9月20日から10月6日までの17日間、オンラインイベント「TOKYO GAME SHOW Digital World 2024（以下、TGSDW2024）」が開催されます。2021年より開催されてきたオンライン会場は今年で4年目。名前も新たにしたビッグイベントの会場の一部を、本記事で先行レポートします。
今回から名称変更。テーマは”お祭り”
TGSDW2024は、大型ゲームイベント「東京ゲームショウ2024」に合わせて開催されるオンラインイベント。これまでの名称は「TOKYO GAME SHOW VR」でしたが、VRのタイトルのみを扱った会場ではないことを、出展企業や来場者の方に知ってもらうために、今年より名称変更したとのことです。
会場は、株式会社ambrが提供する「xambr（クロスアンバー）」が使用されています。そのため、PCVRやPCだけでなくスマートフォンからも参加することが可能です。また、アップデートによって同じ会場に最大500人まで同時接続ができるようになったため、これまで以上にたくさんの方とTGSDW2024を楽しむことができます。
4度目の開催となるデジタル会場のテーマは、「ゲームアイランドで開催される”お祭り”」です。天空に浮かぶ会場は、たくさんの提灯や花火が打ち上げられ、とても楽し気な雰囲気になっています。
昨年と同じく公開されるエリアは、大樹がある中央エリアと、企業が出展するエリアの3つがあります。それぞれのエリアには住人が住んでおり、来場者を出迎えてくれるでしょう。ブースだけでなく、そのエリアの景色や住人の会話に注目するとその世界観が見えてきます。
会場内では、”クエスト”が用意されており、達成することでTGSDW2024で使用するアバターなどを手に入れることができます。一定数のクエストをクリアすることで隠しエリアに行くこともできるため、ぜひ参加しましょう。
また、過去の開催回で行われていたオリジナルグッズの販売が、TGSDW2024で復活。シャツには、ゲーマー心をくすぐるようなワードがデザインされています。
記念撮影だけでなく試遊も!? 大人気ゲーム企業ブースを先行体験
今回の先行体験では、大人気ゲームの『パルワールド』と『8番出口VR』のブースを見学させていただきました。
パルワールド
今年話題になったモンスター育成オープンワールドサバイバルクラフトゲーム『パルワールド』がTGSDWに初出展。ブースには、「オコチョ」や「ンダコアラ」など多くの人気「パル」たちが並び、動いている様子を見ることができます。公式でパルたちをVRで見ることができるのは、現状ここだけです！
もちろんパルたちと一緒に撮影も可能です。お気に入りのパルと一緒に写真を撮りましょう！
また、先述したクエストの内容に、パルを探すものがあるそうです。今回のTGSDW2024では新たな取り組みとして、ブース外にもキャラクターがいるらしく、会場散策がさらに楽しくなりますね。
８番出口VR
こちらも大ブームとなったゲーム『8番出口VR』のブースです。『8番出口』は、「8番出口ライク」と呼ばれる異変探しゲームジャンルが作られるほどの影響を与えた人気タイトル。同作のVR版である『8番出口VR』は、VRゲームメーカー・パブリッシャーのMyDearest株式会社によりVR化され、新しい要素やVRならではの没入感を楽しめる作品です。
地下鉄の入口から中へ入ると、見慣れた地下通路が現れ、いつものおじさんが向かいから歩いてきます。『8番出口VR』のゲーム内容を再現しており、実際に異変を探してゲームを進めることが可能です。まるでVRゲームの試遊です！
看板の裏には、作中使用されている3Dモデルの展示があります。普段は動いているおじさんたちとも撮影できるチャンスです！
TGSDW2024の追加要素
TGSDW2024から新たに登場した要素もいくつかご紹介します。
AI NPCが登場！声やチャットであなたをサポート
まず、AIの相談員「AI NPC」が来場者をサポートする機能が追加されました。
「AIガイド」は、声や文字を入力することで質問することができ、説明や案内をします。会場内で困ったことがあった際や、気になるものを見かけたときは、「AIガイド」に聞いてみましょう。
「AIショッピングガイド」は、オリジナルグッズコーナーに設置されており、商品の説明や見どころの説明をしてくれます。
会場内で楽しめる立体音響
また、ソニーが開発した360立体音響技術「360 Reality Audio（サンロクマル・リアリティオーディオ）」が会場に使用。より臨場感のある音響になったほか、立体音響を体験できるスペースも用意されています。
砂漠のエリアでは、オアシスのような場所に立体音響体験ブースがあり、水の心地よい音を聴くことができます。
設定から立体音響機能をオフにすることもできるため、その没入感ある立体的な音を比較してみてください。
立体音響ブースは、他のエリアにも用意されているので、見つけた際は立ち止まって、耳を澄ましてみましょう。
テーマ「お祭り」は伊達じゃない。
今回のTGSDW2024は、昨年よりも来場者を楽しませる要素がとても増えているように感じられました。会場内の装飾や、展示の体験など各所にちりばめられた遊び心は、来場者にただ作品を知ってもらうだけでなく、ゲームを楽しむことを届けたい気持ちが伝わってきます。
さらに今回は、同じ会場への同時接続が500人へと増えたため、視覚的にもお祭りの感覚を感じられるポテンシャルがあります。TGSDW2024と同じく「xambr」を使用したイベントに、今年の7月に開催された「X-NEOKET」がありましたが、同じ会場に多くの人が集まり、交流するその様子は、まさに”お祭り”そのもの。同じ感覚をTGSDW2024でも味わうことができたら良いなと思います。オンタイムやイベントデーなどがあれば実現されるでしょうか。
AI NPCなど新しい機能を追加している点にも注目で、近年AIに相談できる機能は様々なサービスやアプリに実装されていますが、TGSDW2024では来場者の良きパートナーになるかはとても気になります。
今回の先行体験では、体験できるブースは先述した2つのみで、見ることができなかった機能もあったため、実際に体験ができる時が楽しみです。
ぜひ皆さまも、「TGSWD2024」に参加してみてください！
「TOKYO GAME SHOW Digital World 2024」概要
開催情報
- 名称：TOKYO GAME SHOW Digital World 2024
- 主催：一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会（CESA）
- 共催：株式会社日経BP、株式会社電通
- 後援：経済産業省
- 開催期間：9月20日10:00〜10月6日24:00
- 入場料：無料
- 入場方法：開催期間中にアプリをダウンロード
対応デバイス
●参考リンク
・TOKYO GAME SHOW 2024公式サイト
・TOKYO GAME SHOW公式X
・ambr公式サイト
・株式会社ambrプレスリリース
・xambr公式サイト
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