夏もいよいよ終わりに近づいてきましたが、まだまだVRでは夏はおわりません！
MusicVket5が8月26日の土曜日から9月3日の日曜日まで、現在開催されています。
こちらは株式会社HIKKYが主催し、2020年より誕生したメタバース空間上での総合音楽イベントです。コロナ禍でアーティストたちの発表の場が少なくなっていく中、「音楽をテーマにしたバーチャルイベントを開催してほしい」というユーザーの声を元に誕生し、今回で5回目となります。
バーチャルの内外で活動する約300サークル以上のアーティストたちが勢ぞろいし、楽曲の展示即売を中心に特設ライブ会場でのオープンライブなども実施されています。
今回メタカル最前線では、実際の楽曲の展示ワールドやライブ会場に潜入しました！
なんとそこでは今回MusicVketのオープンライブに出演されている今話題のユニット「すくまる」さんに、突発的ですがお話を伺うことができました！
そちらも合わせてぜひご覧ください～
エントランスエリアの様子
構成はエントランスに展示ワールドが５つ。いつでもライブが見られるワールドも、コンテンツが充実
エントランスは賑やかな夜の街をイメージ。ネオンとロゴが飛び交い、これからどんなものがあるのか、ワクワクさせてくれます。
バーチャルマーケット2023 summerでも展開され、話題になったJVCケンウッドによる、広瀬香美さんのリズムゲームが設置されています。まだやったことのない方は、是非チャレンジしてみてくださいね。
そして展示ブースでは、アーティストたちが制作した楽曲を、一つ一つ試聴ができるようにになっており、お気に入りの曲が見つかったら購入もできます。
デジタル音楽のエフェクト用語にちなんで名前がつけられた５つのワールドは、降り立ってみるととても穏やかな雰囲気で、まるで音の図書館に来たような気分になります。
ワールドの装飾が落ち着いていて素晴らしく、ゆっくりと自分の好みの楽曲を探すことができます。
お目当てのサークルを探しやすい工夫も随所にてされており、それぞれのエリアの前にはサークル名と配置地図が表示されたり、エリアの中央でも楽曲がランダムに流れたりと、サ
ブース自体の配置もゆったりめなこともあり、とてもわかりやすくなっています。
Cinderella(シンデレラ)のワールドでは、VRアーティスト「Reimhak」の自主制作による、ボカロP「DECO*27」の楽曲『シンデレラ』のVRMVを見られます。こちらは期間中常設展示となっていて、いつでも視聴が可能です。
さて、今回のMusicVket５では、ライブ会場が設置されており、約50組のアーティストによるライブイベント企画が実施されています。
特設ライブ専用ワールドでは、和・夏・冬・街をイメージした4種類のステージ＋3種類のライティングから選べるギミックがあり、多種多様なジャンルのアーティストがMusicVketを舞台にパフォーマンスを行っています。
ライブのタイムテーブルやアーティスト紹介などがワールド入り口の看板に設置されており、どのアーティストが何時から、ライブイベントを行うのかがすぐわかるようになっています。
超突発企画！？すくまるの皆さんにインタビュー！
さて、筆者はオープンライブのワールドを見学していたのですが、そこでライブを行っていたのは出演アーティストのひとつである「すくまる」のユニットの皆さんでした。
素敵なピアノの音色が流れていたので聞き入っていたら、「すくまる」のプロデュースをされていて、ご自身もDJとして活動中のクランプクロウさんから、なんとインタビューをしてほしいと声をかけていただきまして、突発的ではありますが特別にお話を伺うことができました。
ユニット「すくまる」とは、同人音楽や太鼓の達人などの音ゲーの曲で大活躍しているボーカルの「まるもこ」さん、ジャズピアニスト＆コンポーザーで同人界隈を賑わす「すくろーす」さんが奏でる音楽と、透過モニターの使い手であるVJの「Mano」さんのユニットです。それを支援する裏方のメンバーさんも複数おられ、仲良く活動をされているということです。
ーー それではユニットを組まれて活動をするようになったきっかけなどについて教えてください。
まるもこ はい、わたし達本業っていうか、メインでやっている活動がありまして、同人音楽といって、自分たちで音楽つくって、即売会で販売して、そこでCDの販売をやって、そのCDを作成する際に誘ってもらって歌ったり、私は何か他のサークルさんから依頼が来てボーカルとして歌ったり、ということをやっています。
私とすくろーすさんがその関係で、ご依頼をいただいてボーカルをしたりっていう感じの関係性だったんですけど、ある日VRの沼に引きずり込んで、そっから結構話すようになったりして、ある日ManoさんがVJをして、すくろーすさんがピアノソロでずっと弾くっていうイベントがあったんですね。
それにクランプさんと、MINAGIさん（※DJでも活動されています）Manoさんとか、他のメンバーさんがそこのワールドで設備とかやってらっしゃって、それで私が遊びに行った時に、クランプさんが、「まるもこさん、すくろーすさんと一緒にやって歌えばー？」みたいな感じで始まったんです。
ーーこのグループでスタッフのメンバーさんも含めて、活動を始めてから、どのぐらい経つんですか。
まるもこ 確かちょうど1年くらいじゃなかったでしたっけ？？
すくろーす まだ1年じゃないけど、最初ManoさんのVJが見たいってイベントで私がピアノ弾いてやったの、それがちょうど1年前ぐらい？
クランプクロウさん（以下クランプ） はい、ユニットとしては今年の11月で1周年になりますね。
ーーユニット名はひらがなで「すくまる」なんですねー
まるもこ そうです。普通にすくまるです。厳密に言うと、すくろーす、クランプクロウ、Mano 、まるもこで、すくまるみたいな感じで、後から設定を考えてそうなりました（笑）
ーーなるほど、それでこれからのVR界隈を皆で盛り上げていこう！って感じなんですね。
クランプ
そうです。一応もう活動としては、個人のチームですくまるのライブもやっているんですけど、先日の6月に行われたシンデレラフェスにも出演してたりします。
まるもこ あ、クランプさんが全部まとめてくれるからライブ回数とかわかりますね。たすかります～
ーー今回のライブも、MusicVketとのコラボで、公式イベントみたいな感じな立ち位置でいいんでしょうか？
クランプ MusicVketのオープンライブっていう企画があって、そこに僕らが参加して出演させていただいています。期間中いつでもやっていいよ！ということで自由にワールドのインスタンスを立ててライブしていますね。
まるもこ うんうん、みんなあのワールドを使ってやってるので、同じ時間に別のところで、ライブしてる人とか全然いたんじゃないかな？それが30何人も重なって。すごいですよね。
はい◯◯さんのとこのインスタンスに飛んだな、と思ったら別の◯◯さんとこ行けるし、◯◯さんとこのオープンライブ行ったら、そっちはそっちで別だしって感じですね。
クランプ 30日ももう一度ライブがあるんですけど、同じセトリでやっていますね。あとは今週土曜日のSLT(※)に出演する予定です。
（※ VR OpenMicBar SpotLightTalks：VRChat上で、土曜日の22：30より営業の音楽イベント。）
ーー今後の活動など、これからどう盛り上げていきたいなーなどの展望がありましたらお聞かせください。
Mano 現在は月に1回くらいで、定期的にライブをやっていますよね。
あとはそうですね、すくろーすさんがコンポーザーっていうのもあるので、すくろーすさんのオリジナル曲を歌いつつ、カバーっていうのを大切にしながら、頑張っていこうかなーと思っています。というのを今勝手に言っちゃってますけど（笑）
ーー今回のMusic Vketには出展されたりはしてないんですか？
まるもこ すくまるではやってないんですけど、お手伝いで２つ、もういっこは自分の別名義のサークルで出展しています。
クランプ あと10月のM3にすくろーすさんが出展したりします。
まるもこ VRが好きすぎてVRでもライブしたいってなって歌ったり弾いたりみたいな感じでやってますね。
そもそもすくろーすさんはジャズピアニストなので、ピアノはすごく得意で、弾いてる中で、このユニットを組んだっていう感じなので、みんなそれぞれ、個人の活動もあるんだけども、VRの活動としてはさっきお話したオープンライブとか、SLTに出させてもらうとか、定期ライブをしてるとかそんな感じですね。
ーーそれでプロデューサーがクランプさん。
まるもこ クランプさんがいなかったら、ライブしないすくまるになります(笑)全員が多忙なので、まとめ役のクランプさんがいないとまとまらないんですよ。
クランプ いつもの仕切りをしているだけです（笑）
ーーそれでは最後に、ライブの感想などのコメントをお願いします。
すくろーす なんかMusic Vketっていう、大きいイベントでやったから、いつも結構その私とかまるもこさんとかのフレンドさんとかがたくさん見に来てくれるっていうのが多かったんですけど、今回はいわゆる一見さんっていうか、初めての人がたくさん見に来てくれていたのはすごい嬉しいかな～
まるもこ 普段のライブももちろん緊張するんですけど、なんか今日はそれこそ初めての方とかがいて、パフォーマンスをちょっと意識してみたんですよね。なんかオープンライブっていうこともあったしワールドもなんか結構ワーッと周りが背景でかわいい感じだったのでちょっと注意を引くような感じで声かけしてみたりとかMCしてみたりとかしたつもりで、パフォーマンス重視をちょっと意識したライブをさせていただきました。
Mano 普段はあのクラブミュージックとかのイベント、クラブイベントですね、VJをやったりとか。他のVRアイドルの衣装の映像を出してみたりだとか、そういうことしてるんですけどこうやってMusic Vketって大きなところで、何だろうな。
この機会をいただけて、そのそのワールドごとの特色に合わせて映像を出すっていう挑戦ができる場所でもあるので、すごく楽しいイベントになってます。
床にもね、映像が出たりとかね、透過のスクリーンであったりとかっていうミュージック独特のね、面白いワールドになってるので、そこの映像の演出なんかの、すくまるはもちろんですけど、他の方のね、イベントを気にして見ていただけると、VAとしては嬉しいです。
