バーチャルマーケット2023 Summerいよいよ開幕!3つの企業ワールド潜入レビュー

いよいよバーチャルマーケット2023 Summer(以下Vket)が始まりました!
7月15日〜30日まで開催される、世界最大級のメタバースの祭典です。
今回で10回目の開催となるVket、29、30日には初のリアル秋葉原でのイベント開催、ということもあり、開催前から非常に盛り上がっていました。


さて今回、筆者は3つの出展企業ワールドを先行体験させていただきました。
初の出展となる日清食品、国境なき医師団など、注目の企業さんが各自趣向を凝らして作ったブースはどれも力が入っていて、注目したい見どころが盛りだくさんです。

でも来場時にどこから見ていいかわからないぞ!と、そんな皆さんの参考になることを願いつつ、さっそくまわってみましょう。

パラリアルラスベガスでリッチな気分を

さて、最初に到着してすぐ、ゴージャスな雰囲気がダダ漏れの場所。ここが「パラリアルラスベガス」です。
すでに巨大なカップヌードルが入り口から見えます。FACTORY、ということは工場が中にあるんでしょうか??

日清のロゴのネオンがとても眩しく、目立ちますね。
建物の巨大なカップヌードルは、シーフード、カレー、醤油とロゴパッケージが変わります。手が込んでますね!

中は工場の様子の画像が貼られていました。筆者は横浜のカップヌードルミュージアムも訪れたことがあるのですが、なんとなく全体の雰囲気とかレイアウトが似てるなあと感じました。
のんびり工場見学をしているとなんだかガスが湧き出てきて、一瞬で視界が真っ暗に……。気がつくと怪しい研究室のような場所にいました。どうやら連れてこられたようですね。

培養ポッドのようなところに行くと、選択肢が現れます。

全身改造するか、一部を改造するか。?????
どうやら全身を改造すると筋肉ムキムキの「カップヌードル大帝」になってしまうようなので、一部を改造することにしてみたのですが、何と頭からカップヌードルが生えてしまいました。

その後、秘密の工場に行くのですが機械トラブルが起き、緊急脱出する事態に。

改造のお陰でゲットした能力「手から麺を発射」して上に登ります。

制限時間つきで慌ててしまいますがなんとか脱出に成功しました。
初っ端からやたらと濃い内容でびっくりですが、先が思いやられます。

さて、お次はユニバーサルエンターテイメントさん。

何でもプチゲームができるということですが……?

しばらく様子を見ていると、仕事そっちのけでスロットゲームに興じる取材陣がそこにいました。
みなさんなかなか絵柄が揃わず苦戦しているようです。意外と難しいですよこのスロットゲーム。


ちなみにポイントが貯まるとアイテム交換ができるとのことです。
頑張ってプレイして交換してみてはどうでしょうか。

さてお次はこちらも初出展の湖池屋さんです。
こちらではおいしいポテトチップスを作るギミックが展示されています。

畑からじゃがいもを収穫して、スライスして、揚げるとりっぱなポテトチップスが完成するという仕組みです。
揚げるときのジューッという音が食欲をそそります。だんだんお腹が空いてきました。

今回も広瀬香美さんが登場。リズムゲームも。

さて、ここは株式会社JVCケンウッドさんのブースです。

中に入るとそこには巨大なコンサートホールが見えます。
昨年のバーチャルマーケット2022 summerでも話題になった、広瀬香美さんの3Dキャラが
今回も登場です。

「ゲレンデがとけるほど恋したい」の曲とともに、一緒に舞台に立って踊ったり、広瀬さんがユーザーのリズム感を鍛えてくれるリズムゲームも楽しむことができます。

ちなみにこちらの2つのゲームで使用する曲については著作権に違反することがないので自由に使うことができるそうです。

ほかにニッパーくんのTシャツなどいろいろグッズも販売しているので、気になった方はぜひごらんくださいね。

パラリアル福岡でプチ九州旅行気分を

さて、ラスベガスから飛行機に乗って福岡にやってきました。到着したここは空港のようです。
出口にかわいいめんたいこさんが揃ってお出迎えです。
なんとなくどこかで見たことがあるような気がしますが、かわいいですね。

とにかくあちこちが金ピカだったラスベガスとは雰囲気が一転して、ほんわか和風ムードが漂います。

JR西日本さんのバスが会場を横切る中、見えたのは今回初出展の国境なき医師団さんのブースが見えました。

ヘリポートの隣にある、テント内のミニゲームをクリアすると、国境なき医師団の会員証がもらえるみたいです。
自分のアバターの写真入りと、特別感が漂いますね。是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

どんどん先に進んでいくと、きれいな海にでました。

海辺にはBEAMSさんのお店が見えますね。
ヤシの木に伸びてるツタのようなものに触ると屋上に行くことができます。

相変わらずおしゃれでかっこいい服が並んでいますね。こちら、リアルでもアバター衣装でも同じデザインで販売されています。おしゃれを目指したい人は要注目ですね。

地下はファッションショーができるようなスペースになっていました。
海の中のスペースは、とても幻想的で美しいです。ここでフレンドさんとプチファッションショーとかしたらきっと楽しそうですね。

突如開始された謎のご当地対決

あれ?福岡にいるはずなのに、突然静岡県が登場しました。強烈な存在感をこれでもかといわんばかりに主張しています。

焼津市では前回と同じようにマグロ解体ショーが楽しめます。さらに今回はバーチャル海釣り体験もでき、船上から様々な魚を釣ることができるそうです。

そして焼津市は何と最終日のリアル秋葉原のイベントにも登場します。
一体何があるんでしょうか??バーチャル、リアル両方で盛り上げてくれそうでとても楽しみです。

そして浜松市も存在感では負けていません。こちらは何と初出展です。
浜松市では、子どもたちの健やかな成長を祈って行う、「浜松まつり」というお祭りがあり、そこでは凧揚げが名物になっています。

こちらのブースではお祭りにあやかり、凧揚げ合戦ができます。
凧には自分のアバターや、フレンドさんの画像を反映させることができます。
皆で凧揚げ合戦も楽しそうですよね。

その他、浜松市の特産品などの展示のほか、浜松城の天守閣もブース内で再現されています。

さて進んでいくと、一転して突然夜の博多に様変わり。
屋台が並び、華やかな雰囲気がうかがえます。屋台の中にはどこかで見たことのあるような名前も見えます。

そして博多駅で乗車体験へ

進んでいくと博多駅にたどり着きました。駅のイルミネーションが美しいです。構内は広々としていて地元企業さんの展示などがあり、地方色豊かな感じになっています。

切符売り場にてICカードを買うと改札を通ることができます。
これは実際のデザインでしょうか?とてもかわいいですね。

ホームに行くとSL機関車がお目見えしました。こちらはJR九州の車両だそうです。さすがに最近の電車にはない重厚な存在感はバーチャルでも変わらないですね。

お隣の路線では西鉄の電車が佇んでいます。地元の方に聞いた限りでは、リアルでは決して見られないシチュエーションだそうですよ。

車両の中も見られるようですので、ぜひ御覧くださいね。

リアルとバーチャルをつなぐ、パラリアル秋葉原

最後にご紹介するのはパラリアル秋葉原です。
今回の秋葉原は現実で行われるイベントの会場でもあります。現実と仮想の秋葉原で、どんな内容のコンテンツがあるのか、実際に訪れて体験できるいい機会ではないかと思います。

もちろん、リアルの会場に行けなくてもバーチャルの秋葉原も楽しみがいっぱいあります。

駅を出ると目の前に2頭の白い馬と黒い馬がいます。
黒い方はなんとあのキタサンブラックです。この馬たちには、乗って移動することができます。秋葉原で乗馬体験なんてここでしかできませんね。

馬のいるところから右に進んでいくと見慣れた町並みが見えてきます。

さて一体何が待ち受けているのでしょうか?

こちらはバンダイナムコミュージックライブさんのブースです。
「涼宮ハルヒの憂鬱」と「機動戦士ガンダム 水星の魔女」と2つの作品を掲げての初出展になります。

涼宮ハルヒのステージでは、なんとハレ晴レユカイのダンス体験が楽しめます。なんだか懐かしいですね。

そしてガンダムエアリアルも秋葉原にやってきてくれました。
スレッタやミオリネといった主要キャラクターもブースに登場しています。

こちらは今回初出展の、文房具でおなじみのパイロットさんです。
巨大な筆記具の船に乗って、フレンドさんと対戦できる水上シューティングゲームを遊ぶことができます。
パイロットさんはリアルの秋葉原会場にも出展される予定です。ブースの2階には巨大な文房具が何種類も展示されていました。

明治29年創業の傘メーカーであるオーロラ株式会社さんが今回初出展です。こちらのブースでは好きな画像でオリジナル傘を作成することができます。

傘を使って空中浮遊も楽しめたりします。アンケートに回答すると傘と雨合羽を着たVKETちゃんがプレゼントされるそうなので、ぜひ回答してみてはどうでしょうか?

最後はベルサール秋葉原さんです。リアルVketの会場でもあるこちらの建物を再現し、リアルVket関連のポスターや概要などが展示されています。

リアルVketのイベントでは、現実の秋葉原の街とWebメタバース空間を連動させた新感覚の謎解きゲームが開催されます。

ミステリーデザイナーの眞形隆之氏とコラボレーションされたというこのゲームで、秋葉原の街を歩きながら挑戦してみてはいかがでしょうか。

駆け足で紹介するような形になってしまいましたが、たくさんありすぎて全部ご紹介しきれないほどの豊富なコンテンツは、きっと満足できるものだと思います。
どの企業さんもバラエティ豊かなアイディアばかりで、普段見かける企業さんの新たな一面を見られてとても親近感を持ったのは筆者だけでしょうか。

ぜひゆっくり周ってみて、新たな発見をしてみてください。