VRChatって、実際どんなことができるの?先輩ユーザーが教える「VRChatでできること」

大勢の新規ユーザーの参入によって、日々賑わいを見せているVRChatの世界。

メタカル最前線ではこのたび、そんな新規のユーザーさんにVRChatの楽しみ方をお伝えするべく、ハッシュタグ企画「#VRChatでできること」を実施。結果、VRChatで過ごす先輩ユーザーの皆様から、たくさんの声を集めることができました。ありがとうございました!

本記事では、そこで集まったリプライとポストの中から、先輩ユーザーの皆様の声をピックアップしてご紹介。VRChatに興味がある方や、まだ始めて間もないVisitorさんの参考になれば幸いです。

(※すべての投稿を掲載できず恐縮ですが、「#VRChatでできること」で検索すると、他の皆様の声もチェックすることができます。ぜひあわせてご覧になってみてください)

ワールド散策に写真撮影、個性豊かなアバターやフレンドとの交流など、楽しみ方は無限大!

三号さんによる、30秒間のショートムービー。サイバーな衣装を身にまとい、さまざまな世界を巡る様子を、音楽にのせてテンポよく伝える映像となっています。ワールドとアバターだけでなく、振り向く動作や、またがっていたバイクから降りるシーン、カメラワークも必見です。

二重の虹が架かるきれいな景色をポストしてくださった、さくらさん。現実にある建造物だけでなく、どこかの誰かの想像の世界を味わえること、そして遠い世界の人とも繋がれることを、端的かつエモーショナルに紹介しています。共感できるVRChatterも多いのではないでしょうか。

VRChatの魅力と言えば、やはり「写真」は外せません。ryoさんが紹介してくださったのは、写真撮影の自由度の高さ。カメラ機能が充実したゲームも多い昨今ですが、VRChatにおける写真の表現の幅広さには驚かされます。こちらの投稿では、いずれも縦長の写真を選んで掲載してくださっているので、ぜひクリックしてご覧になってみてください。

なんでもありなVRChatアバターの中でも、「ロボ」にスポットライトを当てて紹介してくれた、S_Cromsさん。ポイントは、間近で「見れる」だけでなく、ロボそのものに「なれる」こと。3Dモデルの緻密さのみならず、ライティングによって見え方が変わることがわかる、惚れ惚れするような写真にも注目です。

獣人・動物・亜人・妖怪・ロボット・無機物など、文字通り「何にでもなれる」VRChatの世界ですが、Unibaさんはアバター同士の「体格差」に着目。物語の世界でしかそうそう見ることのない、「巨人と小人」レベルの体格差での交流が楽しめます。身体によじ登れるのは聞いたことがありますが、「食べられる」なんて体験もできるんですね……!?

十まうさんが掲載しているのは、2つのダンス動画。それぞれに異なるアバターとワールド、異なるダンス表現で魅せてくれます。フルトラッキング環境が必要ではありますが、素早いステップや、曲線的な手の振り付けも自由自在。ただ単にダンスができるだけではなく、「表現を深められる」という、ダンサーさんならではの指摘も興味深いですね。

れぐふぉいさんのおすすめは、VRChatで人気のスポーツゲーム「ペコペコバトル」! 直感的な操作で、初心者から上級者まで一緒に遊べる、チーム戦のゲームワールド。フレンドと集まってプレイしても良いですし、ユーザーイベントとして行われている集会に参加して遊んでもOK。定期開催されているようですので、ご興味のある方は覗いてみてください。

ゲーム開発者の目線で魅力を紐解いてくれたのは、VRサンドボックスゲーム『Primitier』やVRChatワールド「Treasure Scramble」の開発者、大田マトさん。ユーザー目線では普段あまり意識しませんが、「ゲーム」としての自由度の高さと、さまざまな作品や表現を受け入れる土壌が整っている点は、たしかにVRChatならではなのかもしれません。

VRChatなら、飛行機やヘリコプターの操縦もできちゃう! そう教えてくれたのは、「Virtual Reality Air Force」の四代目代表兼報道官、EJ桜川いろはさん。VRChatには飛行場ワールドが数多くあり、本格的な方法での機体の操縦も可能。初心者には少々難しく感じられるかもしれませんが、ユーザーイベントで楽しく学ぶこともできます。

近年盛り上がりつつある「VR演劇」の世界を紹介してくれたのは、晴れときどき猫団さん。観客も参加する体験型の「VRイマーシブシアター」を開催しています。演劇以外にもロールプレイ型のイベントがVRChatには数多くあるので、「演じる」ことが好きな人、興味がある人はかなり楽しめるはずです。

VRChatワールド「ホビースフィア – Hobby Sphere -」や「ホビージャパン駅前商店街」を手掛けるホビージャパンVR部さんは、リーチャ隊長のマンガを引用して紹介。少年時代に遊んだおもちゃを夢のようなサイズ感と臨場感で体感でき、大人でも楽しめることを伝えています。

あなたに刺さる「何か」が、きっとある

今回紹介させていただいた内容以外にも、VRChatの楽しみ方はたくさんあります。

あらゆるジャンルを内包するゲームワールドに、いろいろな服やアクセサリーを着せ替えて楽しめるアバターファッション。ミュージックビデオを「空間」で味わえるVRMVのワールドに、色とりどりのパーティクルが輝く音楽ライブ。VTuberファンなら、自分の推しと実際に「会う」体験だってできちゃうかも……?

もちろん、人によって合う合わないはあるでしょうし、いまいちピンとくる体験がなく、「周りの人ほどはハマれなかった」という人もいるかもしれません。ですが、VRChatの楽しみ方は、十人十色。気が向いた時にログインしてみて、おもしろそうな体験がないか、自分のペースで探してみるのも悪くないと思います。

VRChatには、ユーザーの数だけ楽しみがある。ぜひ、自分だけの楽しみを探し出してみてください。