Yo men bro、T00です。
皆さんホテルカデシュ、楽しんでいますか。1月末には『HERO-埼馬県警未詳事件対策課-』が公開、それに合わせて4月にはTokyoMoodByBeamsのホラーワールドパートも復刻しました。
4月5日にはエイプリルフールイベントが開催され、2部制にも関わらず満員となるほどの人気となっています。
そう、このホテルカデシュというイベント、大人気が故に参加の枠を取り合ってしまう、いわゆる「Join戦争」と呼ばれる状態になってしまっています。
もちろん、カデシュ側もそれをよしとしているわけではなく、大人数が詰めかけると予想される際は二部制という形で追加の席を用意してくれてたりもするのですが……それでもなかなか追いついていない、というのが現状です。
そこで今回紹介するのは「ホテルカデシュの二次創作イベント」!ファンがカデシュ愛から始めたイベントの数々をご紹介し、そちらにも足を運ぶ方が増えれば、たとえ本家のJoin戦争に負けたとしても、カデシュの世界観を楽しめるのではないでしょうか……!
ホテルカデシュ及びカデシュ・プロジェクトについて知りたい方はこちらから。
というわけで早速紹介の方に入っていきましょう!
※この記事はカデシュプロジェクトからの依頼のもと作成された記事です。なお、本記事で取り扱われているイベントや紹介は非公式となります。
(TEXT BY T00)
ROLEPLAY BAR “REBELLION”
NY、ダウンタウン・ブルックリン。少し治安の悪そうな裏路地を抜けて、無機質なドアを開く。階段を降り、再びドアを開けると、そこにはオーセンティックなバー。そしてあなたを出迎えるのは幼い少女と妖艶なマスターの姿だった……
ホテルカデシュの二次創作イベントの中で最も古くからあるイベントが『ROLEPLAY BAR “REBELLION”』です。ホテルカデシュが存在するニューヨークの一画に存在する隠れ家的バー。そこにはカデシュ会員をはじめとした裏社会の人物やお忍びの権力者、もちろん、何も知らない一般人の客も来店し、社会の裏と表が交わります。
このイベントの特徴は2つ。一つが「ホテルカデシュのドレスコードを完全再現している」という点。本店さながらの高級感あふれるバーでのロールプレイは完璧にホテルカデシュの雰囲気を再現。
ロールプレイ初心者で、まだロールプレイのイロハがわからない方は「何も知らない一般人のお客様」として扱ってくれる事もあり、誰でもカデシュのイベントに最も近い体験が可能な二次創作イベントになっています。
そしてもう一つが「カデシュのイベント日と同時開催している」という点。
例えば、カデシュのイベントがカデシュ・ホンコンで開催されている場合、香港には行かずニューヨークに留まったキャラクターがどうしていたのか……というロールプレイを楽しむことが可能になります。自分のキャラクターの物語に奥行きが増すこと間違いなしでしょう。

カクテルを作るマスターと、お手伝いのリゾットちゃん。

集合写真。本家と同じく、さまざまな客層がこの一晩に集まります。
PUB EGGNOG
イギリス・ロンドンのどこかに居を構えるブリティッシュ・パブ。その名物メニューを注文し、指示の通りに進むと……そこにあるのはただのパブではなく、後ろ暗い背景を持つ人々が集まる、裏社会のパーティーだった……!
『PUB EGGNOG』はホテルカデシュの世界観を踏襲したロールプレイイベントです。
イギリスはロンドンのパブ・エッグノッグを舞台に、カデシュにも顔を出すような裏社会の人物たちが集います。
このイベントの特徴はなんと言っても参加人数の多さ。カデシュの公式イベントにも負けない40人という収容人数はカデシュ二次創作イベント最大級となっています。人物像も多彩で、魔女じみたマダムから裏社会でビッグになることを夢見る青年、ウサギの被り物をした謎のバーテンダーなどなど、さまざまなスタッフ陣が出迎えてくれます。
また、ロンドンという土地柄からか、ドーバー海峡を超えて「カデシュ・フランス」勢力がしばしば顔を出すことも特徴です。カデシュ・ニューヨークと敵対するカデシュ・フランスの首魁であるヴァンサン・ゴダールに惹かれた人々を間近で見られるというところも、エッグノッグの魅力の一つと言えるかもしれません。

二階建てのラウンジで、参加者たちが思い思いにロールプレイします。

集合写真。この中には何人か、カデシュの寝首を掻こうとする者も……!
One day…
とある日の昼下がり、ふらりとそこに立ち寄ったあなたは、そこで見覚えがある人物と出会う。裏の世界、カデシュで出会っていたあなた達だったが、昼に出会うことはなかった。普段と違う、表の世界での交流が始まる──
『One day…』はカデシュ二次創作イベントの一つです。最大の特徴が「昼間に開催される」ということ。リアル時間という意味でも、ロールプレイの舞台としても昼間という、カデシュ二次創作イベントの中でも唯一無二の存在です。
コンセプトも「ある日の昼間ある場所で、キミは何をしていますか?」というものになっています。また、毎回シチュエーションが変わるというのも特徴の1つ。
空港やクレー射撃場、とある夏の小さな町まで、多様なシチュエーションでロールプレイすることが可能です。普段の夜の世界の話に、昼間の行動が合わさることで、ロールプレイ的な説得力が増す事間違いなし。
隔週水曜という時間での開催ですが、これは主催のあんちゃんVさんの「夜勤の時でもカデシュのロールプレイをしたい!」という情熱によるもの。
夜会とは少し違うキャラクターの日常をロールプレイしてみたい方にはおススメのイベントとなっています。

クレー射撃場にて。各々銃を手に練習に励みます。

日本のとある町にて。思ってもない場所での出会いが、ロールプレイに彩を添えます。
FieldworkQRP
――仕事の時間だ。兄弟。場所はこちらで指定してある。メンバーもこちらで用意した。獲物もこっちで準備したものを使ってくれ。
あぁ、一つだけアドバイスだ。何があっても動揺するなよ。この仕事、何が起きたっておかしくないんだからな――
『FieldWorkQRP』はカデシュで使っているキャラクターを利用して、ロールプレイしながらゲームワールドを攻略するカデシュ二次創作イベントです。
こちらのイベントはゲームという形でロールプレイのお題が与えられるのが特徴。例えば、仮想と狂気ををテーマにしたゲームワールドを攻略した際は2班に別れ、1つの班は「VRゲームの調査」という名目でゲームを攻略し、もう1つの班は「異常現象の調査」という名目でゲームを攻略しました。
このように、迫りくるゲームテーマやギミックというお題に対して、キャラクターがどのような反応を返すのか、どのように戦ったり行動するのか、そういった動きが練習出来るイベントになっています。
自分のキャラクターが実際に事件に立ち会った時どうするのか。夜会だけではなかなか実現できないキャラクターの立ち振る舞いを楽しむことが出来るというのが、『FieldWorkQRP』のおススメポイントとなります。
参加された方のツイート。普段出来ない激戦も……!

イベントと言えばアフターも楽しみの一つ!良かったロールプレイの感想戦は言いようのない楽しさがあります。
Fun est potentia.
受付を通った先は机が並び、その上にはみんなの情熱の結晶が本やグッズの形で並ぶ。
ここは同人誌即売会「Fun est potentia.」、裏世界の住民たちにフォーカスした、さまざまな物語が集う場所――。
『Fun est potentia.』通称「同人力デシュ」はこれまで紹介したカデシュ二次創作イベントとは一味違い、「カデシュ二次創作のオンリー同人即売会風イベント」です。
参加者は各々のキャラクターや、カデシュ公式キャラクターの二次創作を持ち寄り展示します。といっても必ずしもすべてを制作する必要はなく、同人誌のタイトルとあらすじを文章で納品するだけの簡単なコースから、現実の展示と同様に展示物を納品する本格的なコースまで、さまざまなコースが用意されています。中には同人力デシュに展示した後、本当に本を作っちゃった私のような人間まで居ます。
また、このイベントではカデシュキャラクターのコスプレが可能。通常、カデシュでは公式キャラクターのコスプレはNGというドレスコードになっていますが、同人力デシュでは各々渾身のコスプレアバターを持ち寄って交流しています。中には公式の人がコスプレをしてきたりすることも。
さらに、これまた通常のカデシュでは利用がNGとなっている、カデシュ公式から販売されているキャラグッズ等も利用可能になっています。推しコーデももちろんOK!
カデシュに対する情熱をぶつける場として、また、他の人の情熱を受け取る場として、とてもアツい場所、それが「同人力デシュ」なのです。

コスプレ&推しバッグ。ヤスナカへの愛が溢れている……!

集合写真。どこか既視感のある参加者もいますが、二次創作イベントです。
カデシュをコミュニティ丸ごと楽しもう!
以上、5つのイベントの紹介でした。ここでご紹介したのは一例であり他にも魅力的なイベントがたくさんあります。今後も増え続けるかもしれないので、ぜひ自分の手で探してみてください。
ここで紹介させていただいたイベントに参加すれば、カデシュの公式イベントに参加できずとも、カデシュの雰囲気を感じられること間違いなし!
「カデシュに行ってみたいけど、よく分からなくて……」という方にも、カデシュの世界に触れる1つの手段としておススメしたいと思います。
また、ホテルカデシュは今年で4周年を迎えます。その周年に合わせてイベントも開催予定!
現在はカウントダウンイベントとして、X(旧Twitter)上でアートギャラリーが展開中です。こちらも各キャラの過去や未来のイラストが美麗に描かれ、これからのカデシュが楽しみで仕方なくなります。
来るべき4周年に向けて、公式イベントと二次創作イベントの両面からカデシュを楽しんでいきましょう!