1月28日、VRChatに「ORGANISM」や「Epilogue․」で知られるDrMorro氏によるワールド、「Ritual」が登場しました。
「ORGANISM」ではだまし絵のようなエリアからゆがんだ廊下など複雑に入り組んだ構造の街や施設の探索を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。「Epilogue․」シリーズでは儀式的な雰囲気を感じつつ迷路のように入り組んだ建造物群各所に現れるベッドや線路、1人の人生を追体験するような世界観に心惹かれました。

今作の「Ritual」は今までの街を探索というよりは、人の空想世界を探索しているような世界観です。今回はルートの分岐も少なく探索もしやすくなっています。リミナルスペース風のエリアも多くVRならではの世界観を探索できることも楽しさの増幅に一役買っているでしょう。
そんな非現実的でありながらどこかリアリティのあるワールド、「Ritual」を実際に歩いてきたので訪れるか迷っている方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
なお、記事の都合上写真などによるネタバレを含みます。ご了承ください。
注意事項:巨大な津波、水没表現がありますので苦手な方はご注意ください。
思ったより普通の部屋で目覚めたと思ったら?
散らかった古い施設の一室のようなところからスタートです。
ミラーやショートして電源が入らないレバーなどがあります。



外に出てみると一気に異様な世界に踏み込んだという実感が湧いてきます。
さっそく正面のマンションに行ってみましょう。



朽ちたマンションを探索していると施設の一室のような部屋に飛ばされます。
壁には不可解な図形が記されています。読み解くことは可能なのでしょうか?今回はいったん保留して探索をしていきます。
次々に現れる不思議な世界




シュルレアリスム絵画の中に迷い込んだような世界観の連続に飽きるという概念がなくなります。
怖いワールドなの?という疑問には人によるとしか答えられません。ホラーが苦手な筆者ですが、問題なく探索はできました。しかしながら多数の目玉がこちらを向いていたり人の形をした何かがいたり、いわゆるSAN値を下げてくるオブジェクトは多数あります。また高所から飛び込まなければならない部分も多くあります。



周回しないと把握しきれないストーリー性
ただただ不思議な空間が連続して展開されるのではなく、ストーリー性があるのもこのワールドの楽しいところです。


だんだんと過去に戻っているかのように復元される部屋



何らかの病気の治療中と思われる体内の描写



各エリアを通して出てくる何らかの麺の生き物、人には小さすぎるドアや入口、犬などの生き物。これらがなにを意味しているのか、そもそも意味があるのかすら不明ですが考察の材料としては必須でしょう。あちこちにあるので探してみると良いでしょう。
最後のエリアは?

あっと驚くとともに何が現実かわからなくなる奇妙な感覚に襲われます。
ぜひ自分の目で確かめに行ってください!
プレイ時間は?
探索早目の筆者でも90分ほどかかったので一気に見たい方は時間を確保してプレイすると良いでしょう。
一気に時間が取れない方でも大丈夫です。ACT毎にジャンプできるようになっているので、1日1個づつなどのプレイも可能です!


不思議で不気味でいて綺麗なワールドがあなたを待っています。気になっていた方はぜひ行ってみてくださいね!