8月5日、VRChatにて今や夏の風物詩と言っても過言ではない感じの「寝転ん盆踊り2023」が開催されました。「寝転ん盆踊り2023」は今年で5年目にもなる老舗イベントです。
コロナ禍で夏祭りがどんどん中止になる中、せめてVRの中だけでも楽しく過ごしてもらいたい、との思いから生まれた寝転ん盆踊り。主催のねころさんが発案された「寝転ん盆踊り」は、毎年インスタンスがフル満員になるほどの大盛況ぶりです。
最近ではVRChat内で主催される店舗イベントや、コミュニティさんの協力があり、イベント単位でのインスタンスが開かれるようになっています。
毎年開催されるたびにインスタンスが増えていき、今年はなんと43インスタンスという非常に大規模なイベントになりました。
今回筆者は、普段キャストとして所属している店舗イベント「彼岸旅館 逢曲時(おうまがとき)」のインスタンスのスタッフとして「寝転ん盆踊り2023」に参加しました。
イベントの様子なども合わせてレポートしていきます。
今年で5年目であっても、どのインスタンスもいっぱいで入れない、という状況になっていたようですよ。
やはりこういう夏祭りの雰囲気はどこか懐かしさを感じますね。
ディスプレイには盆踊りの動画があり、見ながら踊れるようになっています。
盆踊りがメインではありますが、毎年趣向を凝らしてさまざまな縁日の屋台が登場しています。どこかでみたことのあるあの人やあのイベントの綿あめの袋とか……?
VRChatの日常を描いた漫画でおなじみのリーチャ隊長の漫画の展示などもありました。
Vketにも登場したお好み焼きどんどん亭さんの屋台なども。ううーん、おなかがすいて来ますね。
そうそう、この寝転ん盆踊りでは、カソウ舞踏団のえーすけさんが、(なるべく)すべてのインスタンスを周り、盆踊りを踊るチャレンジというのを毎年恒例でやっているそうです。
しかし年を追うごとにどんどんインスタンスが増えていき、今年はすでに周りきれないレベルになってしまったとか。
それでもできるだけ周回すると宣言していて、さっそくこのインスタンスにもやってきてくれました。
逢曲時のキャストと一緒に優雅に踊る姿は、さすがパフォーマーさんというべきでしょうか。やぐらの周りを優雅に踊って1周していると、お客さんもその様子に釘付けになっていたのが印象的でした。
逢曲時のキャストたちがやぐらの上に登り、美しい浴衣を着て踊る姿にうっとりとしてしまいます。
イベントが終わるまで、ひっきりなしにお客さんが訪れ、楽しそうに歓談していたのが印象的です。
終了してから他のインスタンスにも行ってみたのですが、どうやら公式のインスタンスではないところでも賑わっていたらしく、そこでも花火がたくさん上がっていました。
VRに行くようになってから毎年、夏祭りをVRで過ごしている筆者ですが、現実ではこのような風景は少なくなって行く中、いつまでもこの風景を見られることに感謝しつつ、来年も楽しみにしたいと思います。