ソーシャルVR「VRChat」上にて、開催しているVRクラブイベント「青色クラブ」が2023年2月に1周年を迎えました。1周年記念として、公式ウェブサイトと、青色クラブ限定アイテムが入手できるBOOTHショップ「青色倉庫」が公開されました。
また「青色クラブ」の会場ワールドは、普段イベント時限定公開ですが、期間限定で明日3/2までパブリック化も実施中です。
本記事では、現在パブリック化されているこのワールドをご紹介するとともに、そんな1周年を迎えた「青色クラブ」のワールド制作者・藍上アオイさんへのインタビューを掲載していきます。
「青色クラブ」とは
「青色クラブ」は、毎月第1第3金曜日の22時00分~26時00分にオープンするVRクラブイベント。そしてそのイベントの舞台となるワールドのことです。 地下駐車場というシチュエーションで音楽やお酒を楽しむことができます。
主なエリアは3つ。カウンターやソファーでゆっくり話せるバーエリア。音楽を楽しむクラブエリア。イベント開催時には踊りたい方がたくさん集まります。そして1周年を期に追加された、地上階部分となっています。
制作者・藍上アオイさんにインタビュー!
ワールド制作者は藍上アオイさん。「バーチャル上に存在する手触りのある居場所」を目指し、2021年7月に制作を開始し、2022年2月にイベントとしてスタートされたそう。ワールド制作にこめた思いを伺いました。
大前提として、青色や緑色が大好きだからです。普段の仕事でも、青や緑をメインカラーにしてるものを多く手がけています。
また『三体』という中国のSF小説に「藍色空間」という戦艦が出てくるのですが、色をクラブ名にするアイデアを思いつきました。世界観として”青色”にはちゃんと意味があります。
2021年の7月開発当初、はじめて3DCGモデリングに触れたので、試行錯誤を重ねて作りあげました。
思い出すと、だいぶスキルアップしたなあって。もちろん、まだまだ勉強中です。テクスチャをもっとがんばりたいと考えてます。
――部のギミックを除きフルスクラッチで制作されていて、特に現実世界さながらの臨場感があるなと思うのですが、制作者としてのこだわりを教えて下さい。
はい、こだわりは音です!
今は無くなってしまった『新木場ageHa』、渋谷の『VISION』や『Contact』のようなクラブに行っていたのですが、入場待ちしている時にクラブから微かに聞こえてくる音だったり、バーカウンター周辺でフロアから漏れてくる低音が好きでした。それを聴きながらお酒を飲んだり、話せるような空間を自分で作りたいと思って、青色クラブに反映しています。
――1周年を迎えられて、2年目はどういう活動をされる予定ですか
今後のアップデートで、今構想している青色クラブの世界観を、色んな側面から表現してひとつの作品にしていきたいなと強く思っています。冠する「青色」の意味だったり、そのあたりも予想したりして、楽しんでいただけると嬉しいです。
こだわりは公式サイトとBOOTHショップにまでおよぶ
青色クラブの公式ウェブサイト(スマートフォンオンリー)はドメイン「.club」を取得する妥協のなさ。そして実際にワールド内で見られる、オリジナルアイテムを無料ダウンロードできる公式BOOTHショップ「青色倉庫」も展開開始。もちろんアイテムもフルスクラッチです。
1周年記念にかなりの熱量をこめていることが伺えます。今後も基底現実と仮想現実の狭間で様々なチャレンジをしていく予定とのこと。
ワールドのパブリック化は3月2日(木)23時59分まで。この機会に「青色クラブ」を訪ねてみてはいかがでしょうか。
●参考リンク
・藍上アオイ(Twitter)
・青色クラブ公式サイト(※スマートフォンオンリー)
・青色倉庫(BOOTH)
まずは、「青色クラブ」と名付けた理由をおしえてください。