
やあ、しなのちゃんだよ。
今、きっと皆さんはこの可愛いしなのちゃんがにゅっと出てくる様子から目が離せなくなってしまったのではないでしょうか。
こちらの画像はGIFアニメーション画像と言って、簡単に説明すると動画やアニメーションを簡易的に表示できる画像フォーマットの一つです。要は動く画像といったところでしょうか。
パッと見たとき、動きがあるだけでも目を引く力があるGIFアニメーション画像。こちらの画像を実はVRChat上で簡単に作成できるカメラがあることをご存知ですか?
ということで今回は「GIFアニカメラ」というカメラアセットを紹介していきます。
GIFアニカメラとは?
GIFアニカメラとは、2022年8月に8yaより発売されたWindowsアプリとアバター用ギミックシステムのセットです。価格は1000円です。
タスクトレイに常駐するタイプの専用アプリケーションを使用して、カメラで写した映像を気軽にGIFアニメーションとして録画することができます。
撮影はアバターに組み込んだメニューからOSCを通じて行うことができます。撮ったGIFアニメーションは専用アプリケーション上でトリミングも可能です。
なお、撮影の仕組みと専用アプリケーションの仕様上、WindowsでのPCVRでの動作が前提です。Androidやデスクトップでの動作は未対応となっています。
導入は簡単ツールで楽々セットアップ!
GIFアニカメラのセットアップは専用アプリケーションとアバターの2ステップがありますが、両方とも簡単な設定で完了します。
まずはアバターからセットアップしていきます。GIFアニカメラ本体を使用したいアバターのプロジェクトへインポートし、上部のツールバーに追加される「8ya」から「GIFAniCam Setup」を選択します。

表示されたツールの「Avatar Descriptor」の欄に使いたいアバターを選択し、「Setup」をクリックします。

設定したアバターに「GIFAniCam_UI」が追加されていれば、アバターのセットアップは完了です。あとはアップロードをしておきましょう。

次にWindowsアプリケーションをインストールしていきます。
Boothからダウンロードしたフォルダーの中に、「GIFAniCamSetup」から始まるexeファイルがあるので、これを実行します。

環境によってはMicrosoft Defender SmartScreenによって実行が停止され、以下の画面が表示される場合があります。この際は「詳細情報」→「実行」の順番にクリックし、実行を許可しましょう。


実行後しばらく待つと、タスクトレイにGIFアニカメラのアイコンが表示されます。
以降、GIFアニカメラを使用する際はVRChat起動前にタスクトレイにアイコンが表示されているかどうかを確認しましょう。
表示されていない場合はインストールしたアプリを再度実行すればOKです。

最後に、VRChat側でOSCを使用することができるように設定します。
リングメニューを表示して、「オプション」→「OSC」と移動し、「有効」のトグルがONになっていることを確認してください。

これでGIFアニカメラを使用する準備ができました。
では、撮影に行きましょう。
リングメニューから簡単撮影、専用アプリでトリミングも
GIFアニカメラはVRChatのカメラモードの1つであるStreamCameraモードで映った映像をキャプチャして撮影を行います。
その特性上StreamCameraを使わない場合は自分の視界に映る映像を撮影することになります。撮影前には、忘れずにStreamCameraモードであるかを確認しましょう。
設定箇所はカメラの下側にあるパネルから、「カメラのモード」の「ストリーム」です。

カメラモードの確認が出来たらいよいよ撮影です。撮影開始と終了は両方ともリングメニュー上で行います。
アバターのエクスプレッションメニューから「GIFAniCam」を選択します。

あとは撮影を開始したいタイミングで「Start」、終了したいタイミングで「Stop」を選べばOK。これでGIFアニメーション画像が出来ちゃいます。

撮影したGIFアニメーション画像は専用アプリにストックされます。
アプリ下部に並んだ写真を選択すると、撮影したGIFアニメーションがループで再生されます。黄色いシークバーを使えばトリミングが可能です。
両端のつまみを使って好みの長さに調整しましょう。ちなみにですが、Xに投稿する際の画像容量制限は15MBほど。これは撮影したGIFアニメーション画像で言うところの約8秒ほどに相当します。アニメーションの長さが8秒以下であれば👍アイコンが表示されるので目安にすると良いでしょう。

トリミングが終わったらExportボタンで好きなフォルダーに保存できます。
なお、撮影したデータはアプリ内のデータ保存領域に溜まっていき、たくさん撮影するとそれなりのデータ容量になってしまうので、保存して満足できたらDeleteボタンを押してこまめに整理をすることが推奨されています。
あとはこれらを駆使して思うがままに撮影するだけ。
実際に活用してみた
ということでいくつか遊んでみました。

ただ回るだけでもかなり楽しい。
いい感じに撮影してトリミングをうまく使えばループして見せることも可能です。

動きがあるからこそ、カメラ標準装備のフィルターも輝いて見えますね。

乗り物系ワールドとの相性も抜群です。迫力のある走行シーンを手軽に撮れるのも魅力。

カメラドリー機能と組み合わせればダイナミックなアニメーションも撮れちゃいます。

VRC Photo Overlay Systemと組み合わせてみました。
StreamCamera上に映っていれば何でもアニメーションにできるので、フレームを通して撮影すればシチュエーション撮影も捗ります。
ちなみに、撮影したアニメーションの縦横比は640×320で切り出されるので、組み合わせる場合はあらかじめそのサイズでフレームを作っておくと良いです。

こちらはFlex FishEye Lensと合わせてみました。魚眼をドアスコープに見立てて。
ドアを開けたくなっちゃいますね。
工夫とアイディアで楽しみ方はぐんぐん広がります。

なんならアバターを映さなくたっていい。
心に焼き付けたい風景を、手軽にアニメーションで残してみませんか?
今回は「GIFアニカメラ」を見ていきました。
いつもの撮影の選択肢としてGIFアニメーションという択を手軽に追加してくれるカメラです。ひと目見たときのインパクトを大きく足すこともできますし、より鮮明にその場の熱を切り取ることもできます。
そんなGIFアニカメラ、ぜひ手にとって皆様の素敵な日常を切り取ってみてください。

またね~