7月14日、VRChat向け3Dアバター「薄荷」が発売から4周年を迎えます。「薄荷」の名前の由来はミントの和名で、アバターのカラーリングもミントらしい緑で構成されています。女性アバターの中ではボーイッシュな側面もあり、現在も根強いファンが多くいる定番アバターとして浸透しています。
そんな中、アバター制作者のmio3ioさんから2024年8月末に「杏里」「透羽」とともにサポートが終了することが発表されました。サポート終了後もしばらく販売は継続されますが、VRChatのアップデートなどには対応しないことになります。
とはいえ、サポート終了しても「薄荷」を使い続けたい気持ちはあるのではないでしょうか。
そこで今回紹介したいのは、「薄荷」が大好きな人が集まって、交流・相互サポートし合う非公式コミュニティDiscordサーバー「薄荷ちゃんの集い」です。
薄荷ちゃんを末永く愛するコミュニティ「薄荷ちゃんの集い」
「薄荷ちゃんの集い」は、Maruさんとめるこさんが運営する非公式のコミュニティDiscordサーバーです。現在はサーバー内に100名以上が参加しており、「薄荷」の写真投稿や、遊びの約束ができます。また、おすすめアイテムのチャンネルがあり、「薄荷」対応衣装の情報共有・宣伝もできます。
今回、サーバーの運営を代表してMaruさんに「薄荷ちゃんの集い」についてメールインタビューを実施しました。以下に回答を掲載します。
「薄荷ちゃんの集い」運営メールインタビュー
――「薄荷ちゃんの集い」の設立理由についてお聞かせください。
元々、薄荷ちゃんコミュニティサーバーを作りたいと思ってはいましたが、薄荷ちゃんユーザー同士の緩い繋がりを大切にしたかったので、私個人としては設立には至りませんでした。
ただ、薄荷ちゃんのサポート終了が予告され、薄荷ちゃんユーザーが悲しむ様子を見たり、薄荷ちゃんの時代は終わったのだと悲観的な意見も見受けられ、ユーザーとして出来ることはと考えた結果、コミュニティサーバーの設立に関して同様の考えを持った数名の薄荷ちゃんユーザーと協力して、ユーザー同士での相互サポートと交流を目的としたサーバーを設立いたしました。
従って設立理由としては、薄荷ちゃんのサポート終了の予告に伴いユーザー同士の相互サポートを行う場の提供をしたかったためとなります。
――「薄荷ちゃんの集い」の目的はどのようなものでしょうか。
上記の設立理由もあり、 コミュニティサーバーの目的は薄荷ちゃんユーザー同士で相互サポートを行っていつまでも薄荷ちゃんを使って楽しめることを目的としております。
しかし、ただサーバーを作っただけではユーザー同士のサポートには至らないので、ユーザー同士との交流にも重きを置いて、薄荷ちゃんユーザー同士が相互にサポートしやすい環境づくりにも心がけております。
――「薄荷ちゃんの集い」ではどのようなことがサポートが期待できますか。
基本的にはユーザー同士の相互サポートとなるため、アバターの制作者による公式のサポートには若干劣る可能性はございますが、私含め薄荷ちゃんの改変歴が長いユーザーも数多く参加しているため基本的な改変トラブルの解決方法の提示は行えます。
また、私個人の話にはなりますが、さまざまなアバター対応(薄荷非対応)の衣装を合わせたり、キメラアバターの作成や改変で詰まりやすいちび薄荷ちゃんの改変などを行っていたりしてきました。改変方法に関する相談や薄荷ちゃんに関するさまざまな質問に応じることはできるので、気軽に相談して頂ければと思います。
――そのほか、「薄荷ちゃんの集い」ではどのようなことができますか。
例えば、写真を投稿するチャンネルでは自身の自慢の薄荷ちゃんの写真や他の薄荷ちゃんユーザーと遊んだ時の思い出を共有することができたり、薄荷ちゃんへの愛を(サーバールールで定めた範囲内で)好きなだけ語ることのできるチャンネルであったり、薄荷ちゃんユーザーと遊びたい人のために待ち合わせするチャンネルもございます。
その他にも、一定期間の間に指定のテーマで写真を撮って特定のチャンネルに投稿する「ゆるフォトコン」というイベントも不定期に開催しております。
また、今後の予定としては「部活動」という概念を導入して、薄荷ちゃんユーザー同士が好きなことや得意なことについて深めた交流をできる場も用意しようと話を進めております。まだまだ設立したばかりのサーバーなので、これからもサーバー参加者の声を聞きながらより良いコミュニティサーバーへ日々アップデートしていきたいと思います。
VRChatには過去にもSDK3やPhysBoneといった大型アップデートが行われてきました。今回のサポート終了の背景には、アップデート対応をする保守コストも背景にあります。
しかし、アバターは多くあれど、「薄荷」はただ1人です。末永く「薄荷」を愛するためにもサーバーに入って、情報交換できる場に身をおいてみてはいかがでしょうか。