作業部屋やプレゼン、仮眠にも使える! VRChat「VIRTUAL COWORKING SPACE "Co-Bow"」をレビュー

10月12日、VRChatのワールド「VIRTUAL COWORKING SPACE "Co-Bow"」がアップデートされました。Co-Bowは、コワーキングスペースとして作業会議ができるのはもちろん、プレゼン仮眠もできるワールドです。Questにも対応しています。

製作者の縛(ふぅ)さんは、他にもVR空間大賞で審査員特別賞をもらった撮影スタジオワールド「STUDIO open-shelf」やロールプレイ撮影用バー「BAR REBELLION」といったワールドを制作しています。

仕事も趣味も表に出すまでに作業は欠かせないもの、その作業をサクサク進めるためにもワールドに行ってみることにしましょう。すでに知っている人もアップデートで便利になっていますので要チェックですよ。

開放的なコワーキングスペース

ワールドに入ると、自分がどういった状態なのか、作業の内容を表すタグ付けができるスペースがあります。タグが表示されるとワールドに入ってきたときに話さなくてもある程度状態が分かった上で交流ができるので便利です。

タグを付けた後はメインの作業部屋に出ます。このワールドでは、会話ができるメインの作業部屋、ミュートが設定されているサブの作業部屋、鍵を掛けられる会議室、談話室、仮眠室を用意。部屋ごとに音声が分けられているため、グループごとに話し合いをしたいときも会話が混ざりません。

メインの作業部屋には、動画プレイヤーと大きな円になったテーブルがあります。ぐるりと囲んだ大きなテーブルなので、会議する際も全員の顔が見えるのが嬉しいポイント。

ワールド内では、ヘッドセットでは左トリガー2回連続、デスクトップではTABキーを押すことで拡張メニューが開けます。こちらの拡張メニューは、椅子に座れるスイッチはもちろん、ペンの呼び出し、動画プレイヤーからプレイリストの再生ができます。

スピーカーマークで音量調整も可能

会議に使える!便利なプレゼンシステム

メインの作業部屋にはUnaSlidesと呼ばれるVRChat内でできるプレゼンシステムが導入されています。

UnaSlidesは、プレゼン内容を1秒1枚にしたものをYouTubeでアップロードしてスライドにするシステム。YouTubeでアップロードする際は限定公開の形でも問題なく使え、直前までスライドの修正も可能なこともあり、使いやすい仕組みになっているのが魅力です。

UnaSlidesの詳細は、booth販売ページ紹介ページをご参照ください。

実際にワールドでプレゼンする際も、スライド切り替えのコントローラーを持ったり、拡張メニューでペンを出したりと、快適にプレゼンができます。

作業に疲れたら仮眠室へ

作業していると一旦休憩を取りたいときもあるはずです。そんなときは仮眠室へ行ってみましょう。仮眠室はアップデートで追加された部屋であり、テラスの左側から向かえます。

仮眠室ではベッドから布団、ビーズクッションなどと寝具が充実しており、天井のミラーやアラーム、ナイトモードなどのVR睡眠に欠かせない設定も拡張メニューに用意されています。

部屋の中では強制ミュートとなっており、ワールドのBGMは仮眠室用にオルゴールなどの穏やかな曲が流れ、睡眠に適した楽曲になっています。他の部屋と同様に拡張メニューでの楽曲操作も可能です。

用意されているプレイリストの中には夕飯の支度が聞こえるASMRといったものも

ワールド製作者 縛(ふぅ)さんからメッセージ

最後にVIRTUAL COWORKING SPACE "Co-Bow"の製作者である縛(ふぅ)さんからメッセージをいただきました。

縛(ふぅ)

いつもco-bowをご利用いただきありがとうございます。

少しでも気分と集中力を上げて作業に臨んで頂けるよう、自分の技術で出来る範囲ではありますが、使いやすさと過ごしやすさにはとことんこだわりました。

今回のアップデートで仮眠室やプレゼン用ギミックを追加したことで用途の幅も広がったかと思いますので、是非様々なシーンでお役立ていただければと思います。

VRCHATでは耳馴染みのある「作業部屋」という概念ですが、なかなか時間帯の合うフレンドがおらず一緒に作業できる相手がそもそも居ない……というお悩みを抱えている方もいらっしゃるかなと思います。

そんな方たちが繋がりやすいように、co-bowでは「#VRC_coworking」というハッシュタグを設けて作業仲間の募集に役立てて頂いております。

タグを使う方が増えればそれだけ仲間も見つかりやすくなるかと思いますので、是非お気軽に募集してみたり、あるいは募集している方のところへ参加してみたりしていただけると嬉しいですね。

これからもco-bowをよろしくお願い致します。

後回しになってしまったアバター改変などの作業や、イベントやコミュニティには欠かせない会議など使える場面が多くあります。あなたの抱えている作業を少しでも進めるためにも使ってみてはいかがでしょうか?

●参考リンク
「VIRTUAL COWORKING SPACE "Co-Bow"」起動リンク
縛(ふぅ)(Twitter)