4月26日にお披露目となった、VRDJMazzn1987さんの新ディスコクラブワールド『ClubMZ1987』。実はこのワールドに使われているワールドアセット『CLUB4D』、Boothショップ『same不動産開発』にて5月8日より購入が可能なんです。
特徴は3つ。パフォーマーがワンオペで操作できる照明、という設計思想で実装されたワンオペライティングシステム。手の高さでライティングを調整できるハンディ―ライトコントロール。そしてワールド全体で40MB以下の軽量さ。
サンプルワールドを制作者が公開することはあっても、オーナーが異なるワールドアセットを販売することはなかなか無いように思います。今回のワールドアセット販売について、『same不動産開発』オーナー兼ワールドクリエイターsame0609さんとライトギミック制作を担当したぐらるさんにお話を伺ってきました。
依頼がきっかけとなり着工された本物件
ーーどういう経緯でワールド制作をすることになったんでしょうか。
私が開催しているBARイベント『BARsideFIRE』の常連であるMazzn1987さんから、踊れてアガるディスコクラブというリクエストを受けて、三ヶ月ほどの制作期間で本物件は完成しました。
さめ不動産開発が手がけるワールドアセットとしては3つ目です。
ーー実際にワールドへ入る時、読みこみ容量が40MB以下と軽いのに、入ってみたらリッチな表現でびっくりしました。
依頼主のイベントがフルインスタンスになることが多く、なるべくたくさんのユーザーに快適に過ごしてもらいたいので軽くしてくれ！と言われたのですが、見た目も妥協したくなかったので、全力を尽くしました。実はイベントに一度も行ったことがないんですけどね笑。
使ってほしい人が身近にいたから開発できたギミック
ーー今回制作されたライトギミックは大きく二種類と伺いました。
ハンディ―ライトコントロールとワンオペライティングシステムの二つですね。 ステージに関わるライティングはオペレーターが必要になりがちなんですが、簡易な動きでパフォーマーが一人で操作できないだろうか、という設計思想を元に制作しました。
ワンオペレーションライティングシステムは、最近リッチなライブ演出が求められる中で、より多くの観客にイベントを楽しんでもらうには、という視点からも考えています。実際に4月26日のMazzn1987さんのOpenPartyでは一部出演者が自らライト演出をしていました。
レーザーライトも軽量化のために、リアルタイムライトではなく、スカイボックス側からライトを照射するなど、随所に工夫が凝らされています。
こだわりの細部
ワールド制作するにあたって、依頼主からのオーダーで必ずいれて欲しいと言われた要素以外は自分のセンスに任せてもらったので、各オブジェクトやライティングには私の好きな要素をかなり詰めこんでいます。特に気に入っているのは、電気機器のオブジェクトのケーブル周りですね。また一度も見たことも触ったことも無かったDJブースは、こだわって作りました。
私が気に入っている箇所は、出演者がステージにあがるための階段ですね。バックルームからステージに出るための導線を、わざとフロアの裏側をぐるっと回っていく通路として作っています。一見余計に感じるような細部にこだわることで、よりステージにあがるときの高揚を感じてもらえるかなと。
メインのステージも様々な出演者のスタイルに合わせて切り替え可能なワールドになっています。文章で良さを伝えきれないことが歯がゆいですが、来ればわかる！ そしてアガる！ のは間違いありません。百聞は一見にしかず。是非一度お気に入りの音楽URLをたずさえてワールドに遊びに来ていただければ幸いです。
4月26日にMazzn1987さんのイベントでお披露目となったワールドアセット『CLUB4D』。実際にユーザーでフルインスタンスとなった空間をみて、二人はしみじみと達成感と開放感を味わっていたようです。
今回のアセット販売では、『same不動産開発』にてライトギミックも同梱されている版のみとなっています。今後ぐらるさんの『アトリエパンダ』でライトギミック単体での販売も予定されているとのこと。興味のあるワールドクリエイターのみなさんは、ショップのフォローをお忘れなく。
アバターを着替えるように、新しい家で新しい自分に出会う……。
我々『same不動産開発』は、全てのVRチャッターが気軽にホームワールドを所有出来る世界を目指しています。
https://same0609.booth.pm/
昼はsame不動産開発、夜はBARsideFIREの店長という二足の草鞋を履くカエル系イケメンハイパーワールドクリエイター。