【#Vket】バーチャルマーケット2022 SUMMERついに開幕! いまさら聞けない楽しみ方を徹底解説

またこの季節がやってきた!

「バーチャルマーケット2022 SUMMER」が、ついに開催。本日8月13日10時~8月28日23時59分まで実施されます。VR法人HIKKYが主催する世界最大級のメタバース展示会イベントであるバーチャルマーケット(以下、Vket)。開催期間中には、VRChatのメニュー画面にもワールドの一覧が表示され、延べ100万人規模の来場者を迎えるなど、話題が持ち切りになる特大級のお祭りイベントです。

様々なコンセプトのワールドに、数多の出展者たちによるアバターや3Dモデルなどが展示され、さらに企業ブースにはJR東日本、ディズニーなどを始め多くの大企業も参画、芸能人も登場するなど文字通り毎日がお祭り騒ぎです。

そんな、バーチャルマーケットも年2回程度開催し、今回で8回目。まだ、今年からVRChatを始めた人などにとっては、今回が初めてのVketになることでしょう。これまで何度か参加した方も、もしかすると「毎回何となくワールドには遊びに行くけど全体像までは把握していない」という方もいるかもしれません。そこで、この記事では「いまさら聞けない楽しみ方を徹底解説」と題してVketの概要や楽しみ方をおさらいしていきたいと思います。

そもそも「バーチャルマーケット(Vket)」とは?

「バーチャルマーケット」(Vket)がどんなイベントなのか。最も分かりやすく説明するのであれば、バーチャル版のコミックマーケットです。第1回は、2018年8月。現在HIKKYの取締役CVOである動く城のフィオさんが主体となって有志の個人開催イベントとしてスタートしました。

2018年前半当時は、未だVRChat向けアバター市場が確立されておらず、VRChat上では権利上問題のあるようなアバターも含むペデスタルアバター(クローン可能なPublicアバター)を使っている人が多かった時代だといいます。その頃に「アバターを作る人と使う人を繋げる出会いの場でありたい」という思いから開催されたとのことです。

このように販売アバターが展示されている(Vket6)

もともと動く城のフィオさんが同社の立上げメンバーだったということもあり、2019年3月開催の第2回目以降は、株式会社HIKKYが主催に。現在の年2回開催の体制へ移行しました。

最大の特徴は、その規模。2020年4月に開催された「バーチャルマーケット4」では、約1000のサークルが出展、ディズニー、セブン&アイホールディングス、ソフトバンク、伊勢丹などいわゆるナショナルクライアントも含む39企業が出展し、来場者数も延べ100万人以上を記録。大きく話題を呼びました。

前回開催で話題を呼んだSMBC日興証券による「株価連動ジェットコースター」の様子(Vket2021)

以降も、数百~千規模のクリエイター出展と、数十社の企業出展を続け、前回の「バーチャルマーケット2021」では、多数マスメディアにも露出するなど、広く知られるイベントとなりました。「VketをきっかけにVRChatを始めた」という声も少なくないようなイベントで、まさにバーチャルイベントの代名詞といえる存在です。

楽しみ方① まずは会場に行ってみよう!

いざ、Vketに参加しようと思ったら、まずはVRChatの会場に行ってみましょう。もし、まだVRChatをインストールしていない場合は、下記記事を参考にまずはVRChatへの入り方を確認するといいでしょう。

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Vket2022 Summerでは、「パラリアルニューヨーク」「パラリアル大阪」2つの企業出展ワールドと、PC Onlyで12種類、Quest対応で6種類、独自プラットフォーム「Vket Cloud」に2種類と計20種類の一般出展ワールドが展開されています。一般出展ワールドは、例えば「バーチャルマーケットClassic EAST」「バーチャルマーケットClassic WEST」のように、同じコンセプト、モデルのワールドで、出展ブースが異なる2種類のワールドが公開されている点に注意しましょう。イメージとしては、コミックマーケットの東館・西館のようなものです。

Vket2022 Summer企業出展ワールド「パラリアルニューヨーク」
Vket2022 Summer 企業出展ワールド「パラリアル大阪」

今年も、企業ブースには初出展となる「JR西日本」、「みずほ銀行」や、先日のキノピオPro旋風とも呼べる現象で大きく話題を呼んだ広瀬香美さんも登場する「JVCケンウッド」、今回で4回目の出展となる常連のアパレルブランド「BEAMS」などビッグネームが連なるほか、「パラリアル大阪」には、「泉佐野市(大阪府)」「焼津市(静岡県)」と2つの自治体も初参加するなど、メタバースブームの年に相応しいこれまで以上に多様な出展企業が見られます。

Vket2022 Summer出展企業一覧

一般出展ブースの情報に関しては、公式サイトのカタログページにて、確認することができるため、一度目を通しておくとより一層楽しめるでしょう。

楽しみ方② 過去最多!?コミュニティコラボイベントを楽しもう!

また、Vketでは毎回さまざまなユーザーコミュニティーとコラボをしたVRChatイベントを多数開催しています。普段遊びに行っているイベントでも、Vketの会場を使用した特別仕様になっていたり、この機会に新たなイベントと出会うきっかけになったりと、こうしたバーチャル会場イベントへ訪れるのも楽しみの一つです。

今回は、ワールドのガイドツアーイベントからパワーアップして、「Vket2022Summer初心者案内期間」も開催されるとのことなので、VRChat初心者の方も安心して参加できることでしょう。

また、今回はVR学際交流イベント「VRC理系集会」による一般出展ワールド「魔法学園グランヴェール」での特設ブースや、洋画系RPイベント「HOTEL QADESH」と一般出展ワールド「九龍帝国城下町壱番街」がコラボした特別展など、スポットのイベントのみならず常設のブース展示も実施されています。

その他にも、企業ブースとコミュニティイベントとがコラボを実施する「リアクロ集会at BEAMSバーチャルショップ」(8月20日19時~21時開催)や、実際に吉本興業所属のお笑い芸人がネタ披露・ファンミーティングを行う「バーチャル大阪×よしもと スペシャルLIVE in 大阪駅」(8月22日17時45分~)など注目のイベントが多く開催されます。

こうしたイベントの最新情報は、公式サイトの「バーチャル会場イベント」ページにて随時公開されていくため、こちらのページもチェックをおすすめします。

楽しみ方③ 公式・公認配信を楽しもう!

Vket開催中には、開会式をはじめVket公式による「公式配信」や、Vket公式がサポートをするVTuber・配信者による「公認配信」、そのほか自由な配信活動などが展開されていく部分も楽しみの一つです。

今回は、開会式を含め計7つの公式配信が予定されています。公式のワールド紹介や、コミュニティイベント「VRCボクシング大会」とのコラボ配信「VRCボクシング大会 Vket2022Summer杯」など注目の配信も並ぶためぜひチェックしましょう。

公認配信では、今回も公募で集まった61名のVTuber・配信者が参加。YouTube・Twitchなどでの配信にてVketを盛り上げます。公認配信者の配信は、公式サイトの「公認配信」ページよりスケジュールが公開されています。公認配信者以外も配信は、VRChatのサービス規約内にて自由に行えるため、例年多くの配信者が関連配信・動画を投稿し盛り上がりを見せています。

ほかにもいろいろ! メタカル最前線でも特集実施

以上、「会場に訪れる」「コミュニティイベントに訪れる」「公式・公認配信などに訪れる」の3つがVketの大まかな楽しみ方になります。そのほかにも、指定のコアタイムにて行なえる出展クリエイターとのコミュニケーションや、出展企業による各種ツイッターキャンペーンなど、参加の方法は本当に様々です。中には、開催期間中にVketワールドでVR睡眠をするなんて楽しみ方をしている人もいるほど。この15日間のお祭りを、思い思いの方法で最大限楽しみましょう。

そのほか、Vketの最新情報は、公式サイトおよびツイッターにて随時告知されるので、そちらもチェックしましょう。

メタカル最前線では、本記事を始め、Vket開催期間中には取材を強化し、各種特集記事を精力的に更新していく予定です。ぜひ、Vketを楽しむための情報収集に活用いただければと思います。

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●参考リンク
バーチャルマーケット公式サイト
バーチャルマーケット公式Twitter

ABOUT US
アシュトン「メタカル最前線」初代編集長
2021年3月より「VRChat」はじめソーシャルVR/メタバースの魅力を発信するメタバースライターとして活動。週100時間以上仮想空間で生活する「メタバース住人」として、AbemaTV「ABEMA PRIME」、関西テレビ「報道ランナー」、TBS「サンデー・ジャポン」ほか多くのメディア取材を受ける。2022年4月に「メタカル最前線」を創刊。