アバター改変をするうえで、気になる人も多いであろうポイントに衣装周りを挙げる人はきっと多いでしょう。衣装は複数アバターに対応することは多くあれど、わりとアバターごとに傾向が変わります。
『しらつめ』は、衣装のシルエットが映える等身でありながら、幼すぎず大人びすぎない、絶妙なバランスの「カワイイ」を追求したアバターです。
もちろんデフォルトでも楽しめる仕上がりになっていますが、膨大なブレンドシェイプなどこだわりを知れば知るほど、『しらつめ』にある魅力の側面をより引き出せるのではないかとワクワクできるはず。
この記事では『しらつめ』を実際に使用したレビューをお届けします。この記事と合わせて制作者にインタビューも実施しているので、合わせてご覧ください。
7つのカラーバリエーション。好きなタイプの子がきっと見つかる
『しらつめ』の大きな特徴の一つが、7種類の個性豊かな「Prefab(プリセット)」です。これらは、いわば制作者によってあらかじめ用意されたアバターの設定で、それぞれカラーリングや目元の印象、肌の色まで異なっています。

特筆すべきは肌の色のバリエーションです。
明るめから褐色、そしてクールな印象のダークカラーまで幅広くカバーされており、デフォルトの状態でここまで多様な肌色が用意されているアバターは珍しいと言えるでしょう。「自分らしさ」を表現する上で肌の色を重視するユーザーにとって嬉しいポイントです。
もちろん、他のアバターでも複数のバリエーションが用意されていることはありますが、『しらつめ』の場合は特にその振り幅が大きいのが特徴。同じアバターでありながら、Prefabを変えるだけで全く異なる雰囲気を演出できます。
1000オーバーの顔周りのブレンドシェイプ。カスタマイズ性の高さはピカイチ
そして「もっと自分好みの表情を作りたい!」そんな願いを叶えてくれるのが、顔のパーツなどを細かく調整できる機能「ブレンドシェイプ」です。
『しらつめ』は、このブレンドシェイプが豊富。顔関連のブレンドシェイプだけでも、なんと1071個も用意されています。
「1000を超える数」と言われても、ピンとこないかもしれません。
例えば、「ツリ目」の一つをとっても16段階もの細かい調整が可能で、さらにそれを左右の目で個別に設定できるバリエーションもあるため、これだけの数になっているのです。
他にも、まぶたの細かな動きやハイライトの入り方など、こだわり始めると時間が経つのを忘れてしまうほど調整項目が用意されています。

制作者によると、目のブレンドシェイプの合計値が100までならVRChatでも破綻なく表示される想定とのこと。また、万が一他のシェイプと干渉してしまった場合に使える調整用のシェイプキーも用意されているので安心です。
ここまでの数となると、アバターの表情を変更する際にもなかなか戸惑うと思うので、使う際は先程の7つのPrefabから好きな顔つきを見つけましょう。そのPrefabをベースにしながら、自分好みの改変をするのがオススメです。
逆に、普段は試さないような新しいスタイルへの改変も、Prefabを起点にすることで気軽に楽しめます。「いつもと違う雰囲気の改変をしてみたいけど、一からやるのは時間もお金もかかって大変そう…」と感じることはありませんか?
そんな時こそ『しらつめ』のPrefabが役立ちます。まずは完成されたデフォルトの雰囲気から、例えば衣装だけ変えてみる。そんなステップで、新しい自分を発見できるかもしれません。
商品画像も本当にこだわりを感じる作りなので、じっくり眺めながら気になるカラーの子を手にとって見てください。
発売後もユーザーフレンドリーなアップデートも!
ユーザーフレンドリーな作りに関しては、まだまだあります。
例えば、表情管理ツール「FaceEmo」に対応したPrefabが追加されたり、ツインテールやポニーテールといった髪型へアレンジしやすいベースパーツ周りの追加が入ったりと、実際にユーザーが使ったうえでの修正が行われています。
複数の髪型を使った改変は、アバター改変にこだわる人の中では取り入れられている手法の1つです。デフォルトのアバターの髪型で、サポートしてくれるのはありがたいはず。
写真撮影やコミュニケーション向けの機能も充実
『しらつめ』には、デフォルトで入っている機能も多数あります。中でも、写真撮影やコミュニケーションする際に役に立つ機能も。
エモートが複数用意されています。デスクトップで入る場面でも、動きをもたせられます。


中でも「ぐるぐる」や「ダンス02」はキュートで少し癖のある動きが魅力的。ちょっとした待ち時間や会話の合間でつい躍らせたくなる可愛さがあります。
エモート以外では中腰やしゃがみもできるので、小さなアバターとも目線を合わせて自然に会話ができます。

もちろん、高さ調整もアバターの機能として搭載。椅子に座るときに調整したい場面に使えるでしょう。
撮影向けの機能として、視線のコントロールがあります。メニューから自在に操作できるため、カメラ目線やそっぽを向いたりなど、より印象を持たせられる写真もできるでしょう。

さらに、ずちこーんアバターでおなじみの、あの「のび~るほっぺ」も『しらつめ』には搭載されています! 思わず触れてみたくなるこの可愛らしいギミックは、写真にちょっとしたアクセントを加えたり、フレンドとのコミュニケーションのきっかけになったりと、さまざまな場面で活躍してくれそうです。

豊富なバリエーションとブレンドシェイプがもたらす高いカスタマイズ性、そして改変のハードルを下げる工夫の数々。さらに、コミュニケーションを豊かにする便利な機能たち。 『しらつめ』は、制作者のこだわりと、ユーザーがアバターを存分に楽しめるようにという温かいホスピタリティが詰まった、魅力あふれるアバターです。
ぜひ、制作者のインタビュー記事も合わせてご覧ください。
『しらつめ』はBOOTHにて5000円で販売中。
Flowers / ワールド制作者:nekochanfood (ワールドリンク)