【PR】推しと1対1で話せる!有料イベント「SAKURA GATE」の様子をレポート

ファンにとって、応援している人と交流する機会は貴重なものと言えるでしょう。現在、VRChatのイベントを取り巻く環境は変化しつつあります。イベントに関心をお持ちの方なら、その変化を感じ取っているのではないでしょうか。

このような状況の変化を抜きにしても、いつも応援している人と話せる場、そして応援できる機会を求める人は多いでしょう。

そこで、確実に話せて、応援もできる「有料」イベント「SAKURA GATE」が開催されます。

今回は、SAKURA GATEの会場の様子、イベントの流れ、そしてイベントのコンセプトについてお聞きしました。VRChatの一部では有料のイベントやサブスクリプションが導入されつつありますが、まだ広く普及しているとは言えません。その中で有料のイベントを開催するという考えの背景には、どのような理由があるのでしょうか。

「SAKURA GATE」の概要を紹介

「SAKURA GATE」は、さくらこさん主催の1対1の接客イベントです。15分の交流と写真撮影がセットになっています。冒頭でお伝えした通り、こちらは有料イベントのため、参加にはチケットの購入が必要です。

執筆時点では、VRChat内で有料のイベントを開催するためにはVRChat社とのパートナーシップを締結するか、サブスクリプションを利用する必要があります。どちらも手続きを進めれば開催自体は可能ですが、その手続きにはいくつかのハードルがあるのが現状です。

そこで「SAKURA GATE」はVRChat社とのパートナーシップを結んだGugenkaが提供している「Babell」のワールドを利用。チケットの購入は、同じくGugenkaが提供する「XMarket」を使用します。チケットは先着順でかつ購入にはアカウント作成が必要のため、事前に作成するのがオススメ。

開催ごとに話せるキャストは変更されます。執筆時点で予定されているオープニングイベントに登場するキャストは以下の通りです。

キャスト一覧(敬称略)

さくらこ、蘆屋 稲荷 、育良啓一郎、Welcia、ウガルド 、オズノア、神楽木 よどみ、ジカウム、匠、でんちゃん、ninontaurusu、プレイボーン、Mimi、リーチャ隊長

チケットの価格やスケジュールは以下の通りです。

チケット情報・スケジュール

チケット価格:3500円(税込) ※先着順。PCVRのみ対応

■11月2日(土)
【第1部 21:00~】
ウガルド、育良啓一郎 、プレイボーン、ninontaurusu、リーチャ隊長、匠、でんちゃん、ジカウム、蘆屋稲荷、Welcia、Mimi
11名

【第2部 22:00~】
ウガルド、育良啓一郎 、プレイボーン、ninontaurusu、リーチャ隊長、神楽木よどみ、でんちゃん、ジカウム、蘆屋稲荷、Welcia、Mimi
11名

■11月3日(日)
【第1部 21:00~】
育良啓一郎 、リーチャ隊長、匠、でんちゃん、さくらこ、ジカウム、蘆屋稲荷、Welcia
8名

【第2部 22:00~】
育良啓一郎、リーチャ隊長、匠、でんちゃん、さくらこ、ジカウム、蘆屋稲荷、Welcia
8名

■11月4日(月・祝)
【第1部 21:00~】
ウガルド、プレイボーン、ninontaurusu、リーチャ隊長、匠、でんちゃん、ジカウム、蘆屋稲荷、Welcia、Mimi、神楽木よどみ
11名

【第2部 22:00~】
ウガルド、プレイボーン、ninontaurusu、リーチャ隊長、匠、でんちゃん、ジカウム、蘆屋稲荷、Welcia、Mimi、神楽木よどみ
11名

有料といってもイベントの流れはいつもの通り!

有料のイベントと聞いて、どのようなものか疑問に思う方もいるかもしれません。まずは、会場の様子やイベントの流れを見ていきましょう。有料イベントといっても、通常のイベントと異なるのは開催前の準備段階のみです。チケットを購入すれば、気軽にイベントに参加できます。

イベント開催の少し前に「XMarket」のほうからメールが送られてきます。そのメールに書かれているURLから会場のインスタンスへの招待(invite me)をクリックして入場します。

会場は、サイバーパンクな雰囲気の場所です。目の前にある建物に入ると、スタッフの案内に従って待機します。

さらに奥に進むと、6つの部屋へつながるエントランスに出ます。スタッフの案内に従い、キャストのいる部屋へと向かいます。部屋が6つなので、ワールド内には最大で参加者とキャスト合わせて12名、さらにスタッフが数名いる程度の人数となります。

そのため、イベント中のワールドの負荷は抑えめです。運営側としてもあまりにも重いアバターは控えてもらいたいものの、気合いを入れたアバターで来てもらって受け入れられる体制になっています。大人数にならないことで、ゆとりある状態を保てることも、有料イベントならではのメリットと言えるでしょう。

各部屋の前には電源ボタンが描かれたオブジェクトがあるので、案内に従って押してください。

電源ボタンを押すと、ガラリと雰囲気が変わり、塔のような空間にたどり着きます。イベント時には、キャストがここで出迎えてくれ、花を持って階段を登っていきます。

開けた広場のような場所に向かうと、ゲートが開き、SFの世界観に一気に引き込まれます。イベント名の「SAKURA GATE」は、ここから来ているのでしょう。

15分間、1対1で直接面と向き合って話せる!

ゲートを開いた先の部屋で、キャストとの1対1の対話が開始されます。ゆったりと話すためのペン、椅子、ミラーがワールドに完備。キャストと横並びになりながら、狭い空間の中で話せるようになっています。トークの時間は15分間です。

この部屋に入った段階からキャスト側がカウントを開始するので、参加者側は時間を気にせず話して問題ありません。また、トークテーマは自由です。キャストに聞きたかったこと、お願いしたいことなど、可能な限り伝えてみましょう。

実際に体験してみると分かりますが、広い空間から狭い空間に出ると、何とも言えないドキドキ感があります。空間の狭さがより際立ち、密着感が増すように感じられます。

ミラーと向き合いながら話すこともできますが、個人的にはキャストの顔を見て直接話すことをおすすめします。

実際、普段のイベントだと他の人が会話に参加していたり、他の人の目があったりします。なので、1対1でゆっくり話す時間を用意するのは、普段キャスト側でも相当意識しないとできないことかもしれません。だからぜひキャストの顔を見て話すことをオススメします。その時間を独り占めしないのはもったいないですよ!

キャストごとに部屋が変わります。部屋の種類はいずれの部屋も落ち着いたチルな雰囲気で、キャストそれぞれの雰囲気に合わせた空間になっています。

ナチュラル
モダン
キュート

ワールドのセットアップは縛(ふぅ)さん、部屋の大枠やキーアイテムのモデリングを愛守ノユリさんが担当。 ワールド内に聞こえてくるBGMはおみるさん、効果音はくっしーEXさんが担当しています。会話の邪魔をしない程度に、親密な雰囲気を演出しています。

15分の対話が終わると撮影タイムに入ります。撮影までの流れや場所は当日のお楽しみに。ちゃんとシチュエーションが作られているので、ぜひ当日、キャストの案内に従って楽しんでみてください。

今回のイベントコンセプトについて

最後に、主催のさくらこさんにイベントコンセプトについて伺いました。

冒頭でお伝えした通り、VRChatのイベントを取り巻く環境は変化しつつあります。その中で、有料イベントは1つの課題と言えるでしょう。その中で、有料イベントは1つの課題さくらこさん自身、有料イベントを開催するとなると、適切な手順を踏んで行うのが難しいという課題を感じているとのこと。

現状ではVRChat側が用意しているクリエイターエコノミーはサブスクリプションのみのため、接客イベントのように単発の支払いを行うケースには不向きです。

既存のイベントを収益化するのは、スタッフ間の意思疎通や関係性から見ても難しいと判断しました。

そのため、Gugenkaのサービスを利用し、あくまでも「番外編」のような位置付けで有償イベントを開催することにしたとのことです。有料イベントであるがゆえにプレッシャーがかかるという点については、都度キャストを更新することで、気軽に参加できるよう配慮しています。

今回使用したGugenkaのサービス「Babell」は、フォームから使用許可の申請ができるようになっています。ワールドは、今回は外の町並みを除いて差し替えの形になっていますが、本来はデフォルトで用意されているものがあるため、有料イベントのハードルは思いの外低いことを伝えたいとのことです。

デフォルトの会場
デフォルトの会場

収益の観点に関して、詳細な数字は公開できませんが、筆者が資料を確認したところ、キャスト側へのキックバックは比較的多めで、悪くない条件でした。

「SAKURA GATE」はキャストにとって良い条件で参加できるイベントなので、いい環境で応援して活動を元気にやってもらいたいなら、ここは注目のポイントと言えるでしょう。

初回開催となる11月2日、3日、4日、のチケット販売は10月25日19時よりスタート。先着順ですので、購入したい人は準備してぜひ会いに行ってください。