VRの世界では毎日のようにイベントが行われています。
アバター集会、店舗型イベント、生演奏の音楽会であったりと、小さな規模から大イベントまで、種類はさまざま。
そして今アツいのは、VRダンサー・パフォーマー達の、ダンスパフォーマンスのショーケース型イベントです。色々なテーマやコンセプトのもとで素晴らしいステージが開催されています。
そんな中で今回、Virtual Reality People Dance Studio(以下VRP)が主催する、「VRPアイドル宣言」のステージを観覧させていただきました。
「カワイイ」「セクシー」「カッコイイ」を、それぞれアイドルダンスで表現した全6チーム総勢22名のダンサーたちが登場。この素晴らしいステージの様子を、レポートしていきたいと思います。
イベント会場に入ると薄暗いロビーに案内されました。各アイドルたちのポスターがずらりと並んでいるのが見えます。なるほど、これを見て自分の推しアイドルをみつけてね!というわけですか。
ポスターにはサインもかいてあるほどのこだわりっぷりです。
どのダンサーさんもかっこいいし、かわいいですね……開演が楽しみになってきます。
ポスターやチームロゴだけでなく新聞も貼ってあり、お客さんにVRPという団体を知ってもらおうという工夫が随所にみられます。
ステージの入り口前では、たくさんのうちわも設置されていました、これで推しのアイドルうちわを持って応援してね!という意図なんでしょうか。応援グッズも完備というのは観客にはとてもありがたいのではないでしょうか。ますます期待が高まります。
そして始まるダンスステージ
ステージで開演を待っていると、総合プロデューサーのてすてさんの挨拶が始まります。
「もっと寄って!ステージの近くに寄って!」とのお話に、観客の皆さんが前の方に詰め寄ります。
そして始まったステージ。最初に登場したのは「Dizzy 4 Busy 」(ディジーフォービジー)です。
3人のグループですが、それぞれのキャラのカラーを表現した衣装がとても素敵です。
アイドルではありながらも、可愛らしさとオシャレさが同居していて新鮮さを感じました。
続いては、イケメンな男性5人グループの「Gemmarius」(ジェマリウス)。
ステージの雰囲気が一気に変わり、オトナな雰囲気が漂います。
全員スーツというのもオトナ度が高くてかっこいいですね!
スーツ萌えな方々にはきっと刺さること間違いなしです。
ちなみに筆者もこの頃から、あまりの盛り上がりっぷりにだんだん取材を忘れて見入っていました……。
そしてちびっこダンサーたちによる「U May Chu」(ユーメイチュ)の方々が登場。
こんなにかわいく、こんなに注目されるちびっこアバターたちが果たして今までいたでしょうか!?
メンバーの中には総合プロデューサーのてすてさんの姿もあります。
見ていたら突如お着替えタイムが発生してステージに幕が降ろされます。
こういう演出もとても面白いですね。
そしてお着替えタイムが終わると、制服からかわいい私服に変身!
VRP代表のたみさんが登場、ちょっとしたMCタイムに入った後、再びダンスが始まりました。
ステージの背景も、グループごとに変更されるギミックがついていて、とてもバラエティ豊かな変化に富んだものとなっているので、観客を飽きさせません。
次は「はるいろプリンセス」のみなさんです。
これこそ正統派アイドルな感じだーかわいい!と思っていたら、よく見たら全員筆者のフレンドさんだということにまず衝撃を受けました。
本当に全く知りませんでした。い、いつの間に!?
しかもダンスもパフォーマンスもかわいすぎて目が離せないレベル。
いやあ、見入りすぎて言葉がでてきません。
ステージとの距離がとても近いからか、ダンスの迫力も段違い。とにかくテンションが上がります。
そして打って変わってセクシーな雰囲気がとまらない、Masquerade(マスカレイド)の皆さんのステージに切り替わります。黒を基調としたドレスに、背景に浮かぶ、ロゴの仮面がまるで観客を誘惑しているかのようでドキドキしてきます。
そして最後は「ねこねこきつね」のステージへ。
ラストというだけあり、盛り上がりも最高潮へ向かいます。
時折、電光掲示板のような背景のギミックが、ステージいっぱいに大きく映るアイドルたちの姿が素晴らしかったです。ときにはリアルタイムに動くアイドルたちが大きく映し出された様子は臨場感も高く、とても迫力を感じました。
最後は出演者全員とプロデューサー陣のFUN☆FUN☆FRIENDSによる紹介と記念撮影で大成功のうちに幕を閉じました。
バラエティ豊かなアイドルグループによる素晴らしいダンスとパフォーマンスは、一見の価値有りです。
ここ最近、こういったダンスイベントに、ダンサーとして参加される方がとても増えてきている印象がありましたが、練習に練習を重ねて発表できる場と、機会が増えてきていることに、筆者はとても喜びを感じました。
演技する側も、観客も、参加していくことで一つのイベントを完成させていくという、成功体験はかけがえのないものになっていくのではないでしょうか。
「VRPアイドル宣言」、本当に素晴らしいイベントでした。
今後も第2回、3回と続けていきたいとのお話でしたので、次回の開催に期待して待ちましょう!