日本時間9月8日、ソーシャルVR「VRChat」にてUI2.0のオープンベータが公開されました。今回のベータでは、新しいメインメニューが実装されフレンドの居場所が分かりやすくなり、ワールドの検索がしやすくなりました。今回のオープンベータでは通常版との互換性があり、いわゆる世界線の変更は伴わないため、ベータに参加していない人とも一緒に遊べます。
新しいメインメニュー以外にもカメラ機能もアップデートされており、デスクトップ版のみだったドローンがVRでも実装されるなどかなり幅広いアップデート内容となっています。本記事では、一新されたメインメニューの新機能とアップデートされたカメラ機能を中心に紹介します。
目次
最近会った人が分かりやすくなった 「LaunchPad」
新しいメインメニューを開くと、LaunchPadが出てきます。このページではフレンドのオンライン状況、inviteやフレンド申請の確認ができるほか、最近会ったユーザーを探せるようになりました。
最近会ったユーザーを探せるようになったことで、フレンドじゃない人へのアクセス手段が増え、フレンド申請し忘れたときに探し出すことができるなど便利になりました。
また、ユーザーのプロフィール画面も変更されており、VRChatをしているときでもLinkからページを開けるようになりました。TwitterやboothのURLを設定することですぐにページを開けるようになるため、紹介したいものがあれば設定しましょう。
フレンドの居場所が探しやすくなった 「Social」
これまでのメインメニューでは、入れるワールドと入れないプライベートワールドの違いが分からず、またフレンド一覧からフレンドを探すのが大変でした。
新しくなったソーシャルでは、フレンドがどのワールドにいるのか分かりやすくなり、入ることができるインスタンスのみ表示されるようになったため調べやすくなりました。
タグ検索も追加!探しやすく、更新もわかりやすくなった 「World」
新しいメインメニューでは、ワールドについているタグでの検索がしやすくなったり、アップデートを見逃しにくくなったりしました。
虫眼鏡のマークからワールドについているタグでの検索ができ、表示されるタグは毎回ランダムとなっています。面白いワールドを求めワールド探索をする人にとって、うってつけの機能ではないでしょうか。
サイドメニューにあるMyWorldでは、自分でアップロードしたワールドやお気に入り登録したワールドのリストが並んでいます。これまでのメインメニューとは異なり、サブメニューの1番上にお気に入りしたワールドが置かれているため注意が必要です。
さらにRecently Updated Favoritesではお気に入り登録したワールドの中からアップデートされたものが表示され、ワールド更新が見逃しにくくなりました。
ドローンがVRでも使えるように カメラ機能アップデート
これまでデスクトップにのみ実装されていたドローンがVRでもできるようになりました。ドローンの使い方は、カメラのメニューからFlyingにチェックをいれることが可能です。
左スティックで前後左右移動、右スティックで回転と上下移動となっており、コントローラーのトリガーを引きながら右スティックでアングルを調整できます。
自分を中心として15mまで飛ばすことができ、ドローンによる高所での撮影はもちろん、普段の撮影でもアングルを調整したいときに活用しましょう。
ドローン以外にもカメラにはアップデートが入っており、撮影時にシャッターのエフェクトが入るようになったり、解像度の変更や縦撮りをしても時系列順に整理されるようになったりしました。
さらに左端にあるTakePhotoのボタンを押すことで、StreamCameraを使っているときでも撮影がしやすくなったのも嬉しいポイントです。
ワールドのJOIN・LEAVE通知が公式実装!
さらに、ワールドのギミックやツールを使うことで行っていたワールドの出入りの通知が、VRChatの機能で搭載されるようになりました。
通知の設定は、デフォルトではポータルの出入り以外行うように設定。SettingsからUser InterfaceのVerbose Mode Settingsに設定が格納されているため、設定したい人は確認しましょう。
今回のオープンベータで実装された新しいメインメニューはデザインから変更されているため変更点が多くあります。また、新しいメインメニューは今後実装される新機能の前段階にも繋がっています。詳細に関しては、公式ブログより確認してください。
●参考リンク
・プレスリリース(英語)