これがVRChatに適応したクリッカーゲームの姿  ワールド「クミンの勇者冒険」に行ってみた

11月5日、VRChatのワールド「クミンの勇者冒険 v1․1a」が公開されました。ワールド製作者は、へへ戦士(HeHZS)さんクミンのアバター製作者であり、アスレチックを攻略するワールドKomariJumpの制作者でもあります。ゲームに登場する8bitのドット絵は、seyulさんが制作しています。

今回のクミンの勇者冒険v1.0は、クリッカーゲームを題材にしたゲームワールド。クッキークリッカーなどで知られているクリッカーゲームは、クリックもしくはアイテムなどの自動化によってゲームが進んでいくジャンルです。

VRChatでクリッカーゲームを作ろうとすると一体どうなるのか、さっそくレポートしてきました。

シンプルで王道なクリッカーゲーム

ワールドにつくとマットレスに囲まれ、ゆったりとした音楽が流れている場所に出ます。目の前にはゲーム画面が配置されています。

ゲームを始める前に2種類のキャラクターから選択して開始。最初はコントローラーのトリガーを使って敵を倒していきます。攻撃するのはワールドに置いてあるボックスを使いますが、固定されているボックスと自由に持ち運べるボックスの2つあるので自由な姿勢で遊べます

キャラクターに性能差はあるものもゲームの進行には左右されない

トリガーによる攻撃のほかにも、魔法を使って敵を倒せます。魔法にはMPが必要となりますが、トリガーを使っての攻撃よりもダメージが大きくなります。MPは時間経過で回復していき、総量や回復量は強化できる形です。

敵を倒すとお金がもらえます。手に入れたお金を使って装備を購入すると、敵を倒すのを自動化したり、ステータスを強化させたりできます。装備も一定以上を購入すると実績が解除されステータスにボーナスされるため、幅広く強化するのがいいでしょう。

のめり込んでしまうやりこみ要素の数々

敵を倒すことで得られるのはお金のみならず経験値やガチャがあります。経験値が増えるとレベルアップし、攻撃力アップなどの強化が可能。レベルアップをすると強化項目も増えて、どうやってポイントを割り振るかプレイヤーの判断が見られるポイントです。

敵を倒しているとガチャが引けます。ガチャではキャラクターのステータスを強化できるアイテムをはじめ、レアリティの高いアイテムでは強力な攻撃ができるアイテムも入っています。

強力な攻撃ができるアイテムは装備の数に連動していることがある

ゲームワールドだけどもゲームを放置できる!

クリッカーゲームの序盤はクリックしないとゲームが進みませんが、だんだんと装備による自動化が進んで放置できるようになります。

エフェクトが邪魔に感じたら設定でオフにできます

そしてクミンの勇者冒険はVRChatにあるゲームワールドです。放置している間は、普段のVRChatをしていればいいのです。つまり、ミラーを使ってフレンドとお話をしたり、ソファで横になってだらけていたり、動画を見ていたりしましょう。

ちなみにゲーム音はゲーム画面から離れると通知音以外消え、BGMもワールド内で下げられます。

他にもビリヤードなどのゲームが用意されていたり、睡眠がとれるようにワールドが暗くなる設定もあったりします。全部の武器を取得するだけでも数時間のボリュームがあるため、攻略する時は気長にやるようにしましょう。

そしてこのワールドにはセーブ機能も搭載。好きなペースでどこまでもやりこみできるので、心ゆくまでインフレしていくゲームを楽しんでいきましょう。

セーブは文字列が書き出される形式なのでメモしておくように

クリッカーゲームによくある放置する時間に、ミラーや動画プレイヤー、ビリヤードなどのゲームで遊ぶのは、VRChatの文化にいい具合にマッチしているように感じました。みんなでワイワイ話すときや、放置するときに使ってみてはいかがでしょうか。

●参考リンク
「クミンの勇者冒険 v1․1a」ワールドリンク(VRChat)