『ニコニコ超会議』とは、株式会社ドワンゴが運営する動画配信サービス『ニコニコ動画』の「ネット発!みんなで作る日本最大級の文化祭」と銘打った、ニコニコ最大のイベントです。現在『ニコニコ動画』は登録会員数9,000万人を超えており、『ニコニコ超会議』では「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトにしたユーザーが主体の様々な企画が用意されています。
2023年度は『ニコニコ超会議2023』として、2023年4月22日から30日の計9日間にわたって、ネットとリアルにて開催されています。
踊オフって?
様々なユーザー参加型企画がある『ニコニコ超会議』。今回メタカル最前線で取り上げるのは「超踊ってみたupported by マンナンライフ」内の「超踊ってみたオフ」、通称「踊オフ」です。
『ニコニコ動画』の動画投稿ジャンルのひとつに「踊ってみた」という、既存曲にユーザーが振付をしたダンス動画があります。振付が話題を呼び、他のユーザーに波及していき、流行ったダンスや楽曲も数多くある人気ジャンルです。
以前から\ダンス経験者も初心者も関係ない!/\住んでいる場所も投稿歴も関係ない!/ネットでも!リアルでも! 同じ楽曲を踊って集まろう!というコンセプトの元、『ニコニコ超会議』では「超踊ってみたオフ」が実施されていました。
テーマソングで踊った動画を1つ用意するだけで企画に参加可能という手軽さで、今年もすでに130件以上投稿されています。
今年のテーマソングは、ボカコレ2022秋踊ってみたオフ テーマソングコンテスト 入賞作品
『ありえんくらいやばいけどどうする? / タケノコ少年 feat. 初音ミク』
今回VRChatからの参加も数多く見受けられましたので、素敵なダンス動画を投稿されたVRChatユーザーをまとめてみました。
VRChatからの「超踊ってみたオフ」参戦!
超踊ってみたオフの一斉投稿日4月22日に、ダンス動画を投稿された参加者の方々をご紹介します。みなさんに踊った感想コメントも貰ってきました。
鈴木まや
皆さんどうも!鈴木まやです!3月からフルトラになって、今ではVRChatで楽しくダンスをしています!今回の踊オフ2023はVRで参加させていただきました。振付は体を大きく使う部分があったり、テクニックがいる振りもあり、全体的にいいバランスの、とても踊りがいのある振りで楽しく踊れました!みんなで1つの曲を踊るのはやはり楽しいですし、一斉に動画投稿をしてイベントを作りあげるというのが、この踊オフの魅力。ベテランから初心者の方まで気軽に参加できる素敵なイベントなので、これを機にVRダンスを始めてみてはいかがでしょうか?
Lu-nyan
VR枠を自分たちのチームで抑えたので、達成感がありましたね。笑。これを見てVRダンスの可能性を感じて、VRChatに来てくれる人が増えたらうれしいな。来年一緒に踊りましょう!
ちょこみ
メンバーに声を掛けて、決まった後は締切まであと6日間を切ってかなりむちゃぶりな企画でした。結果として自慢できる作品が作れて、一緒に踊ってくれたお2人に本当に感謝しています。ぶいちゃも「ありえんくらいやばい」から、この動画を通じてみなさんに伝わればと思います。
ももはる
初参加でしたが、短期間での練習からの一斉投稿はお祭り感があり、参加して良かったなぁと感じました!デフォルメの効いたかわいいアバターや、素敵なワールドを使って撮影をするのはとても楽しかったです!来年はもっと沢山の方がVRの世界から参加するといいなー!
なぞのそらみ
振付を教わったので、踊オフの企画に参加してみようと思い、初参加です。振付はむずかしくてなかなか踊れなかったけど、がんばって練習しました!投稿動画をたくさん褒めてもらえて、とってもうれしかったよ~!曲も振付も良くってすごく楽しかったので、次回もまた参加したいです!
ぐやっち
ふだん一緒に活動しているグループLYNTがあるのですが、それぞれ各自メンバーを集めて踊オフ参加しよう!となったので、いつものチームメンバーと、今回一緒にやってくれたメンバーとで、2回投稿しました!!踊りやすくて楽しかったです。
振付が面白くて踊ってて楽しかったよ!
あと編集中に見てて思ったけどチームみんなで合わせて動画を作るのは達成感があって良いね! byLazy
普段なかなか踊らない曲と振り付けだったので新鮮な気持ちで楽しめました!!
また皆で楽しく踊りたいです!!ありがとうございました!! byオムレツ
「VRからの参加者を増やしたい」
今回、たくさんのVRChatユーザーが参加した「超踊ってみたオフ」。その背景には、とあるVRChatユーザーが主催した振り入れ練習会がありました。主催したシュリア・ミュールさんに、熱い思いを伺ってきました!
ー#超踊ってみたオフ にVRで参加されることになった経緯を教えてください。
2018年の「超踊ってみたオフ」から、毎年振り付けを覚えるようになり、昨年のニコニコ超会議の時期にはVRChatでフルトラッキングによるダンスパフォーマンスを始めていたため、踊ってみたオフ2022にVRで参加しました。今年も例年に引き続き、振り付けを覚え、動画投稿と合作動画への参加をしよう!と実は年始の頃から計画を立てていました。
ー2018年から参加されていたのですね!参加したくなる「超踊ってみたオフ」の魅力とは何なのでしょうか。
「超踊ってみたオフ」は、複数の振付師によって「比較的簡単な振り付け」が考案されます。最近の一般的な踊ってみた動画では、ストリートダンスのステップや体の動かし方、早い手の動きなどが多用されがちです。視聴者から見るとかっこいいですが簡単に真似できるものではありません。
その点、「超踊ってみたオフ」の振り付けは、今までダンスを踊ったことの無い初心者の方でも少しずつ覚えられるレベルになっているため、真似したい!皆と一緒に踊りたい!といった意思があれば、踊ることが出来ます。思い立った時に覚えやすい点が魅力的だと思います。
ーなぜ練習会をしようと思われたのですか?
もともとこの「超踊ってみたオフ」企画に、VR空間から参加する方は極めて少なく、もっとVRChatのダンサーたちにも参加して欲しい!という思いから、昨年始めて練習会企画を立てました。予想以上の方に来場いただき、VRダンサーが数組、合作動画へ参加してくださいました。今年はよりVR空間からの参加人数を増やしたいと思い、合同練習会・振付レッスンを開催しました。
ー今年、実際に動画を公開されてみていかがでしたか?
自分自身の動画へのコメントやいいねもありがたいですが、やはり昨年以上にVRダンサーによる動画投稿が見受けられたことが1番嬉しかったです。ニコニコ超会議2023はまだ終わっていませんが、この調子で来年もVRからの参加者を増やしていきたいです!
VRChatで流行するダンスシーン
年々、参加者が増えているVRChatユーザーの「超踊ってみたオフ」。実はVRでのダンスは、更に広がりを見せています。
VRChat上のダンススタジオ、VRP Dance StudioやOFF BEAT STUDIOなどのダンスレッスンを受けられるコミュニティが発足したり、以前メタカル最前線で取り上げたDancerVtuber海夏青さんの主催するVRダンスコンテストなども開催予定です。トラッキングの精度も、VRChatのアップデートや、新しいVRガジェットの発表が有るたびに進歩や改善もあり、これからますます表現の幅が増えていくことが予見されます。何より、好きな音楽で身体を動かすことは、心と身体の健康に良いです。(持論です)
貴方もVRダンスを始めて、次回の「超踊ってみたオフ」に参加してみると、新しいVRChatの楽しみ方が見つかるかもしれません。