じむの朔さんが主催する、FM言ノ葉が2022年より始めたVR読書週間キャンペーンは、今年で3回目を迎えました。
メタカル最前線では、毎年キャンペーンとコラボしているイベントに注目し、これまで記事を紹介してきました。
今年は3つの朗読会イベントに参加し、それぞれ趣向を凝らしたワールドや表現豊かな読み手さんたちが、大変印象に残るものとなりました。
それではそれぞれのイベントの様子をご紹介していきます。
以前のイベントのレポートはこちら
①FM言ノ葉主催・秋の朗読会
こちらはFM言ノ葉での秋の朗読会。店員の方が司会を務め、読み手がステージに立って朗読をするというシンプルでわかりやすい構成のイベントです。

会場のワールドは2Fにラジオの収録ブース、1F にはVRCユーザーが書かれた作品を読むことができるギミックつきの読書スペースがあります。
普段は毎週火曜にラジオの公開収録や、木曜日に読書が好きな方々の集いのイベントを開催している場所です。
イベント会場ではカウンターも設置されており、コーヒーやお茶を飲みながらゆっくり過ごすことができます。

今回は3名の方が読み手として舞台に立ちました。
それぞれの朗読した作品の内容はバラエティに富んだものとなり、秋の朗読会の名にふさわしい、リラックスした時間を過ごせたように思います。
①松葉シノさん 『ゆめの話』作:室生犀星
②雛宮 『灯とジンジャーエール』自作品
③The Gold 『ジャックオーランタンのいたずらな夢』作:降谷凪

小説や詩などを書かれる方にとっては、いつか自分の作品をこういった形で朗読してもらえるかもしれないという嬉しさがあるこの朗読会。ぜひおすすめしたいです。
②絵本の平行世界

こちらはVRCユーザーのいちやさんが主催している、不定期で絵本の読み聞かせを行っているイベントです。
朗読には「絵本ひろば」というオリジナル絵本の投稿・閲覧ができるポータルサイトを利用しており、著作権の観点からクローズイベントとして開催しておられるそうです。
今回初めてVR読書週間のキャンペーンに参加しました。
ワールド内はハロウィンということもあってかぼちゃの馬車やコウモリなど、ハロウィンモチーフの飾り付けが見事で、楽しい気分にさせてくれます。

語り部=読み手の方々はこちらのスタッフさんだったり、外部から来られるかたなどさまざま。
朗読をきいていると、どの語り部の方々も、感情をこめたりと表現もすばらしくいつのまにか聞き入って物語の世界へ入り込んでしまいます。

絵本というとなんとなく子供向け??と思われる方も多いかもしれませんが、
実際に朗読を聞くと全くそんなことはなく、むしろ大人が読んだほうがよいのでは!?と思われる作品が多かったのが印象的でした。筆者も新しい発見をした気がします。
こちらのイベントは、グループインスタンスで開かれるため、参加するにはVRC内グループへの入会が必須となっています。
気になった方は是非参加してみてはいかがでしょうか。
関連リンク
絵本の平行世界 公式サイト
絵本の平行世界 VRChatグループ
③セイオワプラネタリウム
こちらはVRC内でアイドルグループとして活動されている「SEISO NO OWARI」のメンバー・でるふさん主催の朗読イベントです。
会場は「Cat’s Planetarium」という迫力あるプラネタリウムのワールド。
こちらはスマホでも訪れることが可能となっているワールドで、見渡す限りの迫力ある星空がとても印象に残ります。

イベント内容は、やはりプラネタリウムというだけあり、前半は星空の案内、後半に朗読という構成となっていました。
前半の星空案内では秋の星座をテーマに、ペガスス座などの星座の位置、それにまつわる神話などが解説されます。

ワールド内は床も空もなく、すべてが星空の中なので非常に没入感が高く、プラネタリウムの中というよりはまるで宇宙に佇んでいるような錯覚を覚えました。
関連リンク
普段、なかなか忙しさに追われてのんびりする時間が少なくなっています。
そんな時代だからこそ、読書週間という機会に新しい本への出会いなどをしてみてはいかがでしょうか。




















