競うのは「観客の心をつかむ」こと! 「ゆるゆる書道バトル」潜入レポート

5月28日、なっつさんとうどよしさんはVRChatにてイベント「ゆるゆる書道バトル」を開催しました。

「ゆるゆる書道バトル」とは、お題に対してVRChatにある書道のギミックを使って文字を書くイベントです。最大の特徴は、評価の基準が「観客の心をつかむ」こと。観客の心をつかめば、字の上手さは関係ありません。

そんなゆるいイベントで一体どのような回答を繰り広げているのか。さっそく見ていきましょう。

ゆるゆる書道バトルとは

「ゆるゆる書道バトル」とは、先程紹介した通り、お題に対して「観客の心をつかむ」回答を書くイベントです。観客の心をつかむことができれば、絵を描いたり、色を変えたりしても構わないフリースタイルとなります。

競技の流れを紹介します。まずお題が書かれたサイコロを振ります。今回の場合は「自由 何を書いてもOK」という本当に自由に書いてもいいお題です。その後、参加者は3分間の間で、お題について紙に向かって書きます。

3分間終わった後に、書いた文字に対して一言コメントをもらいます。ここで心を掴む場合があるので大事な部分です。

そして最後に誰が観客の心をつかんだのか判定します。判定の仕方は、観客たちによる1人1票の投票形式となります。今回は、メタバースとの出逢いについて表現した由宇霧さんが、票数を最も集めて勝利しました。

最後に、主催のうどよしさんから総評をもらいます。実はうどよしさんは、実際に書道家として活動している方です。ゆるい雰囲気に、あえてプロから見た視点を入れる面白い構図になります。

イベント全体でトーナメント形式になります。最後に勝ち残った人が優勝です。また、敗者復活戦や途中参加の枠も用意されています。

白熱の決勝戦

試合が進み、決勝戦になりました。決勝戦のお題は、「外国人の着ている日本語Tシャツとは」です。参加者はそれぞれ3分の間に書き上げていきます。

そして観客の投票タイム。Hachi8x8x8さんの「大谷翔平」、hamuhamuさんの「ジャパニーズ侍 アイエエエニンジャナンデ」が同票になりました。同票の場合、うどよしさんの1票で決定します。

うどよしさんが選んだのは、Hachi8x8x8さんの「大谷翔平」でした。決め手は、パッと見たときの分かりやすさだったそうです。Hachi8x8x8さんは、これまでに決勝戦に進出を何度かしたことがあるものの敗退していきました。今回の優勝が念願だったそうです。

8月には東京にも進出!?

そして8月5日-11日から東京都美術館にて「ゆるゆる書道バトル」の様子を展示することが決定しました。5日、6日には主催者のなっつさんも東京都美術館にて参加を予定しています。

文字を書く機会が少ない人も多いと思います。VRChatで書道をやれば準備の手間や掃除もいりません。ぜひ「ゆるゆる書道バトル」に参加して、たまには文字を書いてみてはいかがでしょうか?

●参考リンク
なっつさん(Twitter)
うどよしさん(Twitter)