精巧な3Dモデル展示のVR博物館「ホビースフィア」がオープン!大興奮の展示の数々に圧倒!

ホビージャパン株式会社は、2月22日にVRChat上にホビーに特化したモデル展示を行うVR博物館「ホビースフィア」を公開しました。

このワールドでは、ホビージャパンが扱うプラモデルやおもちゃなどのホビーが展示され、会場内のリンクからホビージャパンの詳細な解説を読めます。

同社では、これまでにもホビーを体験できるワールド「ホビージャパン駅前商店街」の公開や、そのワールドでVRゲーム制作会社「MyDearest」とのコラボ企画を行うなど、VRChatでさまざまな挑戦を行ってきました。

今回、新しくホビージャパンが挑戦する試みは、VRならではの展示を楽しめる博物館となっています。2月22日公開時には、「スクウェア・エニックス」、「タカラトミー」、「ホビージャパン」の3つのコーナーが用意されており、版権元が異なる展示が一堂に会するそのワールドは、さながら夢の空間そのものです。

それでは、その展示について紹介していきましょう。

スクウェア・エニックス

このコーナーには、スクウェア・エニックスよりプラスチックモデル組立キット「ストラクチャーアーツ」のプラモデルが並んでいます。

展示されている作品は人気ゲーム「ゼノギアス」に登場する「ゼプツェン」と、「フロントミッション」の「法春」のジオラマの2作品です。

それぞれ腕利きのモデラーにより制作された作品で、説明にはモデラーのこだわりポイントが書かれています。360度観賞することができる展示は、モデラーが丹精込めて作り上げた作品を余すことなく見られます。

そして、VRならではの展示方法として用意されているのが、モデルの「大型展示」と「ジオラマ展示」の2つ。大型展示は、格納庫のような巨大な空間に、展示されている3Dモデルと同じものを何倍も大きなスケールで展示しています。ジオラマ展示は、精巧なジオラマの中に入り、臨場感を持って観賞することができる展示方法です。

タカラトミー

このコーナーには、トランスフォーマー関連のホビーが展示されています。

左にある展示は、現在放送中のアニメ「トランスフォーマー アーススパーク」に出てくる「オプティマスプライム&ロビー」と「バンブルビー」です。「オプティマスプライム&ロビー」には、実際の製品にも備わっているスピンチェンジャー機能(ロボットへの変形機能)が再現されています。この展示自体にはまだビークルモードからロボットモードへの完全な変形機能は備わっていませんが、担当者は今後の取り組みとして変形機能の完全再現を行っていきたいと、抱負を語っていました。

隣にある展示は、映画「トランスフォーマー ビースト覚醒」の「オプティマスプライム」、「覚醒オプティマスプライマル」、「スカージ」の3作品です。

この展示は、6Kで撮影したフォトグラメトリモデルを使用しており、高解像度な3Dモデルが並んでいます。しかし、高解像度な3Dモデルでも再現しきれない細かな部分があり、その部分を補うためにもホビージャパンの詳しい解説記事があると、担当者は説明していました。

また、このコーナーにも大型展示があり、同じ3作品の変形前後の3Dモデルを並べています。向き合ったその姿はまさしく映画の迫力そのもの。それを自分の目の前で、好きな角度から観賞することができます。

3Dモデルは今後も増やしていく予定とのことで、これからの更新が非常に楽しみです。

ホビージャパン

このコーナーには、ホビージャパンのフィギュアブランド「AMAKUNI」と、3月に販売開始予定の「零式艦上戦闘機52型」、通称「零戦」が展示されています。

「AMAKUNI」は、実物と同じサイズの展示と併せ、動くフィギュアも展示。

制作はXRクリエイターのYORIMIYAさんが関わっています。リアルでは動かないフィギュアですが、VRならではの表現方法です。

隣に展示されている「零戦」は、フォトグラメトリの3Dモデルが多いこの博物館で現在唯一のフルスクラッチ3Dモデル展示です。内部まで精巧に作られており、実際の製品と同じく様々な箇所が動くようになっています。プロペラ、主脚、尾翼、コックピットは注目ポイントとなっています。

「零戦」は同コーナーの大型展示と、会場外にあるドーム型の掩体壕(えんたいごう)と呼ばれる格納庫に大きなスケールで展示されています。こちらは、コックピットに乗ることができる他、モーターの機構をよく観察できるなど、ファンを燃え上がらせる非常に熱い仕掛けです。

こだわりの詰まった精巧な展示と、ホビーを熟知したホビージャパンの解説を楽しむことができる博物館「ホビースフィア」。今後も月一での更新が予定されており、来場する度に新たな発見と興奮が期待できる場所となっています。

ぜひ皆様も足を運んではいかがでしょうか。

ワールド情報

ワールド制作:
Yamamori Kimuchi
KAWA(ホビージャパンVR部)
TOKI(ホビージャパンVR部)

ゼロ戦3Dモデル制作:
ueshi

Amakuniフィギュア フォトグラメトリ制作:
YORIMIYA

BGM:
浅倉森

参考リンク
ホビージャパンVR部(公式Xアカウント)