8月8日、VRChat向けに簡単にオブジェクトの出し入れ、早着替えができるツールRadial Inventory SystemV4が公開されました。
Radial Inventory SystemはVRChatのユーザーには欠かせないツールであり、前回のバージョンであるV3.6のダウンロード数が1万6千件を超えるほどでした。
今回の最新バージョンV4では、衣装とアクセサリーを一括して切り替えができる衣装セット機能の実装と読み込み時の衣装が消えるバグの修正によって、早着替えの利便性が向上しました。
Radial Inventory SystemV4の導入は、VRCSDK3-AVATAR-2022.07.26.21.45以降のSDK向けとなっているため、使用するアバターのSDKが最新版であるか注意が必要です。
旧バージョンであるV3からV4へアップデートをする際は、V3のファイルを消さずにV4を導入し、設定の以降ボタンから設定の移行ボタンを押して移行ができます。
Radial Inventory Systemの機能を振り返りつつ、新しい機能を確認していきましょう。
一括で衣装を着せ替えできる新機能 simpleモード
simpleモードは、衣装の着替えやアクセサリーの切り替えなどに特化したモードとなっており、登録した衣装などを一括で切り替えができます。
登録できる箇所は7つあり、頭、胸、腕、腰、足の身体に加えアクセサリーが2つになります。登録できる数は1箇所につき8つです。
それぞれの箇所に身に着けたい衣装などを登録した後、衣装セットから組み合わせを登録することで、一括で切り替えが可能になります。
基本的な使い方ができる Basicモード
単体の出し入れのみする場合は、Basicモードがオススメです。グループを作り、その中に出し入れしたい物を登録します。
また、排他モードを使うことでグループ内に1つだけオブジェクトを出す状態にでき、衣装などの同時に表示させたくないものを使う時に便利です。
マテリアルの切り替えなど高度な設定をしたい方へ Advancedモード
Advancedモードでは、Basicモードの機能に高度な設定が増えたモードです。追加された機能は、複数のオブジェクトを出し入れできる機能や、一定時間で消えるタイマー機能などがあります。
さらに今回のバージョンアップでは、複数のマテリアルが登録でき、オブジェクトの状態をを追加せずに色の変更などを行えます。
今回のバージョンアップは、アバターの早着替えがはかどるようになり、アバターに色んな服を着せたいという人にとって嬉しい内容です。
これまで使ってきた人、使ったことがなかった人も、ぜひこの機会にRadial Inventoryを導入してみてはいかがでしょうか。