PICO4とパソコンを接続するツール「PICO Connect (Beta)」がアップデートで登場。“公式”の接続方法が進化

3月12日、PICO OSの最新バージョン5.9.0を正式にリリースしたことを発表しました。今回のバージョンは、PICO4とパソコンとの接続するツール「PICO Connect (Beta)」の導入、ジェスチャー機能やPICO Video Playerにおける大幅なパフォーマンスの改善、そして開発者向けSDKの新規提供及びアップデートが盛り込まれています。

「PICO Connect (Beta)」は、従来は「PICOストリーミングアシスタント」として提供していたツールを大幅に進化させたものです。WindowsとMacの両方に対応しており、ウィンドウサイズや位置の調整、マルチディスプレイへの対応、コントローラーやジェスチャー操作のサポートが可能になりました。

UIは一新されており、SteamVRとの互換性も上がりました。パソコン側の設定では、新たに超解像度とガンマ調整が実装されています。

「PICO Connect (Beta)」はPICO4とパソコン両方にダウンロードが必要です。PICO4側は、PICOストリーミングアシスタントをダウンロード済みであればアップデート後「PICO Connect (Beta)」に切り替わります。PICO4内でツールがない場合、ストアから取得できます。
パソコン側はPICO公式サイトからダウンロードができます。

これまでユーザー間では、PICO4とパソコンの接続に公式のツールである「PICOストリーミングアシスタント」を使わずMeta Questユーザーでも使われている「Virtual Desktop」が使われていました。

今回のアップデートでは、「Virtual Desktop」と同等になったとは言い切れないものの「公式」が「無料」で提供するツールとしては選択肢に入るクオリティになったと言えます。とりあえず「PICO Connect (Beta)」を使って、さらなる機能を求めて「Virtual Desktop」を購入するのも悪くない判断でしょう。

またベータ版と銘打っていることもあり、これからのアップデートも期待できます。「Virtual Desktop」のユーザーも一度触ってみる価値はあるのではないでしょうか。