VRChat内にHonda謹製のワールド『Honda Motanion Lab』が公開されました。(制作協力・株式会社V)
このワールドでは、Hondaの実際に存在しているバイク『Super Cub C125』にまたがってみたり、『CB1000 HORNET SP』を自分好みにカスタマイズして撮影スポット巡りしたりと、色んな体験ができる場所となっています。
展示されている車両のエンジン音は実車から収録しているなど、Hondaならではのこだわりが満載。メタカル最前線では、一足早くワールド内を見せてもらいましたので、その模様をレポートしていきます。
真っ白な作業着でお出迎え
ワールドに入っていき、先へ進んでいくとラボの受付に出てきます。Hondaのワールドらしく、アバターもHondaのロゴが入った作業着を着ています。


どうやらIDカードを作って入館するとのことで、案内にしたがって撮影。自分のアバターが映ったIDカードを持ってラボの中へと入っていきます。

ラボのメインエリアには、3Dモデルで再現された『CB1000 HORNET SP』と『Super Cub C125』が展示されています。

まずは、『Super Cub C125』を見ていきましょう。 「スーパーカブ」シリーズは、1958年の誕生以来、累計生産台数が1億台を超えるというバイクです。 展示されているのはその現行機種で、カラーは定番の「パールボスポラスブルー」となっています。

シート下にある車体ロゴやオールドウイングマークのエンブレムもしっかり再現されています。


この展示されているバイクですが、なんと跨ってエンジンを掛けることが可能です。車体に触れてシートに座り、キーを回すと、エンジンが始動します。

このときのエンジン音は実際のバイクのエンジン音が収録されています。エンジンをかけるだけでなく、メーターの表示が変化するほか、ウィンカーの操作もできます。

オリジナルのバイクで撮影してみよう
続いて『CB1000 HORNET SP』も見ていきましょう。こちらはカスタマイズと撮影スポットでの体験がありますが、先に展示物からカスタマイズ前の姿を確認します。
『CB1000 HORNET SP』は、その名の通り「ホーネット(スズメバチ)」を彷彿とさせる黄色が目立つデザインが特徴です。

エンジン周りやギア部分の造形も、VRChat内で至近距離からじっくりと観察できます。

こちらも乗車して、エンジン音を楽しむことができます。 液晶メーターの連動や、ウィンカー、クラクションの操作ができました。


『CB1000 HORNET SP』については、ワールドの遊びでカスタマイズもできます。追加パーツの装着はもちろん、カラーリングも思いのまま。 ほとんどのパーツで色を自由に変更できるため、世界に一台だけのオリジナルホーネットを作り上げることができます。

ホーネット(スズメバチ)の名の通り、ゴールドが目立つデザインです。

中でもタイヤのホイールのゴールドが目立っていたので、タイヤのホイールは変えずにボディやフレーム、フロントフォークを緑にして合わせてみました。

そうして撮影スポットを選択して自由に撮影することができます。撮影スポットは、海の見える街、サーキット、峠道など毛色の異なるシチュエーションがさまざま。

バイクを持つことで自由に配置ができます。ぜひバイクに似合う格好をしたアバターで、相棒のバイクとともに撮影してみてください。



Hondaの展開はこれからも続く? 担当者にインタビュー!
撮影スポットを巡った後にはエンディングルームに行けます。エンディングルームでは、Hondaの今後のロードマップが展示されているほか、認定証がもらえます。

せっかくなので、Hondaのご担当者さんにワールド制作の経緯などを聞いてみました。
──今回のワールドを制作した経緯を教えてください。
Honda MotanionプロジェクトLPL土井さん:Hondaはバイク・クルマから、耕運機、船のエンジン、HondaJetや宇宙ロケットまで、多様なモビリティ製品を有する企業です。
一方、モビリティを楽しむには、購入・維持にお金がかかったり、駐車・設置にスペースが必要だったり、運転には適切な免許が必要だったりと、一定の物理的・環境的制約が存在していました。
そんな制約からモビリティを解放し、バーチャル空間を陸・海・空・宇宙に続くHondaの「第5の空間」と定義した上で、VRChatで独自の文化・交流を培ってきたユーザーの皆様と一緒に、新しいモビリティの楽しさを創り上げたいと思い、今回実証実験を開始しました。
まずはアバターとも馴染みやすい二輪車(バイク)のコンテンツからスタートします。私も個人的にバイク乗りなので、これからどんなバイクを皆さんと一緒に楽しんでいけるか、とてもワクワクしています。 もちろん二輪以外のモビリティへのコンテンツ拡張も順を追って展開していきますので、ご期待ください!
──ワールドのこだわりポイントや、訪れたユーザーに「ぜひここは見て!」というポイントはありますか?
Honda Motanionプロジェクト プロダクト責任者 砂本さん:一番のこだわりは、バイクに触れているかのような没入感をVRで体験していただけるよう、細部まで作り込んだ点です。
ボルトやスプリングといった細かなパーツのモデリングはもちろんですが、操作感や音といった体験の部分にも力を入れています。
例えば現実でバイクに乗る際、キーをオンにしてからエンジンを始動するまでの一連の動作は、「バイクに乗る」という非日常へ入っていく入口のような、ワクワクする瞬間だと思います。本ワールドでは、その体験をバーチャルでも感じていただけるよう、実際の操作の流れを再現しました。
また、各スイッチを操作した際の音やエンジン音も、このプロジェクトのために収録を行っています。 特にこだわったのが、エンジンをオフにした後の音です。温まったエンジンが急激に冷えるときに鳴る「パチパチ」という音まで再現しており、細かな部分からもリアリティを感じていただけると思います。
私自身もVRChat歴は3年目になりますが、その中で没入感は視覚だけでなく音によって大きく高まると感じてきました。そうした体験もあり、サウンド面には特にこだわっています。
一方で、バーチャルならではの楽しみ方も用意しています。現実ではバイクのカラーを自分好みに変更するには手間やコストがかかりますが、本ワールドでは簡単に好きな色へ変更することができます。さらに、VRChatのアバター改変のような感覚で愛車をカスタマイズして色んなワールドで楽しんでいただけるよう、アバターギミックも現在準備中です。 現実のバイクらしい体験と、バーチャルならではの自由な楽しみ方の両方を味わえるワールドになっていますので、ぜひ実際に触れて体験していただけたら嬉しいです。
──VRChatを楽しんでいる2輪ファンへメッセージをお願いします。
Honda Motanionプロジェクト プロダクト責任者 砂本さん:VRChatを楽しんでいるバイクファンの皆さんには、ぜひこのワールドでバイクに触れてみてほしいと思っています。
「バイクに乗る体験そのもの」をバーチャルの中でも感じていただけるよう、細部までこだわって作り込みました。バイクが好きな方ほど、「この感覚分かる」と感じていただけるポイントがあるのではないかと思います。 実際に体験していただいた感想やアイデア、こんな機能があったら面白いという声を、ぜひ聞かせていただけたら嬉しいです。
・Honda Motanion公式X
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