12月9日、VRChatのワールド「BAR REBELLION」がアップデートをしました。「BAR REBELLION」は、縛(ふぅ)さんが制作をした撮影をしたり、映像作品を見たりするのにうってつけのギミックが多く用意されているワールドです。
制作者の縛(ふぅ)さんは、他にも撮影スタジオワールド「STUDIO open-shelf」や以前特集した作業部屋ワールド「VIRTUAL COWORKING SPACE "Co-Bow"」の制作しています。
VRChatで撮影した映像作品を対象にしたコンテスト「VRCムービーアワード」に出展した作品をまとめて見たり、裏社会の雰囲気ある撮影をしたりできるワールドなので、さっそく見に行ってきましょう。
裏路地に開かれているバー
「BAR REBELLION」は洋画系ロールプレイ団体「ホテル・カデシュ」の2次創作ワールドで、ホテルカデシュの拠点「ホテルカデシュ・ニューヨーク」にほど近い隠れ家バーというワールドです。
ワールドに入ると、裏路地に出ます。道なりに進んでいくと古びたビルがあり、その扉に入るとバーにたどり着きます。
少し道を外した部分にも撮影スポットがあるので、少し危ない雰囲気漂う写真を撮るときに使ってみてはいかがでしょうか。
バーにはカウンターとテーブルをそれぞれ用意しています。バーでマスターとの会話を楽しむのもよし、テーブル席で囲んで話すといったシチュエーションも撮れます。
ちなみにこのバーは、VRCムービーアワードにも出展している「NINE」のロケ地として使われています。どこのシーンに使われているか見返してみてもいいかもしれません。
他にもカクテルや店員用の椅子、小さいアバター向けに踏み台といったものまで、バーのロールプレイに必要な道具はワールド内で一通り用意されています。
撮影に特化したワールドということで、バーにある時計には指定された時間をセットする機能が用意されています。時計の針が鳴る音も仕込まれているので、時計を使ったシーンを撮りたいときは利用しましょう。
VRCムービーアワードの作品をスクリーンで見よう!シアタールーム
バーの奥にはシアタールームがあり、大きなスクリーンで映像作品が見られます。ホテル・カデシュ作品をはじめ、VRCムービーアワードの作品もプレイリストにまとめられているので、VRChatの映像作品を見るときはこのシアタールームを使うのはいかがでしょうか。
シアタールームには他にもホテル・カデシュの2次創作作品であるやわらカデシュのイラストや3Dモデルや「プロジェクトエメス」や「NINE」などのサイン入りポスターが置いてあります。
撮影ギミック紹介
シアタールームとは別に、アイテムルームもバーの奥にあります。アイテムルームでは、コントローラーの左手にある拡張メニューから欲しい小道具を出せます。小道具を多く出しすぎるとワールドの動作に支障が出るので、都度必要なアイテムを取り出すようにしましょう。
出せる小道具は、パソコンやスマホ、新聞といったものからナイフなどの武器類、取引に使えそうなトランクケースまで幅広く用意されています。
小道具以外にも、ワールドにある持ち運べるアイテムにはアイテムを固定するギミックが付いてきます。緑のキューブを触ると固定され、固定されている間は赤いキューブになります。撮影する際にはカメラに映らないようにでき、間違って動かしてしまったといった事故も防げる便利な機能です。
拡張メニューには他にもコライダーのオンオフ、ペンの出し入れ、動画プレイヤーなどの機能が集まっています。その場で操作ができて便利なので、拡張メニューは積極的に利用しましょう。
拡張メニューには撮影ワールドならではの機能で、ライティング周りの設定があります。アバターに当たる光の量やPostProcessingのON・OFF、ナイトモード、アンビエントオクルージョン(AO)が調整可能です。
アンビエントオクルージョンを使うと陰影がハッキリするので、撮りたい画に合わせて設定してみてください。
ワールド制作者の縛(ふぅ)さんは、BAR REBELLIONにて「ホテル・カデシュ」の世界観を踏襲した非公式RPイベントの定期開催を準備しているとのことです。イベント概要、プレオープンの案内は、BAR REBELLIONのイベント運営用公式アカウントで行うとのことなので、気になる方はフォローしてみてはいかがでしょうか。
●参考リンク
・縛(ふぅ)Twitter
・BAR REBELLIONワールドリンク