BOOTHショップ「ポンデロニウム研究所」より、オリジナル3Dモデル『しなの』が発売されました。販売価格は6000円。10月4日までリリース記念セールで1000円OFFセールが実施中です。
モチーフは「実家の猫」。ふわふわのシルエットにはこだわりが満載!
『しなの』は、「ふわふわした感じの女の子」がコンセプトの女性アバター。「ポンデロニウム研究所」発アバターとしては、『桔梗』から数えること約2年半ぶりの新作です。
制作者のぽんでろさんにお話をうかがったところ、モチーフはぽんでろさんの実家で飼われている猫とのこと。この猫ちゃんは長毛種らしく、『しなの』のふわふわとしたカーディガンにそのモチーフが継承されているとのことです。
素体は新規造形。『桔梗』をベースに調整し、好評だった手は継承しつつ、足やテクスチャなどはより細かく作り込んだとのこと。
また、『桔梗』や『メリノ』にはデフォルトでネイルが施されていましたが、『しなの』は昨今のネイル改変トレンドへの考慮と、モチーフとなった猫の無垢さ・飾らないかわいさを表現するために、あえてのネイルなし。その分、甘皮もきれいに映るような調整も施されているとのことです。
『桔梗』の発売から少し時間が開いたこともあり、ぽんでろさんの中でも『しなの』には技術的なチャレンジやクオリティアップの試みが数多く盛り込まれているのだそう。非常に細やかなケモミミの耳毛や、服に見られる複雑な形状のパーツ、細かなところでは顔と首との間の法線調整など、見えるところから見えないところまで力が入っています。
そして、アバターの輪郭に沿って発光する「逆光ライト」が搭載されています。衣装の金属部に見られる表現であるものの、アバターにはあまり見ないものだったため、昨今のバーチャルフォトグラフィ需要も受けて組み込まれたギミックなのだそう。その効力は、ぽんでろさんのXに投稿されている『しなの』の写真からもうかがえます!
なお、動作条件は「ワールド内にブルームがあること」。どんなワールドでも動作するものではないとのことです。また、普段使いには眩しいため、写真撮影などでピンポイントに使うことが推奨されています。
アバター改変が楽になるかも!? サポートツール「Avatar Modify Support」に注目
アバター本体も目を引くポイント満載な『しなの』ですが、アバターの外側にもユニークな試みが見られます。それが「Avatar Modify Support (AMS)」。アバター改変をちょっとだけ簡単にする、サポートツールです(利用には「AMS」同梱パッケージの導入が必要)。
主な機能は、顔改変のプリセットと、色改変のプリセットの追加・適用。わかりやすく言えば表情とカラーリングを簡単に調整できるということです!
まずは顔改変の機能からご紹介。この機能は、『しなの』に搭載されたシェイプキーの調整値を、プリセットデータとして作成し、適用することができます。
デフォルトでは顔面の調整プリセットが10種類同梱。プリセットは新規作成も可能で、さらに身体側のシェイプキーも調整・登録が可能です。さらに、FXコントローラーに入っているDefault Animationレイヤー用のアニメーションファイルとして書き出すこともできます。
自分好みのデフォルトプリセットを探すもよし。自分でプリセットを作るもよし。なんなら作ったプリセットを共有するもよし。将来的には「調整済みの顔プリセット」が流通するかもしれませんね!
そして、アバター改変の第一歩・色改変も簡単にできます。必要な操作は「変えたい色のボタンを押す」だけ。テクスチャファイル編集いらずで、1クリックで色変えができるのはかなりすごい! 髪も目も服も、ゲームのキャラクタークリエイト感覚でサクサクできます。
このくらいの改変であれば、かんたん操作で5分もあればできちゃいます! 「アバターを作る側から改変の方向性が提示できる」とぽんでろさんが語る「AMS」。アバター改変にまたひとつ革命がやってきたかもしれません……!
なお、「AMS」は現在アーリーアクセス中のツールです。「最低限の動作チェックはされているが、動かない環境もあるかもしれない」とのことなので、もし動作時に「おや?」と思うことがあれば、ぜひ問い合わせフォームなどで報告しましょう。
気ままな猫のように、たおやかなお姉さんのように
というわけで、ぽんでろさんからご厚意で提供いただいた『しなの』を、『VRChat』上でも動かしていきます!
- 銀杏並木-Ginkgo Street-/制作者:Coquelicotz(ワールドURL)
『桔梗』でも見られたExpressionメニューの衣装切り替え機能も搭載済み。大きめのカーディガンやオーバースカートを外すと、シンプルな黒のドレスだけになり、シンプルで華奢なシルエットに。
髪型もExpressionメニューから切り替え可能です。アシンメトリーな髪型にできるのが大きな特徴。ちょこっといじるだけで印象は一変。「AMS」で色と顔つきを、さらにVRChat内で服装と髪型もいじれば、改変の第一歩は完了です!
体つきも切り替えできます。『桔梗』のようなふくよかな体型がお好きな人にもうれしいところ。
猫モチーフゆえに、どこか自由気ままな雰囲気がありつつも、ふとした瞬間にたおやかな顔つきが垣間見えます。美少女に見えるか、お姉さんに見えるか、そこは改変の調整次第といったところでしょう。
表情もなかなかに豊か。キュートな笑顔はもちろん、「大丈夫?」とおどろいているような顔も。いろんなシチュエーションで映えそうです!
気ままな猫のようにも、かわいらしいお姉さんのようにもなれる『しなの』。本体もかわいらしいのに、「AMS」で改変もやりやすい。これからアバター改変にチャレンジする人にもオススメできる新機軸のアバター、ぜひお手にとってみてください!
オリジナル3Dモデル『しなの』は、BOOTHショップ「ポンデロニウム研究所」にて通常価格6000円で発売中。10月4日までは、リリース記念セールで1000円OFFの5000円で販売されます。
また、アバター試着・展示システム「PolygonLoading」にて、サンプルアバターの展示が始まっています。FUJIYAMAなどの人気ワールドでも試着ができるので、お立ち寄りの際にチェックしてみましょう!
さらに、9月28日には公式集会も開催予定とのこと。お気に入りの『しなの』をご準備の上、ぜひ参加しにいきましょう!