活動7年を迎えたAMOKAに新進気鋭のSpicaが聞く『VRC音楽祭2025』の魅力をインタビュー

VRC音楽祭の原点と、コミュニティへの感謝

蒼目ロア

VRC音楽祭は、以前AMOKAさんが主催されていた「VRMF」に着想を得て構想されたイベントだそうですね。VRコミュニティを盛り上げたいという想いを同じくするAMOKAさんから、一言いただけますか。

あいぽ

VRMFを開催していたところ、主催のPONYOさんからお話をいただいてVRC音楽祭の実現に繋がりましたからね。

VRMFは2021年と2022年に開催したのですが、2021年当時はまだ音楽勢の母数が少なく、フルトラッキングでパフォーマンスをする人も少ない発展途上の段階でした。その中で、最大限いいものを作りたいとみんなで集まって作ったイベントだったんです。私たちアーティストだけが主役のイベントではなく、ワールドクリエイターや、本番ワールドの様子を別インスタンスに映し出すギミックを作ったVoxelKeiさんなど、それぞれの分野のスペシャリストによる「技術博覧会」の側面もありました。

もいさん

大きいライブはもちろん、いつものライブであっても自分たちだけでは絶対に成り立ちません。場を作る人、管理する人、誘導してくれる人……いろんな人の力を借りてライブができるということを大事にしています。 いろんな人たちと一緒に協力して頑張っていきたいという気持ちが引き継がれていると思うので、変わらず感謝の気持ちを忘れずに、丁寧にパフォーマンスしていきたいですね。

自分たちでやっているからこそ実感するのですが、イベントを企画して開催するのは本当に大変です。だからこそ、事前準備してくださるスタッフの皆さんは本当に大変ですし、それを続けることは凄まじいことだと思います。イベントの傾向として演者が見られがちですが、ぜひ制作メンバーなどイベント全体を含めて楽しんでもらえたらと思います。

新旧アーティストが織りなす「VRC音楽祭2025」の注目ポイント

にゃんこ

現在、VRC音楽祭のXアカウントでは出演者が続々と発表されていますが、AMOKAのお二人はどんな期待をされていますか?

もいさん

昨年出ていた人と新しく出る人が入り混じっていますよね。昨年だと「Ambientflow × アメミヤチカ」が素敵なステージを披露しているのを見ていました。

もいさん

新しい人たちだと「あまい夢からすきってして」が出てくれて、新しい人が出ることによって世界の裾野が広がってきているなと感じます。多種多様なメンバーと同じ舞台に立てるのが嬉しいですし、人が増えたとしても皆さん独自の世界観を持っていて、ジャンルに偏りが大きくない世界だと思っています。

あいぽ

いろんなジャンルの音楽を聴けるのはいいですよね。自分が普段聴いていないジャンルに触れられるのも、音楽祭の魅力だと思います。 もちろん1つのジャンルを追いかけるのも素晴らしいことですが、私はその時々に出会った音楽を開拓していって、自分の中での引き出しを増やしていく感覚を得られることが多くて。いろんな音楽を聴いて、自分の心が豊かになっていくと良いなと思っています。

しゅくろ

今回お話してみて、そんなAMOKAさんと一緒に出られるVRC音楽祭がだいぶ楽しみになりました。年末まで興奮で寝られないかもしれません。

もいさん

まだ結構日数ありますよ?

にゃんこ

昨年VRC音楽祭を見ていた、りんか的にはどう?

りんか

昨年はYouTube配信を見ていたんですが、ダンサーとのコンビネーションもすごかったですし、背景に流れていた映像も含めてコンセプトがマッチしていたので、今年もどうなるか楽しみです。今年もダンサーはいるんですか?

あいぽ

どうなんでしょうね……? 知っているけど言わないでおこうかな。

にゃんこ

私は知っているので話しちゃいますが、昨年もいたダンサーの方が今年もいらっしゃるようです! 1年経ってステップアップし、クオリティアップしていること間違いなしです。ということでインタビューはこれで終わりとなります。インタビューにお付き合いしていただきありがとうございました。