今話題のQuest対応の大ボリュームVRテーマパーク! アフマ大陸に行ってみた!

ソーシャルVRの中では、誰でもUnityやBlenderといったソフトを使ってワールドを制作、公開できます。「誰でも」でも制作できるということは、日頃お世話になっている人を題材にしたテーマパークも作れます。

11月7日、VRChatユーザーである新 arataさんは、VRChatのワールド「アフマ大陸 AFMA CONTINENT 」を公開しました。このワールドでは秘境アフマ大陸を舞台に、7つのVRアトラクションが体験できます。

ワールド名にあるアフマは、アフターマ部と呼ばれる仲のいいフレンドの集まりにちなんだ名前で、アトラクションの設定やナレーション、テストにはアフターマ部の人たちが協力しています。

本記事では、フレンドとアトラクションへの愛がつまったアフマ大陸を紹介、最後にはワールド制作者の新 arataさんのコメントも掲載しています。

アフターマ部とは

アフマ大陸のモチーフはアフターマ部と呼ばれるフレンドの集まりです。毎朝7時半から8時半まで「questラジオ体操部」「questマッチョ部」の終わったあとに集まることから、アフター+マッチョ部を合わせたアフターマ部という名前になっています。

ワールド制作者の新 arataさんは、アフマ部のメンバーに恩返しをしたいという気持ちがあって、アフマ大陸の制作に取り掛かりました。

アフターマ部のモチーフはさまざまなところに反映されています。ワールドに至る所に置いてあるキャラクターはタツジカンガルーと呼ばれるキャラクターであり、デザインはアフマ部の人たちがモチーフとなっています。

もともとが、Questユーザー向けイベントに端を発したコミュニティのため、今回の「アマフ大陸」も、この規模のワールドとしては珍しく完全Quest対応ワールドとなっています。

新 arataさんはもともとQuest単体で遊んでいましたが、アフマ部の人たちに余ったPCパーツを譲ってもらうことでゼロからPCVRができるパソコンを作ったエピソードもあるとか。Quest単体で遊んでいたときにPCオンリーのワールドを羨ましいと思ったこともあり、PCとQuest両方楽しめるワールドにしたと制作者の新 arataさんは伝えています。

ワールドの中央にはパソコンのパーツと譲り受けた人の名前が書いてある記念碑がある

VRC世界旅行の人たちとジャングルの中へ進んでいこう! NEKOTABIクルーズ

1つ目に紹介するのはNEKOTABIクルーズ。現実に近い風景があるワールドを巡るイベントであるVRC世界旅行(正式名称V<R世界旅行)とコラボしたアトラクションです。ストーリーは、V>R世界旅行のネコ旅さんとミライさんがアフマ大陸ツアーを企画し、ジャングルの奥地へ進んでいく内容です。

ちなみに本来はV<Rだが、アフマ大陸ならバーチャルのほうが強いでしょということからV>Rとなっています

ジャングルの中では見たことのない生き物やクリスタルなどがあり、クルーズ案内人が解説、船旅を盛り上げてくれます。激しい動きが抑えめとなっているため、VR酔いする人でも乗りやすいアトラクションです。

宇宙旅行のような簡単な任務はずだった…… ひろかバトルバース

2つ目に紹介するのはひろかバトルバース。宇宙大航海時代を舞台にキャプテン・コライダーと共にスペースステーションへ行って帰ってくるだけの任務を果たすといったアトラクションです。

アフマ大陸では時空が歪んでいるのでアトラクションごとに時代や世界観が別物になっています
オスマン帝国第6000王朝の時代なのでアトラクション内ではシーシャを吸う人も

宇宙船に乗り込んで発進すると目標となるスペースステーションがありますが、そのときプレハブ・ハーン率いる宇宙ヤンキーの船が現れて、戦いに巻き込まれることになります。船に積んである兵装は簡易的な迎撃装備のみ、一体どうなってしまうのかは自分の目で確かめてください。

アメイジングな電脳空間でパーツ怪獣を倒せ! ヨルさんのアホ毛バーチャルダイブ

3つ目に紹介するのは、ヨルさんのアホ毛バーチャルダイブ。電脳世界キメラを舞台にガイドのヨルさんとともにパーツ怪獣を倒し、太陽を取り戻すストーリーです。

電脳世界キメラへバーチャルダイブしていくと、摩天楼のような場所へ。幻想的な光景もつかの間、パーツ怪獣たちに囲まれていき、猛攻を受けることになります。VRで体験するパーツ怪獣たちの攻撃は迫力満点ですよ。

ちなみにパーツ怪獣たちは、新 arataさんがパソコンを作る際にもらったパーツと人にちなんだ名前となっています

MAD世紀末鎌倉の番人、世紀末ライダーの怒りが爆発! MAD世紀末DIE車輪

最後に紹介するのはMAD世紀末DIE車輪。アフマ大陸で1番激しいアトラクションで1番制作者の世界観が濃く現れているアトラクションでもあります。このアトラクションは、クリスタルでできた秘宝「エメラルドブッタ」を求め、伝説の黄金郷「マッド世紀末鎌倉」へ行くストーリーです。

MAD世紀末は制作者の新 arataさんの代名詞的なフレーズ

乗り物には内側と外側の席がありますが、回転が激しく何が起きているか分からない内側と外の状況が見えるが酔いやすい外側の2つになっています。大変酔いやすいアトラクションなので、酔いやすい人はアトラクションの外に出て、地獄と化したアフマ大陸を見るというのも1つの楽しみ方です。

ワールド制作者 新 arataさんからメッセージ

最後にアフマ大陸の制作者である新 arataさんからメッセージをいただきました。

アフマ大陸にお越しいただきありがとうございます!

新 arata

Twitterにもたくさんの感想を投稿していただき、毎日読むのが楽しいです!

こんなにも多くの方に反応していただいて、楽しんでもらったという経験が初めてだったので、本当に光栄です!

私はアトラクションが大好きで、テーマパークに行ったときのあのワクワク感をVRでも演出したかったので、毎日何回もいろんなテーマパークのアトラクションの動画を見て、研究しました(笑)

アフマ大陸のアトラクションで、皆さんにワクワクや楽しさを感じてもらうことができたらこれほど嬉しいことはありません!

ワールドにJoinしたときも映画の世界にいきなり入り込んだような演出をしてみたり、音楽やbgmも何百曲と聴いて、合うものを選曲したりとこだわった点を書くと止まらないのですが、皆さんの楽しんでくださっている様子を拝見することが何事にも変えがたい喜びです!

アフレコやテストなどアフマ部の方々にも助けてもらいました!

一生懸命作ったので、たくさんの方に楽しんでいただきたいと思っております!ぜひフレンドの方に広めていただけたら幸いです!

これからもアフマ大陸をよろしくお願いします!

ようこそ、アフマ大陸へ!

アフマ大陸 制作協力者

<声の出演>

クルーズ案内人役:Hachi

キャプテン・コライダー役:aawayy

ジェネラル・リジッドボディ:natsu-white

ヨルさん役:-YORU-

ヨルさん録音・編集:ゆきマロ

アラタ・アポカリプス役:新 arata

アラタ・アポカリプス3世役:新 arata

<スペシャルサンクス>

タツジカンガルー:菅原のタツジ

テープカット:Hiroka

イラスト:さく

アドバイス:とむねこ

      ゆーた

新 arataさんのアフターマ部への愛、世界観をアトラクションに詰め込んだ結果、より多くの人に楽しめるワールドになったと思います。VRChatのフレンドとテーマパークに行ってみたいと思った人は、ぜひこのワールドに行ってみてください。

●参考リンク
「アフマ大陸 AFMA CONTINENT」ワールドリンク(VRChat)
新 arata(Twitter)