VRChatを目一杯楽しむには、アバターは欠かせない要素です。そして、自分のアバターをアップロードするためにUnityを使用し、さらに衣装や髪型を変更する「アバター改変」をしている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、Unityとは本来ゲームを制作する際に使われるゲームエンジンであり、操作もなかなか複雑でクセがあります。「エラーばっかりで難しい……」「もっと楽にアップロードできればいいのに……」そんなお悩みをお抱えの方も多くいらっしゃることでしょう。
そこで本記事では、Unityを使わずにVRChatへ直接アバターをアップロードできるアプリをご紹介。気になったものがあれば試してみてはいかがでしょうか?
MakeAvatar
MakeAvatarはGugenka製のスマートフォンアプリです。アプリのダウンロード、VRChatへのアップロードは無料で、6種類の素体から選んで自由にカスタマイズできます。直感的な操作でわかりやすく、簡単に作成できる点が魅力です。

服や髪型、小物などのアイテムはひと通り揃っており、「化体(けたい)」と呼ばれる素体も男性・女性・デフォルメ・Mochipoly(モチポリ)と種類が豊富。クリエイター制作アバターを購入後そのままアップロードできる「コンプリートセット機能」も存在します。
2025年4月からはデジタルコイン「UStar(ユースター)」の提供も始まり、試着、購入、アップロードをアプリ内で完結できるようになりました。
基本アイテム以外は、アプリ内のほかにXマーケットやStyMoreで販売されています。サンリオキャラクターや初音ミクなどのコラボ商品、季節に合った衣装などラインナップも多く、使い方によってはUnityでの改変にも引けを取らないでしょう。
2024年12月に発表されている情報では、VRChatのほかにVRoid Hub、バーチャルキャストなどへのアップロード、VRMエクスポートにも対応しています。
Avatar Maker
Avatar MakerはHIKKY製のWebアプリケーションです。基本利用は無料で、制作したアバターは配信活動などの営利目的での使用が許可されています。
衣装や髪型などひと通りのアイテムは無料のものが揃っていますが、Avatar Makerの特徴は「クリエイターズアイテム」と呼ばれるVRChatアバターをモチーフにしたアイテムがパーツごとに購入できる点です。

VRChatユーザーなら誰もが知るような人気アバターを自由にカスタマイズできるのは、Avatar Makerならでは。ストアで販売されているアイテムを駆使すれば、お気に入りのアバターが制作できるでしょう。
注意が必要なのは、Avatar MakerからVRChatへの直接アップロードは有料という点です。Unityパッケージ、およびVRM形式でのエクスポートは無料でできるため、必要に応じて使い分けるとよいでしょう。
Avatown
AvatownはDolami, Inc.が運営するバーチャルアバターに特化したプラットフォームです。これまでは3Dアイテムの販売がメインでしたが、購入したアバターをVRChatへ直接アップロードする機能が新規で追加されました。


VRChatへのアップロードは無料で、「オートアップロード」のタグが付いた商品のみUnityを介さずに使用することができます。ベータ版の現在、改変の機能はありませんが、将来的に実装予定で開発中とのこと。
もともとは北欧圏に向けたECプラットフォームだったこともあり、ラインナップは海外製アバターが多い印象です。しかし、まだまだ開始したばかりのサービスのため、今後の展開が期待できるでしょう。