【2024年最新版】VRChatのカメラ機能初心者向け徹底解説ガイド。写真撮影から動画までカバー!

ソーシャルVRのVRChatには、デフォルト機能のひとつにカメラがあります。ワールドの風景や自身のアバターなどを撮影して、思い出として保存し、SNSで発信することができます。

一方で、度重なるアップデートで機能がたくさん追加されたことで、初心者や操作が不慣れな人にとって「どの機能が重要なのか」が分かりにくいのが現状です。

この記事ではカメラ機能について、重要な機能から順番に紹介していきます。

優先度高 まず覚えておきたいこと

VRChatのカメラを扱ううえで、まず覚えておきたいことは以下の機能です。順に説明していきます。

  • 写真を撮影
  • タイマー
  • アンカー
  • 飛行モード
  • フォーカス
  • ズーム

「写真を撮影」

「写真を撮影」は文字通り写真を撮影する機能です。「写真を撮影」ボタンを押すか、VRの場合はカメラを持った状態で持っている方のコントローラーにあるトリガーを引くと、撮影できます。

「タイマー(5秒)」

「タイマー(5秒)」は、押すと5秒でシャッターを切るセルフタイマー機能です。VRChatでは、記念撮影をするときに10秒間の間にタイマーを押して撮影する方法があります。なお、5秒以外のタイマーは執筆時点では実装されていません。

「アンカー」

「アンカー」は、カメラのレンズ位置を固定する機能です。

「デフォルト」は、カメラの動きに合わせてレンズ位置も動く、標準的なモードです。

「ローカル」は、自分のアバターを基準にカメラのレンズが固定されます。レンズから映る画はカメラの画面から確認でき、レンズは手に持って動かせます。自分のアバターから透明な自撮り棒が出ているイメージです。

アンカー機能「ローカル」の挙動

「ワールド」は、カメラのレンズがその場に固定されます。「ローカル」と同様に、レンズから映る画はカメラの画面から確認でき、レンズを持つことで動かせます。透明な三脚を置くようなイメージです。

アンカー機能「ワールド」の挙動

「飛行モード」

「飛行モード」は、カメラをドローンのように飛ばす機能です。デスクトップとVRでは操作が変わります。デスクトップでは、マウスのホイールを押している間だけ、カメラをドローンのように移動させることができます。マウスを動かすことで角度が変わり、WASDキーで移動です。

VRでは、ボタンを押すことで「飛行モード」になります。切り替えのボタンは、「カメラのモード」と「アンカー」の間にあります。モード中は、スティック操作はカメラの移動に反映され、自分のアバターは移動不可能です。ボタンををまた押すと、再びアバターの移動操作ができます。

左スティックの上下で前後移動、左右で左右移動
右スティックの左右で回転、上下で上昇下降を行います

またカメラの左上にあるボタンを押すと縦型でドローンを操作ができます。

「フォーカス」

「フォーカス」では、カメラのボケを表現できます。

「フルオート」「セミオート」「マニュアル」で設定できる項目が増えていきます。焦点はカメラの画面を押すことで弄れます。

また、フルオートモードでは、アバターや背景を選択すると、選択した部分が赤い斜線で表示されます。そのため、どの部分にフォーカスしているのかが分かるようになっているので、有効活用しましょう。

「ズーム」

「ズーム」はカメラ画のズームイン/ズームアウトができます。カメラの画面横にバーが置かれており、バーのメモリを上下にすることで拡大縮小が可能です。真ん中にあるボタンでリセットできます。

広角と望遠によってアバターの顔をはじめ、見え方が変わるので、時折で変えていきましょう。

デフォルト
望遠
広角

優先度中 必須ではないが覚えておくと便利な機能

優先度中では、必ず必要ではないものの使いこなすともっと便利になる機能を紹介。該当する操作は以下の通りです。順に説明していきます。

  • ストリーム
  • 動作
  • ピン
  • マスク
  • マルチレイヤー
  • 写真の解像度
  • グリッド

「ストリーム」

「ストリーム」はVRモードのみ使える、カメラのレンズが映してる画面をVRChatのアプリケーションウィンドウに映す機能です。「カメラのモード」から「ストリーム」を選択することで切り替えできます。

動画撮影や配信時に「ストリーム」モードを起動し、OBSなどのソフトやDiscordなどの画面共有などでVRChatのウィンドウを選択すると、カメラが映す画面での録画・配信ができます。

「動作」

「動作」はカメラにあるオプションの機能がまとめられている項目です。

「手ブレ補正」は文字通り、カメラを手に持った際の手ブレを抑えてくれます。主に動画向けの機能です。

「自分を追従」は自分を基準にレンズの角度を変えてくれます。自撮りをするときや、配信時に自分を追尾してほしいときに使えます。

「水平を維持」はレンズを動かしても水平を維持してくれます。ただしカメラの高さは大きく移動できないため、自分が動き続ける場面でない場合は飛行モードで水平を取るのがオススメです。

「ピン」

「ピン」は最大3箇所まで、カメラの位置やズームなどの設定を維持したままスイッチできる機能です。複数箇所の定点撮影をしたい場合に使えます。

「マスク」

「マスク」では、カメラに表示される特定要素の表示・非表示を切り替えることができます。

「自分」はあなたのアバターが、「他のユーザー」は他プレイヤーのアバターを、「環境」はワールドの表示を切り替えます。

「グリーンバック」をONにすると、アバターの背景がグリーンバックになります。「UI」ではネームプレートなど特定の要素が表示されます。

用途としては、ワールドだけを映したいときに「自分」「他のユーザー」を押してアバターを消す、アバターの切り抜き写真や動画を撮るために「環境」「グリーンバック」を押してアバターだけにする、などの特定の場面に使えます。

透過
グリーンバック

「マルチレイヤー」

「マルチレイヤー」は、「カメラのモード」の中にある機能です。撮影すると通常の写真、ワールドだけの写真、アバターだけの写真、の3枚が保存されます。

用途は前述した「マスク」と被りますが、アバターだけ、ワールドだけを撮影したいときに使えるほか、ポスターや動画サムネイルなどで重宝する「アバターの透過背景画像」を手早く準備することができます。

「写真の解像度」

「写真の解像度」からは撮影する写真の解像度を変更できます。通常ではFullHDで保存されますが、最大8Kでの保存もできます。なお高解像度の写真撮影は撮影時に負荷が掛かるため、使用しているパソコンなどの環境に合わせて設定してみてください。

「グリッド」

「グリッド」は、カメラの画面上に補助線を出してくれる機能です。用途としては、構図を意識した写真撮影をしたいときに使います。写真のテクニックを活かしたいときに使えるので、気になる人は頭の片隅に入れておきましょう。

優先度下 そのうち使うかもしれない機能

ここでは、サブスクリプションのVRChat+に関連する機能や、使用する場面が少ない機能を紹介。該当する機能は以下の通りです。順に説明していきます。

・マルチレイヤー以外のカメラのモード

・レンズの表示

・フィルター

「カメラのモード」は、「マルチレイヤー」以外はサブスクリプションのVRChat+に関連する機能になるユーザーアイコンや絵文字作成に使えます。

「レンズの表示」は、レンズを消す「オフ」、半透明の「ホログラム」、ハッキリ出る「ソリッド」に設定できるものです。

ホログラム
ソリッド

「フィルター」は、VRChat側に用意されたカメラのフィルターを設定できます。