廃墟ってなんか惹かれませんか?
自分は、廃墟が好きで現実の世界でもあちこち見に行っています。しかし、大型の建造物は管理されていて許可が必要だったり、廃墟の崩れ具合によっては転落などの命の危機に関わったりすることも多々あります。もちろん服装や懐中電灯などの装備も必要になってきます。
でも、もしも、安全な場所から、好きな時に、好きなだけ、廃墟探索ができるとしたら? そんな夢のような体験を可能にするのが、VRChatのフォトグラメトリ廃墟・遺構ワールドです。
廃墟マニアはもちろん、「興味はあるけど実際に行くのはちょっと…」という方にも、ぜひチェックしてください。
【Mayakan VRC】廃墟の女王「摩耶観光ホテル」をVRで探索
廃墟の女王、摩耶観光ホテル。
廃墟界で『マヤカン』と聞いて知らない者はいないのではないかというくらい有名な物件です。通常は内部に入ることができないので、マニア必見のスポットです!
光の差し込みもきれいに設定されており、廃墟ならではの幻想的な雰囲気がさらに増幅されていて美しい光景が広がっています。足元が崩れる心配をしないで歩き回れるのはいいですよね。
【デジタル ハクドウ駅】巨大ウサギが住む?京成電鉄 旧博物館動物園駅VR
京成電鉄の使われなくなった旧博物館動物園駅のワールドです。プラットフォームの奥には巨大うさぎのオブジェが展示されていることでも知られています。
地上の西洋式建物も再現されています。いきなり地下から始まるわけではないので現実から異空間に向かう独特の雰囲気が味わえます。そもそもVRで異世界に入っているようなものですが。
ホームに降りると電気は通っているものの、劣化がひどく人の気配が全くない独特な雰囲気を体験できます。実際には電車が通るので線路には降りないでくださいね。
【Ikejima Ruins -池島廃墟-】自然に還りゆく炭鉱の島をVR散歩
「Ikejima Ruins -池島廃墟-」は、人が減り植物に侵食されだした池島を散歩するように見ることができるワールドです。
直近まで稼働していたこともあり、建物が植物に浸食されていく過程を見られます。
現実では2001年に炭鉱は閉鎖しましたが現在でも住んでいる方もおり、観光客向けに炭鉱ツアーなども実施されています。
【GunkanjimaVerse】軍艦島をVRで隅々まで探索!
炭鉱施設の名残が多く見られる端島、またの名を軍艦島。今では観光ツアーが組まれるようになった巨大廃墟群、通常のツアーでは回れないようなところにも環境を気にせずに行けるワールドです!
65号棟や67号棟の有名な「X階段」も間近で見られます!近年では30号棟が崩れるなど、劣化が激しくなってきているので、VRChatのワールドで安全に巡れるのはいいですね。
島全体が作られているのでとても広いワールドです。飛行アバターなどがあると便利です。
【Abandoned Fukuchiyama Line VR】廃線跡ハイキングをVRで!福知山線VR体験
かつて機関車が走っていたJR福知山線の廃線跡をハイキングコースとして解放した観光スポットをフォトグラメトリしたワールドを紹介。
山間を抜けるため、自然を感じられます。。2武庫川橋梁などの見所もちろん再現されています!無限歩行できる人は友人と話しながら散歩してみるのもいいですね!
【友ヶ島旧海軍聴音所跡地】歴史の息吹を感じる……友ヶ島旧海軍聴音所跡地VR探索
大阪湾に進入する潜水艦のスクリュー音を24時間体制で警戒し、有線式の機雷で迎撃する施設の跡地をフォトグラメトリしたワールドです。
無機質なコンクリート、レンガ造りの建物でどことなく涼しさすら感じます。現実のここはもう少し暗く見づらいのですが、ワールド内では明るくしているため細部まで見やすく工夫をされています。
【Nakagin Capsule Tower 3DDA】解体されたメタボリズム建築「中銀カプセルタワービル」をVRで偲ぶ
中銀カプセルタワービルは、老朽化により2022年に解体された集合住宅です。部屋単位ではまだ残っていますが、解体前のビルが丸々残っている状態を見られるワールドです。
居住していた方は懐かしい風景がたくさん見られるのではないでしょうか?思いもよらない場所にも行けたりするので、思わずこのワールド内でかくれんぼをしたくなります。もう見ることができない完成状態のビルに帰りたくなったらぜひおいでください。
フォトグラメトリは写真や動画をもとに作成されるものなので、基本的には現実の場所をデジタル空間に 再現するものです。そのため、撮影時の空間をそのまま保存、アーカイブ化できます。
クリエイターが創造するワールド以外にも、フォトグラメトリを使った実在する場所のワールドも魅力的なので、ぜひ行ってみてください。