個性豊かなワールドを探しに行こう! VR空間大賞審査結果発表・ポータルワールド公開

NPO法人バーチャルライツは10月10日、ワールド巡り文化およびワールドクリエイティビティの促進を目的としたVR空間大賞の審査結果を発表しました。

今回の発表では大賞と審査員特別賞の受賞が発表され、応募作品の展示されたポータルワールドがVRChatにて公開されました。なお、ワールドの展示は10月31日までとなっています。

本記事では、VR空間大賞の応募作品が集まるポータルワールドをさっそくレポートしていきます!

空港をイメージした特設展示ワールド

ワールドにたどり着くと、目に見えるのは空港のターミナルのような光景。バーチャルライツの垂れ幕に、赤い花が垂れている大きな木がいくつか植えられています。青が多く使われている中に赤い花があるとひときわ目立ちます。

ワールドの各所にはバーチャル美少女ねむさんやリーチャ隊長さんといった審査員や後援のポスターも掲載。他にも自販機も置かれていたり、掲示板にはVRChatのインスタンスにちなんだ表示されていたりと遊び心を感じます。

さまざまな場所へ旅立つ場所とちなんで空港のワールドにしたのかもしれませんね

ワールドにはジップラインが敷かれており、手で握るとワールド内をジップラインを使って応募されたワールドを見にいってみましょう。

実際のワールドではジップラインの線が見えます

イマジネーションをテーマにした応募作品の数々

入り口から降りるとVR空間大賞で応募したワールドが並んでいます。イマジネーションをテーマに、ワールドの名前、ジャンル、紹介文が揃っています。

ワールドの中央には大賞と特別賞の作品が設置されており、VR蕎麦屋タナベさんなどソーシャルVRの最前線を担っている審査員からのコメントが掲載されています。

今回の大賞である「隔離都市ビブリオス:第6番街」は、廃棄された書籍が立ち並ぶ都市を舞台に無限にジャンプすることで探索するワールドです。

SUKANEKI審査員のコメント

イマジネーションという言葉の意味は多岐に渡ります。一般的に訳としてあてられている想像、想像力、といった単語で考えたとき、その想像の根源となるのはやはり基礎的な知識になってくると思います。「隔離都市ビブリオス:第6番街」には多くの書籍が並んでおり、一見特定の構造を繰り返しているように見えるワールドですが、全体を探索するとその細部へのこだわりを感じることができます。都市を散策している黒い何かも興味深いです。心が落ち着くワールドでした。

筆者も実際に行ってみたところ、どこまでも続く本棚や廃棄される本、目に見える景色の面白さに魅了されました

受賞作品に行ってみるのはもちろん、テーマがイマジネーションということもあり個性豊かなワールドが立ち並んでいます。まだ見たことのないワールドを求め、VR空間大賞のポータルワールドに行ってみてはいかがでしょうか。

参考リンク
VR空間大賞特設ページ
NPO法人バーチャルライツ(Twitter)
NPO法人バーチャルライツ公式サイト