11月30日、anatawa12さんが制作しているアバター軽量化ツール『AvatarOptimizer』がv1.8.0にアップデートしました。今回のアップデートで、VRAMの削減を期待できるテクスチャ最適化機能をはじめ自動最適化の強化などが行われています。また、今回のバージョンからUnity2022のみの対応となります。
- VRAMの削減を期待できるテクスチャ最適化機能。 lilToon のみがサポート
- BlendShapeがあるメッシュを含んだ自動メッシュ統合
- アニメーターの最適化
- Remove Mesh By BoxからRemove Mesh in Boxに変更。削除の指定範囲が箱の内側と外側かで選択できるように
- OSCギミックの対応向上
- Unity 2019 サポート終了
強化された自動最適化について
今回追加されたテクスチャ・アニメーター最適化や自動メッシュ統合については、「Trace And Optimize」のコンポーネントに組み込まれます。アップデート後にコンポーネントを確認すると新たに項目が増えています。
もともとコンポーネントを付けている場合は、「アニメーターを最適化する」と「テクスチャを最適化する」にチェックマークを付けているか確認した後に再度アップデートをすれば問題ありません。
自動メッシュ結合については、従来でも搭載されていた機能でしたが今回のアップデートで処理方法に変更が加わり、BlendShapeを含むメッシュも計算対象に加わったことにより数が減る場合が出てきました。
従来のUnity2019環境では、BlendShapeを多く含んでいるメッシュを結合すると負荷が増加するものでしたが、Unity2022環境ではなくなったため、処理方法に変更を加えています。
以下の画像はアバター「桔梗」をデフォルト、旧版のAvatarOptimizerの「Trace And Optimize」のみ適用、最新版のAvatarOptimizerの「Trace And Optimize」のみ適用を比較したものです。
AvatarOptimizerの機能をはじめ、今回のアップデート内容について知りたい方は下記の記事でご覧ください。(RC版で検証したもので作成されています)
●参考リンク
・CHANGELOG