9月18日、VRChatは2024.3.3のパッチをオープンベータとしてリリースしました。
今回のリリース内容はChatboxの新機能や縦向きドローンの実装など、見どころ盛りだくさん。本記事では、オープンベータの注目ポイントをいくつかご紹介します!
ついに縦向きドローンが使えるようになります!
こちらは多くのユーザーが待ち望んでいた機能ではないでしょうか?
使い方は簡単。カメラを起動したら、左上の矢印がクルクルしているマークのボタンをクリックすると縦向きになります。VRの場合はボタンがないため、そのままカメラを持って好きな角度に調整しましょう。
また、フォーカスのフルオートモードも使いやすさが向上。アバターや背景をクリックすると赤い斜線で該当部分が覆われ、今どの部分にフォーカスしているかが一目で分かるようになりました。
カメラの詳しい使い方は、こちらの記事でご紹介しています。
Chatbox2.0で利便性が大幅にアップ!
VRChat内のコミュニケーション方法のひとつ、テキストチャット。
今回のオープンベータで、Chatboxがデフォルトで全員に表示されるようになりました。従来では「フレンドのみ」がデフォルトなっており、不便に感じていた方もいらっしゃるでしょう。加えて、音声と同様にイヤーマフ・ワールドゾーンを尊重し、Chatboxがフェードアウトするようになったとのこと。
また、従来では送信するまで表示されなかったメッセージが、書いている間にリアルタイムで表示されるようになりました。キーボードが非表示になって画面がスッキリ、視界も広くなり、よりスムーズなコミュニケーションが可能になるでしょう。
デスクトップでストリームカメラが使える!Spoutにも対応
ストリームモードでは、カメラが撮影している映像をVRChatのアプリケーションウィンドウで録画・配信ができます。
これまではVRモードのみ対応でしたが、今回のオープンベータでデスクトップ版にも対応。ワールドやアバターの撮影・配信に活用できるでしょう。
また、VRChatは新たにリアルタイムの映像を共有するためのアプリケーションSpoutに対応しました。
使用例として公式が挙げているのは、OBSにSpoutプラグインを導入後、別のSpoutキャプチャーソースを作成してストリームモード中にカメラを表示するといった内容。
現在はデスクトップのみ対応となりますが、こちらも幅広い使い方ができるでしょう。
今回挙げた意外にも、細かい修正点や変更点が多く発表されています。
オープンベータに参加するにはSteamからVRChatを開き、「ベータへの参加」を有効にしてログインしましょう。
より詳細な情報を確認したい方は、公式が発表しているドキュメントをご覧ください!
開発中のベータ版製品を調整するにあたって、参加者を特定の団体やユーザーだけに絞らず、誰でも参加できるテストのこと。反対に、参加者を限定しておこなうテストをクローズドベータテストと呼びます。