8月13日から8月28日までの期間にて、バーチャルマーケット2022 Summerが開催中です。バーチャルマーケット(以下、Vket)とは、VR法人HIKKYが主催する世界最大級のメタバース展示会イベントです。
Vketの会場は、一般出展ワールドと企業出展ワールドに分かれています。今回は、企業出展ワールドのパラリアル大阪のワールドを紹介。なお、本ワールドはPCのみ対応のワールドとなっており、PCVRあるいはデスクトップから入ることになります。
パラリアル大阪のワールドは5つのエリアに分かれており、新世界、なんでやねんタワー前、道頓堀、大阪駅、空港があります。大阪の名所を1つのワールドに詰め込んだ様子を企業のブースと合わせて紹介していきます。
大阪土産の定番551HORAIで記念撮影 新世界エリア
パラリアル大阪のワールドに入ると新世界エリアへ出ます。目の前には大きくそびえ立つなんでやねんタワーが見える中に企業の出展スペースが立ち並んでいます。
タワーへ行く道の中には、コミケで新刊を落としてしまったことで話題のやしろあずきさんや阪急阪神百貨店が出展しています。阪急阪神百貨店のブースでは、大阪土産の定番551HORAIが出展しており、肉まんで記念撮影できるスペースもあります。
Vketちゃんと一緒に踊ろう なんでやねんタワー前
なんでやねんタワーの元には、PCケースを模した店舗で出店している玄人志向さんとサバゲーではおなじみの東京マルイさんが出ています。
玄人志向のブースでは、ゲーミングチェアやキーボード、グラフィックボードの3Dモデルの展示をしています。さらにダンスをVketちゃん1号と一緒に踊ることができ、ダンスモーションは、Rucchi-ルッチさんと海夏青さんが担当しています。
東京マルイでは、モデルガンを売っている東京マルイならではの精巧な銃の3Dモデルを展示。2階には「リコリス・リコイル」をはじめ銃にちなんだ作品、VTuberのコラボスペースもあります。
また東京マルイ制作のサバゲーワールド「ISLAND」「CONQUEST」は、Vket2022 Summer開催期間限定で、ブルーアーカイブ仕様に様変わり。シロコの銃とアルの銃が使えちゃいます。
株式会社コアミックスからは、キャッツアイ仕様のVketちゃんとアバターに着せられるキャッツアイのレオタード衣装を販売。キャッツアイ衣装は、桔梗、舞夜、くろなつが対応しています。
新世界エリアとなんでやねんタワー前エリアの中には、串カツが置かれておりフレンドと集まってオフ会で集まるような遊びもできます。オフ会で集まった時の定番である写真が撮れるようにスマホも完備されていますよ。
みずほ銀行でボルダリング!? 道頓堀エリア
なんでやねんタワーを抜けると道頓堀エリアに出ます。デジタル空間と現実世界が交差する街、パラリアルシティのコンセプトにふさわしく、現実の道頓堀にバーチャルならではの光が彩られています。
道頓堀エリアにかぎらず、パラリアル大阪の各所には企業・コミュニティが入り混じって広告を掲示しています。企業でいえば、実際の道頓堀と同じ場所にあるアサヒスーパードライの広告や、大きなカニが印象的なかに道楽の広告があります。
コミュニティからは、歌声つかささんのコラボカフェ広告が掲載されています。歌声つかささんは、VTuberのように見えますが実際には存在しません。コラボカフェのワールドは存在しますがVketには出展していません。ですが、ビルの上階という場所も相まって実際にあるかのような存在感があり、ユーモアを感じる作りです。
道頓堀エリアでは、BEAMSとみずほ銀行が出展。今回のVketで4回目の出典となるBEAMSは、はじめてのリアルとバーチャルで同じ服を販売するデジタルツイン商品にチャレンジしています。アバター衣装は、桔梗、ウルフェリア、碼希が対応されており、店内で試着できます。
みずほ銀行のブースでは、1階では銀行店舗の内観で、2階以降では金融クイズを解きながらボルタリング体験ができます。
ボルダリングと金融クイズを越えた先には、みずほ銀行が印された王冠とバーチャル道頓堀の絶景が待っています。ボルダリングの運動量と相まって達成感があるので、ぜひ挑戦してみましょう。
そして、大阪駅に向かう前には大阪の代名詞と言っても過言ではないくいだおれ太郎が待っています。
大阪駅から特急はるかに乗って関西空港へ
過去のVketではJR東日本グループが出展して秋葉原駅を再現して話題を呼んでいましたが、今回はJR西日本グループが初出展。大阪駅の構内から時空の広場まで再現しています。
また、時空の広場にあるカフェスペースとステージはリアルの大阪駅と連動。カフェスペースでは、人気VTuberコラボユニット「パラレルウォーカー」とのコラボが行われ、ステージでは吉本興行所属の芸人がリアルとバーチャルでお笑いライブや公開ファンミーティングを行います。
券売機に触れるとJR西日本が発行しているICOCAが出てきて、実際にワールド内にある改札口で使えます。改札口で使った時の音が気持ちよく、つい何度も改札口を行き来していました。
ホームに降りると、ハローキティとコラボした関空特急はるか(281系)に乗車できます。電車が来るときのアナウンスと電車の鳴り響かせる音が、実際に使っているもののおかげなのか、実際にホームに来たのかと錯覚するほどの臨場感がありました。
電車に乗った後も油断はできません。外にはゴジラが見えたり、道頓堀の上を走ったりするので外を眺めながら電車の旅を楽しみましょう。
2つの自治体がふるさと納税を推進! 空港エリア
電車に乗った先は空港エリア、改札口から出ると空港エリアらしく持ち物検査を待ち受けています。
持ち物検査を通った先に待っているのは、ふるさと納税をしようと書かれた立方体のオブジェクト。手前にあるマネーガンで打ち込むとふるさと納税を体験できます。
ふるさと納税ということで、空港エリアに出展しているのはふるさと納税を目的とした2つの自治体となっています。どちらのブースもふるさと納税のサイトへ行けるようになっているのですぐに寄付が可能です。
1つ目はマグロ解体ショーを体験できる静岡県焼津市があります。包丁を持ってマグロ解体をしたり、漁船に乗って記念撮影ができます。漁船での写真は、フレンドと一緒に撮ったら賑やかになると思いますのでオススメです。
もう一つの自治体は、泉佐野市。ふるさと納税が盛んな自治体となっており、お礼品の3Dモデルの展示がされています。そして黒毛和牛で肉を焼くことができ、焼ける音が食欲をそそります。
筆者は今回はじめてのVketの参加でしたが、VRChatのユーザー好みに合わせたブースの作りになっているのを多く感じました。
企業ブースを見て回ると大阪の名所を堪能できるパラリアル大阪、記事では紹介できなかった出展企業もありますので、ぜひ自分の手で見にいきましょう。
●参考リンク
・バーチャルマーケット公式サイト
・バーチャルマーケット公式Twitter