>

場所:SHIBUYA TSUTAYA 1 階(住所:東京都渋谷区宇田川町 21-6)
開催期間:第 1 弾 10 月 23 日(水)〜11 月 1 日(金)/ 第 2 弾 12 月 10 日(火)〜21 日(土)
時間:10:00-20:00
※10 月 30 日〜11 月 1 日、12 月 21 日は 18 時まで

第1弾 プレイ可能なタイトル:
・バットマン:アーカム・シャドウ – 10 月 23 日(水)ローンチ予定
・トライアングルストラテジー – 11 月 1 日(金)ローンチ予定
・機動戦士ガンダム:銀灰の幻影 – 10 月 4 日(金)ローンチ
・AmazeVR Concerts “HYPERFOCUS : TOMORROW X TOGETHER VR CONCERT” – 12 月 13 日配信開始予定
(※一部のみの体験になります。)
・Fit XR

※デモ体験の対象年齢は、10 歳以上となります。10-12 歳の方は保護者の同意が必要となります。いくつかのゲーム、
コンテンツは、より上の年齢制限がある場合があります。
※日程、時間は変更になる可能性があります。

「Meta Quest 3S」に触れられる機会なのはもちろん、体験できるゲームも豪華なので、VRゴーグルの購入を検討している方やVRゲームに触れたい人はぜひ体験してみてください。

アルコ&ピース司会によるトークショー

ここからは、イベントに先駆けて10月22日に開催されたトークイベントの様子をお届けします。司会は芸人のアルコ&ピースを迎え、各ゲームにゆかりのあるゲストと制作者が登壇しました。

中川翔子が初のガンダム主題歌に!『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』

ゲストに歌手の中川翔子さん、バンダイナムコフィルムワークスの井上喜一郎さんを迎え、『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』のトークステージが開催されました。ゲストの中川翔子さんは、今回のゲームで初めてガンダムの主題歌を担当しました。

『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』は、フランスの開発スタジオAtlas Ⅴ社と共同開発されました。ガンダムのターゲット層が40代男性でVRと馴染みのある層である点や、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の制作時にVR映像に挑戦していたこともあり、『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』に至ったとのことです。

『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』は、VR映画とMRコンテンツの2軸で展開されました。VR映画では、宇宙世紀を舞台に連邦でもなくジオンでもない傭兵集団を中心にオリジナルストーリーが展開されます。

事前体験していた中川翔子さんは、モビルスーツでの出撃はもちろん、無重力空間をリフトグリップで移動するなど「ガンダムと言えば!」といったシチュエーションを体験できたことに大興奮で語っていました。

MRコンテンツでは、ガンプラサイズのモビルスーツを使ったシューティングゲームとモビルスーツを眺められるライブラリが用意されています。MRコンテンツも事前に体験していた中川翔子さんは、ライブラリでモビルスーツを下から眺められることに感動したことを熱く語りました。

デモとして、中川翔子さんはVR体験作品の中にあるゲームパートを中心にプレイ。事前に体験していることもあり、慣れた手つきで操作していました。

映像パートでは、モビルスーツでの戦いでは主観以外にも従来のアニメのカットのような客観的な視点も盛り込まれていました。制作者の井上喜一郎さんによると、今回制作するにあたって悩んだポイントだったとのことです。VR作品としては主観が基本ではあるものの、モビルスーツ同士の戦いを見せるために客観のカット割りも盛り込んだとのことです。

立体機動装置を実感できる作りに『進撃の巨人VR: Unbreakable』

2つ目のトークステージは、現在アーリーアクセス中の『進撃の巨人VR: Unbreakable』。ゲストには進撃の巨人の主役エレンを演じた声優の梶裕貴さん、開発を担当したUNIVRSの小路直哉さんを迎えました。

『進撃の巨人VR: Unbreakable』は、進撃の巨人の魅力の1つである立体機動装置のアクションにフォーカスした作品。作品の世界に入り込み、立体機動装置を用いて巨人を倒していきます。開発の目標は、立体機動装置を実際に体験をイメージから実感に変えるようにすることでした。

立体機動装置のような上下左右にさまざまな移動を行う作品だと、操作の難易度が気になる人もいるかもしれません。チュートリアルなどの機能やプレイ感覚を調整しているので、巨人の討伐はわりと視野に見える程度の難易度とのこと。酔いに関しては使えるノウハウを詰め込んだこともあり、身体に操作を覚えさせるように遊んでほしいと話しました。

また、正式版の発売については、クリスマスに間に合うあたりに出せるように調整。正式版で実装される機能にマルチプレイが実装され、原作さながらの足を切るなどといった連携も取れるようになるとのこと。

梶裕貴さんも実際にプレイしてみたところ、アニメのアフレコ時に想像していたものを体験できたとのこと。先にVRで体験ができていたらお芝居の入り方が変わったのではないかと思うほどの代物だと語りました。

原作で印象的なセリフを披露する場面も

タクティクスRPGをボードゲーム感覚でプレイ! 『トライアングルストラテジー』

3つ目のトークステージでは、『トライアングルストラテジー』。ゲストには「ホロライブ」所属の VTuber 猫又おかゆさん、スクウェア・エニックスの徳地一平さんを迎えました。ゲストに参加している猫又おかゆさんは、同作の配信を行ったことに縁があります。

イベントでは配信の様子が映し出される場面も

『トライアングルストラテジー』は、スクウェア・エニックスから発売されたタクティクスRPGです。今回はVR/MRで遊べるように移植した形です。

『トライアングルストラテジー』は、ドット絵と3DCGを織り交ぜた「HD-2D」の表現が使われています。このHD-2Dはもともとミニチュアのような箱庭感がありましたが、今回のMetaQuest版ではより強調した形です。

ゲーム内では、バトル中はプレイヤーの前にボードが目の前に出る形で表現されています。寄って城などの細かい作りを見るのはもちろん、原作では見られない場所も作り込まれているとのこと。上から神の視点で見るのもよし、キャラクターに近い位置から見るのもいいでしょう。

なおカットシーンはVRではカメラが固定できないこともあり、スクリーンで見るような形になっています。

アルコ&ピースの酒井さんがデモで体験。キャラをボードゲームのコマのような感覚で掴んで操作し、『トライアングルストラテジー』のゲームシステムに触れていきました。ゲームのプレイスピードは、従来のプレイ感覚に近い形です。

キャラクターの移動がポインターでピンポイントでの指定となる点は気になるポイント。細かい指定に苦労するかもしれませんが、カメラの役割を担うプレイヤーがアナログで直感的に操作できるので、柔軟に動けば問題ないかと思われます。

磯村勇斗が本格的なアクションで大興奮『バットマン:アーカム・シャドウ』

最後のトークステージは、『バットマン:アーカム・シャドウ』です。ゲストに、バッドマン好きとして知られている俳優の磯村勇斗さん、開発会社CamouflajのMatt Walker さんを迎えました。

『バットマン:アーカム・シャドウ』は、バットマンのゲームプロジェクト、アーカムシリーズの最新作です。プレイヤーはバッドマンとなり、ゴッサム・シティを舞台にアクションと捜査パートの2つで体験していきます。時系列は、『バットマン:アーカム・ビギンズ』と『バットマン:アーカム・アサイラム』の間とのこと。

開発者のMatt Walker さんは、『バットマン アーカム・アサイラム』に発売当初、ヒーローを取り扱ったゲームの完成形だと感銘を受けたこともあり、今回制作に関われて嬉しかったと語りました。

磯村勇斗さんによるデモもお披露目。飛び降りの際にグライダーを取り出して興奮したり、排気口から潜入し不意打ちで敵を倒したりと縦横無尽に動き回りました。

アクションでは、敵に見つかっていない場合はテイクダウンで一方的に無力化できたり、ガジェットを取り出したりと戦略を組み立てられる要素が盛り込まれています。UIで敵の攻撃が予兆として表示されたり、殴るタイミングやターゲットが出ていたり、VRゲームに慣れていない人でも直感的に操作が行えるようにしています。

VRのアクションならではの工夫として、パンチやグラップルなどで高速移動できたり、移動するときに周りを暗くして酔いにくくするトンネルを入れたりしています。ゲーム性に関しては、戦闘ごとにスコアが表示されており、やりこみの余地が感じられます。パンチをする際にも方向指定やカウンターなどがあるため、スコアを伸ばすための評価査定は盛り込まれているかと思われます。

なお『バットマン:アーカム・シャドウ』は、2025年4月30日までにMeta Quest 3もしくはMeta Quest 3Sを購入すると無料でダウンロードできます。

Meta Quest 3Sは、48,400円で発売中です。今回トークステージで紹介した『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』、『トライアングルストラテジー』、『バットマン:アーカム・シャドウ』は、10月23日(水)〜11月1日(金)まで体験会でプレイ可能。