サンリオVfesが提供する投げ銭機能「パフォーマーギフティングシステム」!みんなとなかよくしていくための新しいコミュニケーションの形

ギフティングされたアイテムを持つ若魔麦たるとさん

3月9日から開催中の「Sanrio Virtual Festival 2025」(以下サンリオVfes)で、ある試験的な取組みが公開されました。それは、有料投げ銭機能「パフォーマンスギフティングシステム」です。その名の通りこのシステムでは、無償ギフトや購入した有償ギフトを、VRChatのワールド上でパフォーマーに向けて直接プレゼントすることができます。

今回はこのシステムのトライアルも兼ねた、グリーティングイベントに参加。ギフティングシステムについての特徴や魅力、開発したその狙いについてをご紹介します。

ギフティングシステム概要

ギフトの購入は、バーチャルサンリオのマイページにある「所持ギフト」から行います(グリーティングチケットの購入者のみ)。このページからイベント前にギフトを購入しておくことが必要です。

購入ができたら、VRChatで指定のワールドに入り、以下の方法でギフトを投げましょう。

ギフト使用方法

VRヘッドセット

  1. 右コントローラーのスティックを下に数秒倒すor右手のコントローラーをトリガーを押した状態で上から下に降ろし、メニューを表示する。
  2. 好きなギフトを選択して「おくる」を押す。

PC

  1. キーボードのEキーを押してメニューを表示。
  2. 好きなギフトを選択して「おくる」を押す。

Android

  1. 画面左上の「メニュー」ボタンを押してメニューを表示。
  2. 好きなギフトを選択して「おくる」を押す。

パフォーマーへの投げ心地

笑顔の若魔麦たるとさん

今回は、サンリオとClaNが手がけるVTuberプロジェクト「にゃんたじあ!」の若魔麦たるとさんのグリーティングイベントに参加しました。

ギフティングしたアイテムを持つ若魔麦たるとさん
ギフティングしたアイテムを持つ若魔麦たるとさん

メニューを表示し、ギフトを選択すると、即時ギフトがたるとさんの頭上へ弧を描いて飛んでいきました。飛んだギフトは、パフォーマーが掴むことができます。

ギフティングのメニューカラフルな星やプレゼント箱の形をしたギフトが選択できる
ギフティングメニュー

操作は3Stepでとても簡単。事前にギフトを購入してけば、手軽にギフティングが行えます。

購入したギフトについては、その場で使い切る必要があり、次回へ持ちこすことはできないそうです。購入したギフトは全て推しへ送りましょう。

※今回体験したギフティング機能は、開発中のため今後仕様が変更される可能性があります。

ギフティングでなかよく。やがてはユーザー同士でも。

株式会社サンリオの開発担当渡辺さんから、このギフティングシステムを開発した狙いについて話を聞きました。

きんとと

今回の取組みのポイントについて教えてください。

渡辺さん

今回の取組みについて、サンリオが目指す「共創」と「コミュニケーション」という2つの観点が大きなポイントになっています。

共創について、サンリオはサンリオVfesを通じて多くのクリエイターと協力しながら、新しいエンターテイメントを生み出してきた実績があります。その中で、今後もクリエイターと共に新たなコンテンツを創造していくために、今回のイベントではギフティングを取り入れ、出演者やクリエイターに還元できる仕組みを模索しています。

コミュニケーションについては、サンリオの理念である「みんななかよく」を叶えるために重視しており、これまでのサンリオVfesの開催を通して、バーチャル空間でのグリーティングは、新しいエンターテイメントの可能性を秘めていると考えています。昨年の夏に開催された「Mashumairesh!!」のイベントでも、多くのファンからの反響があり、他のプラットフォームよりも豊かな交流ができました。そこから、出演者やクリエイター、ファンがより密接に繋がれる場として、活用できないか考えています。

ギフティングを通じて、コミュニケーション体験をもっと密接で楽しいものにしていきたいですね。

きんとと

このシステムは今度どのようなアップデートがされていくのでしょうか?

渡辺さん

ギフティングシステムは、今後パーティクルといった視覚的なアップデートに加え、ファンミーティングなど一対多の場面で活用できる改良を加えていきたいです。

現状、技術的なハードルや、オペレーションの関係でまだ難しいですが、VRChat社と連携して、そのようなコミュニケーションを取れる場所づくりを目指していきたいです。将来的には、サンリオVfesのライブシーンでの活用や、ユーザー同士でも何かを送りあえるような機能にしていきたいです。

グリーティングで撮った若魔麦たるとさん、メタカル編集部とのスリーショット

参考リンク

サンリオバーチャルグリーティング公式サイト
若魔麦たると(X)
にゃんたじあ公式X